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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ホソバカンスゲ カヤツリグサ科  スゲ属 細葉寒菅
九州〜東北南部の日本海側の山地・亜高山の湿地・湿原に分布する常緑多年草。

葉が細く冬でもツヤのある硬い葉をしておりますから、ホソバカンスゲ(細葉寒菅)と命名された。

春先に葉の間から多くの花茎を出して、その先端に1個の雄小穂を、その下に雌小穂を数個つけます。
尾瀬のある福島県会津地方にはカンスゲより、ホソバカンスゲの方が多くみられますが、それほど厳密に分類する必要はないかも知れません。

尾瀬では水のあまりない湿原(ヨシッポリ田代、下田代の赤田代方向)・湿った山道で多く見られ、ミズバショウが見頃になる5月末〜6月初旬に、スゲの仲間らしい花穂を出しています。