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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ツボスミレ スミレ科 スミレ属 坪菫  別名:ニョイスミレ 
九州〜北海道の平地〜亜高山の湿った場所・湿原に分布する多年草。

全体に軟らかい印象の花です。タチツボスミレと比較すると、葉と花の比例で花が小さく、花は白色で中心部に紫褐色の文様がある。

地上茎がはっきりしているスミレで、托葉は細かく裂けない。
ツボスミレは平地でも一番多い感じのするスミレですが尾瀬にも多く、大清水〜一ノ瀬休憩所、鳩待峠〜横田代、大江湿原、段吉新道、燧ヶ岳登山道:御池道の熊沢田代に多く生えています。

最大の群落は燧ヶ岳登山道:長英新道の頂上近く、赤ナグレ岳斜面で、ここでは7月に大きな群落を形成して花が咲き誇っております。

ツボスミレは尾瀬で、低地で6月、高地で7月に咲いております。

注)尾瀬に分布するツボスミレを平地のツボスミレと分けて分類する方々、或いは尾瀬ヶ原と燧ヶ岳のツボスミレを更に分けて分類する方もいらっしゃいますが、このサイトでは全てをツボスミレとしました。