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至仏山

標準和名 科・属名 漢字表記
ミヤマダイモンジソウ ユキノシタ科 ユキノシタ属 深山大文字草
中部山岳地帯〜北海道の亜高山・高山に分布する多年草。

5枚の花弁のうち2枚が大きく、漢字の「」に見えることから、ダイモンジソウと名づけられたとのこと。
尾瀬には3種類のダイモンジソウの仲間が分布していて、標高の低い箇所に生えるダイモンジソウと他の2種が混在することはないが、このミヤマダイモンジソウとウラベニダイモンジソウは混在するので、注意したい。

ミヤマダイモンジソウもウラベニダイモンジソウも蛇紋岩植物という訳でもないが、両方とも至仏山系(至仏山〜小至仏〜小笠〜笠ヶ岳)の高所にのみ分布する。

葉裏が紅いウラベニダイモンジソウは岩陰・岩の間に生えているが、ミヤマダイモンジソウは草むらに生えるので、至仏山でもトカゲ岩(至仏山原見岩)〜小至仏の土の多い箇所で多く見られ、7月には白い花を咲かせている。