カミソリのように
構えなくていいよ
身体揺する
彼の中
肩震う


悲しみは
抱え込んだ
回想
悔恨の
感傷


駆けいそいだ
かつて
影でもいいと
彼の人に
傾ぶく


今日で終局だと言い切った
君の
キス
傷もいっしょに
刻みつけて


朽ち果てても
悔いなしが
口癖なあなたの
蜘蛛糸からみ
崩れ落ちる


権利の有無なんて言わないで
決して
消すことできない
継続したままの君への
傾倒


今朝の目覚めをも
けだるき
経験かのごと
煙に紛らし
軽薄装う



殺しても
この

このまま


言葉では
応えてくれぬ
コミュニケーション
今宵も君に逢える
転がり落ちるそれもよし







願望は
硝子細工の
玩具
岩礁で
がんじがらめ







犠牲じゃないから・・・
技巧のみにて
偽装する
ぎこちない
逆説


偶像化したわけじゃない
偶然の出会いが必然になってしまったら
ぐらつけないよ
グッドバイの時がきても
グレーゾーンに立ち尽くす







幻影を追っているだけなのか。
現実は
激流の中
限界を超え
幻惑されたまま







語彙少なく
誤解招くとも
ごめんが言えぬ
極上までもの
傲慢欺瞞

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