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尾瀬の花図鑑 尾瀬と花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
オオバミゾホオズキ ゴマノハグサ科 ミゾホオズキ属 大葉溝酸漿
中部以北の日本海側と北海道の亜高山の湿地・湿った登山道に分布する多年草。

鋭い鋸歯を持つ葉には柄がなく、葉は茎を抱く。仲間のミゾホオズキの葉には柄がある。
大葉ミゾホオズキ ミゾホオズキ
花が終わった後に、萼片が実をホオズキのように包み、溝のように湿った所に生えているので、オオバミゾホオズキと命名されましたが、オオバは大葉でしょうが、ミゾホオズキに比べて葉が大きいとは私には思えません。
湿地に分布と記載しましたが、尾瀬ではあまり湿原・湿原の縁には生えず、やや湿った登山道、それほど湿っていない登山道で見かけ、尾瀬沼南岸道、冬路沢(岩清水〜一ノ瀬)付近、富士見小屋前、富士見林道(富士見峠〜富士見下)、燧ヶ岳の各登山道などで見かけます。

燧ヶ岳登山道:長英新道のミノブチ岳〜俎グラの間(標高:約2,100mほど)には、尾瀬随一といってもよいオオバミゾホオズキの大群落があり、7月中旬頃には黄色の花を群がるように咲かせております。

尾瀬にはミゾホオズキも生えていますが、標高が高いせいでしょうか、あまり数は多くありません。