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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
オゼタイゲキ トウダイグサ科  トウダイグサ属 尾瀬大戟 別名:オゼヌマタイゲキ
オゼ(尾瀬)と名の付く植物は多くありますが、尾瀬でしか見られない植物(だいたいの尾瀬特有の植物は、近くにある谷川岳にも分布しています)は、オゼタイゲキの他にはありません。

しかし一説によると尾瀬近くの玉原湿原(沼田市)にもオゼヌマタイゲキがあるとのことですが、私は確認しておりません。
別名をオゼヌマタイゲキ(尾瀬沼大戟)といいますが、尾瀬沼沿岸では殆ど見られず、探せば見つかるのでしょうが、私は尾瀬ヶ原でのみ見ています。

尾瀬には似た仲間のナツトウダイが生えていますが、オゼタイゲキの葉は黄色っぽくノウルシの色に似ていて、赤っぽいナツトウダイとは色でも見分けが付きますが、花の直ぐ下にある苞葉が3枚なのがオゼタイゲキ、2枚なのがナツトウダイです。
オゼタイゲキ ナツトウダイ
オゼタイゲキは赤田代・中田代に多く、東電小屋近くのヨリッポリ田代にも、下田代の赤田代分岐(東電小屋分岐)〜見晴(下田代十字路)にも多く自生していて、花は6月初旬〜7月初旬に咲き、7月下旬には変わった形の実をつけます。