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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
ヒメイチゲ キンポウゲ科  イチリンソウ属 姫一華・姫一花
近畿〜北海道の山地・亜高山の林内・湿原に分布する多年草。

イチリンソウ属の中では一番小さな花を咲かせる。同じ時期に他の華やかな花が数多く咲くので目立たない花ではあるが、よく観察すれば可愛らしい花姿をしている。ハクサンイチゲ(白山一花・白山一華)もイチゲとの名があるが実際は三輪ほどが多い。
尾瀬では探せばヒメイチゲはアチコチで見られるとは思うが、「確実に生えている!」と人にお教えできるのは、ヨッピ橋から東電小屋に進んだヨシッポリ田代の右手前と、尾瀬ヶ原:下田代にある赤田代分岐(東電小屋分岐)から10mほど赤田代に進んだ左手と、鳩待峠から尾瀬ヶ原に下りていった山ノ鼻にある研究見本園である。

他には尾瀬沼西岸の沼尻休憩所から尾瀬ヶ原林道(尾瀬ヶ原:見晴〜尾瀬沼:沼尻)を見晴方面に50mほど進み、左手から林が急速に近づいてきた辺り、沼尻そば屋が見える曲り角辺りの木の根元に咲いていたり、大江湿原の大江川一の橋の両岸、下流部に5月下旬〜6月上旬に白い小さな花を咲かせている小さな群落があります。