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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ツクバネソウ ユリ科 ツクバネソウ属 衝羽根草
九州〜北海道の山地・亜高山の湿った林下・林縁などに分布する多年草。

似た仲間にクルマバツクバネソウがあるが、ツクバネソウは幅広い葉が4枚・5枚で、クルマバツクバネソウは幅が狭い葉が6枚〜8枚などで見分けは容易である。

長い間ついている実はともかく、時期が短い最盛期の花を見る機会は多くない。

ツクバネソウは花が終わって暫く経つと、羽子板でつかうツクバネ(衝羽根)そっくりの形をした実となる。
尾瀬でもツクバネソウはアチコチの林下・登山道脇の斜面・草むらで見かけるが、地味な花で気づく人は山野草好きな人で、一般のハイカーは目立つ・変わった形状の実となってから気づくことが多いようです。

尾瀬では花は6月、実が真っ黒くなるのは9月末からで、どこの山道にもツクバネソウはありますが、私が多いなと感じているコースは、富士見林道(富士見小屋〜富士見下)、道行沢(沼山峠休憩所〜七入)、天神田代〜渋沢温泉小屋などです。