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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
クルマバツクバネソウ ユリ科  ツクバネソウ属 車葉衝羽根草
九州〜北海道の深山・亜高山の林下・林縁などに分布する多年草。

ツクバネソウの仲間で、葉が車輪状につくことから命名された。 ツクバネソウ同様に花が終わって暫く経つと、羽子板でつかうツクバネ(衝羽根)そっくりの形をした実となる。
尾瀬でもツクバネソウの方が圧倒的に多く、アチコチで見かけますが、クルマバツクバネソウは数が少なく、鳩待峠〜山ノ鼻、至仏山の登山道にあるトカゲ岩(至仏山原見岩)〜オヤマ沢田代でしか見ておりません。

確実にクルマバツクバネソウが複数株ある個所をお教えしますと、それは鳩待峠から山ノ鼻に向かって下って行き、
泣き別れの大岩
鳩待峠に向かった方向で撮影
私が泣き別れの大岩と呼んでいる個所を過ぎ、複線式木道の間に高木1本が生えている個所を過ぎて直ぐ右側です。クルマバツクバネソウの株を見てから先に進むと、
複線式木道の間に2本の高木が続く
2本の高木が木道間に続き、
鳩待峠から2.6kmの位置です
やがて左手に標識が見えてきます。

定説では葉の枚数は6枚〜8枚となっていますが、私が尾瀬で撮影したクルマバツクバネソウの葉は全て8枚でした。尾瀬では6月下旬〜7月中旬まで花が見られ、8月も中旬を過ぎると真っ黒な実が見られます。