さっきの
誘い
幸とは
錯覚してないよ
醒めてることが約束


寂しさ埋める
錯乱の
祭礼
妨げるものなき
小夜


最後の
さよなら
砂上の
歳月
再会不可


知らない顔    
してるはずなのに
叱る貴方に
従いつ
しばしまどろむ


芝居捨て
静かに君に
沈み込む
終局の
瞬間


好きですと
すなおに
すがれたら・・・
砂積み上げる
ストーリー


せめて
背中みてるだけでもと
背伸びしていた
セピア色の
線香花火


そばにいる
その言葉に
添えたなら
それ以降の
喪失は


送別
それもまた
相対的なものだと
そっと
そ知らぬふり







挫折の
残骸
戯れ言すら忘れられぬ
ざらついた
残夢







自嘲は
自己欺瞞
磁石に
呪縛された
自意識


ずっとこのままと
ずぶ濡れの夜
頭痛言い訳
ずらすの
ずるいよ


絶望的な
ゼロ未満
絶対絶命の
前兆
是非もなく







ぞんざいに
造花扱いされたら
憎悪曲線
増加するの
造作ないけど

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