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標準和名 科・属名 漢字表記
クロウメモドキ クロウメモドキ科  クロウメモドキ属 黒梅擬
九州〜北海道の山地・亜高山に分布する雌雄異株の落葉低木。

春先に淡黄緑色の花をつけ,秋には最初は茶色、後から真っ黒い実となります。葦毛湿原(豊橋市)などに自生していて、庭木として人気のある、真っ赤な実の生るモチノキ科のウメモドキ(梅擬)と対比させて、クロウメモドキとなったといわれています。
尾瀬で確実にクロウメモドキに出会えるのは1ヶ所です。それは鳩待峠から山ノ鼻に向かい、山ノ川上橋を渡って直ぐ先:山ノ鼻A地点にある3m弱の木です。「クロウメモドキ」と書いた標識があるので直ぐに分かると思います。

6月に花をつけ、8月頃から茶色く色づきますが、クロウメモドキとの名に納得できるのは、10月も下旬になる必要があります。その頃になると黒光りした金属製光沢のある真っ黒なクロウメモドキの実に出会えます。
山ノ鼻A地点のクロウメモドキの木