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尾瀬の花図鑑 | 尾瀬の花 | 尾瀬自然保護ネットワーク |
標準和名 | 科・属名 | 漢字表記 |
ザゼンソウ | サトイモ科 ザゼンソウ属 | 座禅草 別名:ダルマソウ(達磨草) |
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本州〜北海道の平野部・低山・山地・亜高山の低層湿原・湿った草地・小川の岸辺・水田の畦道などに分布する多年草です。 ミズバショウは冬の保温効果のある多雪が必要で、小雪の関東ではあまりミズバショウは自生していませんが、ザゼンソウは秩父山間部の湿った場所、群馬県:赤城山の南麓、長野県南部の伊那谷平野部の林の中にも生えています。 お坊さんが法衣をかぶって座禅を組んでいる姿に見立ててザゼンソウと名づけられ、ダルマソウも花の姿をダルマに見立てて名づけられたようです。 |
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江間章子さんが作詞された「♪夏の思い出」にあるように、尾瀬はミズバショウが有名で、その数も膨大ですが、ザゼンソウは生育してはいますが、数箇所でしか生えておらず、開花はミズバショウより少し早いようです。 尾瀬でザゼンソウが木道から確認できるのは4ヶ所で、 1ヶ所目は尾瀬川湿原(東電小屋〜東電尾瀬橋の東電尾瀬橋手前にある湿原)で、 2ヶ所目は尾瀬ヶ原:下田代の六兵衛堀〜見晴(下田代十字路)の六兵衛堀に架かる六兵衛堀橋のたもと〜50mほど見晴寄りにかけての木道脇・複線の木道の間で、5月10日頃〜5月末が最盛期です。 3ヶ所目は尾瀬の稜線外となり開花時期も全く違いますが、登山口:大清水にある低層湿原の大清水湿原です。ここはゴールデンウィークの頃にミズバショウが最盛期を迎え、車椅子でも通れる幅の広い木道もあり、国道から直ぐに木道ゆえ、ウォーキング用靴の必要もないので、多くの見物客が訪れる湿原です。入口付近に特に多くのザゼンソウはあり、中には色が緑・白のザゼンソウもあります。 4ヶ所目は尾瀬ヶ原:中田代の竜宮小屋横ですが、これは以前に植栽されたものかも知れません。 |