変態さんA曰く…
「やっぱ和室と緊縛セーラー服少女!たまらないよなぁ」


 陽子自身は運動部に所属しているものの、小説好きが高じて文学部にもたまに顔を出している。ちょこちょこと通 っている内にそこの顧問教師に目をつけられてしまったのである。
 顧問教師は典型的な文系教師であったものの、常々運動部系の少女に憧れを抱いていた。躍動感や汗を見るとムズムズと色々なものが湧いてくるのだ。陽子は彼にとっては格好の餌食でもあった。

  陽子はその顧問教師に「○○先生のトコに行くけれど君も行くか?」と誘い出された。○○は陽子がとても好きな作家で、
単行本もほとんど読んでいる。それは行ってみたいと思うだろう、憧れの先生の仕事場とか熱心なファンとしては一回は覗いてみたいものだ。
 顧問教師によれば○○は大学の後輩で売れるまで随分と面倒を見てやったとのこと。売れてからもちょいちょいと作品のアイデアの相談にのっており、今日もそれで行くのだと言う。聞けば「自分の周りには女子学生が居らず、雑誌とかを読んでもどうにもイメージが掴めず、学校の教師をしている大学の先輩に相談してみよう」ということらしい。断片のアイデアからどんな魔法が紡ぎだされるのか見てみたいと思うのも当然のファン心理である。ましてやそれが自分だということになれば…足どりも軽くなる。

 そして○○の家に着き、出された飲み物を飲んでこの状況。○○が相談したいアイデアは「誘拐されたセーラー服の少女」そのアイデアの源とされたのは陽子自身だったのだ。

「い、一体何を…この縄解いて下さい!」
「こんな事して…一体どうするつもりなんですか!」

「う〜ん、いい感じ!イイ反応!もっともっともっとっ!」

変態さんBの意見

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