初春のニュージーランド アルプス街道
オークランド経由クライストチャーチ

9月18日



 オークランド9:45到着予定の所やや遅れて飛行機が降りる。ここでクライストチャーチ行きの国内線に乗り換えることになっている。11:30発なので間に時間がない。現地係員がいるということだが、自分たちで乗り継ぎ手続きした方が楽だよね、などいいながら入国手続きを終え荷物受け取って税関・荷物検査と進む。
 ニュージーランドは検疫システムが厳しく食品はもちろん動・植物製品や靴なども申告の対象となる。ブーツ一足スーツケースに入っていたのでこれは申告、別のカウンターでスーツケース開いて審査後(もちろんOK)すべての荷物を食品検査用X線装置のある場所へ。ここで手荷物のバックが「ピピー」?! 係官がバックを開いて中の荷物ばしばし探している。こちらは見ているだけ。でもバックの中って本と洗面具と衣類と化粧品ぐらいなんだけどなあ食品も入ってないし・・・。まず取り出されたのがウールのマフラー。ああ、これ、という顔をしてもう一人の係員に提示。これは大丈夫。そして封の切れた総合感冒薬(ふぁるが風邪気味だったので持ってきた)。これだこれだと、取り出してきた。あれが検疫チェックされちゃうわけ?! "It's medicine." ふーっ、何とか通してもらえたよぉ。

 通路を通って到着ロビーへ。ここに現地係員の方がいて乗り換えて続き案内をしてくれたのだった。HISと私たちと同じAVAツアー、4グループ計10名。ツアーというよりみんな個人旅行。すでに10時半を過ぎている。13:00発のクィーンズタウン行きの飛行機に乗る人がいたらしく全員そろったのが遅い。あと、1時間だ。
 国内線乗り場までは歩いて15分、自分でだったら歩いてる(というかそもそも集合待ち時間とかのロスないわけで)けれど、ここはシャトルバスで移動。次のバスが車でこちらでお待ちください、と、外は寒いのでバス乗り場に近い入り口で待機するように指示を受けてその場にいた。先頭にいたはずなのにいざ乗ろうとしたらそこへ後ろドアから勢いよく団体御一行様。30人前後だったかな、添乗員同行某○ラブツーリズムツアー客が、ベテラン添乗員さんの指示の元わらわらとバスの両ドアから乗り込む。さすが要領がいいというか迫力というか。
 で、こちらはバスが来たときなぜか一人席を外していて(13:00の人だ)タイミングで乗り込めない。あれよあれよというまにバスはいっぱい、行ってしまった。バスの間隔15分以上あるよ、大丈夫>飛行機? この時点で10:45。あと45分。
 現地係員さん、手慣れていない感じ。Cityバスに交渉して一同それに乗せてもらえることになり国内線乗り場へ移動するもNZ航空のチェックインカウンターに着いたのは11:15過ぎ。
 
 えっ、大丈夫?

 航空券各人各様。一回確認したときにチェックあまかったんじゃぁ・・・・。
 なぜか最初に13:00発クィーンズタウンに乗る人の手続き。チケットが違うとばたばたするも搭乗券発券されて後で合う場所指示されて2人去っていく。
 次クライストチャーチ行き(11:30)4+2+2の手続きにかかる。まず2人、これがまあすんなり。次に2人、またここで航空券違うなどばたばた。確認確認あれこれあれこれ。どんどん時間がたっていくよぉ。
 発券カウンターのお兄さん、「残り4人は乗れないよ」と。
 現地さん「でも〜」
 「Too Late!」って何回も言われているよ。遅れたから当日券売っちゃったから席がないってさ。
 ここでまた5分。
 結局我々家族はじかれて・・・。
 しょうがないかぁ。(--;)
 
 そもそもかなりきつい乗り換え時間の上(といっても完全個人だったら平気だったとぼやきたくもなるけど、ツアーを選択した時点で;_;)、現地さん要領悪すぎ。
 でも、あの団体ご一同様はきちんと飛行機に乗ったんだろうなあ。。。

 電話連絡して呼ばれたベテラン係員さんやってきてカウンターで交渉。13:00発の搭乗券を発券してもらえた。トランクを預けてやれやれだ。トランクといえば先に飛んだうちの2人のトランクは飛行機積み込みに間に合わなかったらしく我々と一緒にクライストチャーチに着いたのだった。
 おわびに、と、空港内Refreshment Cornerの金券、一人6$渡される。日本円で500円弱が1時間半分の代償かぁ。時間は金額には変えられない、特にまだ昼の時間が短い南半球では、だけど。
 Sweet Chill with best coffee tea にて昼食。もちろん金額これでは足りず。ビーフサンドなど。一人前が大きいというか具の量が多い。

 定刻に飛行機クライストチャーチに向けて飛び立つ。が、この間の飛行機ときたらまるでジェットコースター!! 山を越えるときが一番だったが揺れる揺れる。シートベルト着用ランプはついたままだし、酔って具合の悪くなった乗客も近くの席だけでも何人も。クライストチャーチで迎えにきてくれた方が無事飛行機が降りられてよかったですね、といっていたくらいだから、かなり微妙だったんだろうなあ。
 急遽頼まれたと、出迎えてくれた男性、どうも他社の方らしい。予定通りじゃなかったので現地対応もうまく動かないのかも。「冷たい南風」という言葉が話の中で出てきて、南半球を実感する。ホテルで別の係員(彼女もオークランドの方と同じく若くて、それが悪いというわけではないけれどちょっと言葉足らず、というか、我々も急いでいたが彼女も時間がなかったようだ)にざっと説明を受ける。
 到着したときは晴天だったのに、ホテルについて1時間のうちにwarm から cold へと大代わり。春から冬に戻ったよう。この冬は寒かったと言っていたなあ。やっと春になり始めている。桜も咲き始めて・・・。

 16:00頃。さあ、とホテルから出かけようとしたら雨。雨具を取りに戻ってレインコートはおり再出発。ホテルはビクトリア公園と道を挟んで反対側にある。中心に近い。まずは大聖堂広場へ。ゴシック様式のイギリス国教の【カテドラル(大聖堂)】を見学。高さ63mの尖塔にも登って凍えながらバルコニーで市内を見下ろす。
 次は全長2.5kmの路面電車トラムに乗って一周ぐるり。大聖堂広場を出発して、アートセンター・植物園・カンタベリー博物館・ビクトリア広場など観光名所を外から見て25分。乗り降り自由なのだけれど振り出しに戻る。
 夕方になってきたがもう少し歩いてみようとエイボン川に向かう。雨が冷たい。どんよりとした寒空の下で桜が白く光っている。 川では孵ったばかりのかもの親子がゆったりしていた。「か・わ・い〜い^^」 カメラもって追いかけ回すゆにとふぁる^^。
 エイボン川沿いに歩いて【キャプテンスコットの記念像】。クライストチャーチは南極への拠点地である。アムンゼンに対するスコットの悲劇は心に残っている(英語のテキストで読んだっけ、昔)。第一次世界大戦当時の記憶の残る【追憶の橋】。エイボン川の左側の川岸をケンブリッジテラス、右側をオックスフォードテラスって呼んだるんだってよ、など言いながらミニイギリス気分。
 日も暮れてきた。ちょっと離れた場所にあるショッピングセンターを目指す。寒いとか疲れたというふぁると相方は無視。全然歩いてないよね、南欧時に比べれば、とゆにとどんどん歩いて、地図片手に歩いたが道一つ間違えたらしく二重にぐるぐる回って何とかたどり着く。ちょっとした土産やクッキーなど買ってホテルに戻る。ショッピングセンターにある品いろいろで、買わないものまでいろいろ見て回るのが楽しかった。

 いったんホテルに戻り着替えて食事に。市内めぐりに出かける前に予約を入れておいたので間に合うように出かける。カジノ前にあるHay'sというお店、ニュージーランド料理というかラム肉料理が有名というのでぜひおいしいラムをと出かけたのだった。
 today's menuしかありませんとのことで、オレンジとハーブ入りのキャロットスープとグリルドラムのミントソース。drink頼んだはずなのに無視されたのか忘れられたのか・・・。アルコール飲みたかった相方が結構怒っていた。自分で聞かずにいるのもまずいんじゃぁ(・・)。食事終了時に日本人のシェフさんでてきて事情説明される。お詫びにとteaとデザート。ウェイトレスさん、全員が金髪で美形だったのだけれど隅の方でおしゃべりしていたりでちょっとなあという感じ。スープはおいしかったし、普段ローズマリーメインの味付けでラムを食べるのでミントソース味は新鮮だっただけに残念。
 カジノに入ってみたいねえ、とゆにといいながら、制限年齢は超えてるから大丈夫なはずだけど日本人は童顔に見られるしどうしようなど言いながら横目で眺めるだけでホテルに戻る。やっぱり敷居が高いなあ。朝の時間を男性陣と打ち合わせてから消灯。


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