「いい表情だ。たまらないなぁ〜可愛いなぁ」

 開かずの間のさらに奥にある隠し部屋。静音モードで何枚もシャッターが切られている。その横にはビデオカメラ。

 教師の朔野本は雅奈の縛られた姿を隠し穴から覗き興奮する。
 それはそうだ。若い男性教師間、担当クラスの男子共の中でも可愛いと評判で、体育の授業中の体操服から透けるブラのラインや、外の掃除中に風でひるがえるスカートから覗く太ももは性への興味全開のこれ見よがしなを男子の視線を集めている。朔野本もその視線の仲間であったりもするのはお笑いだ。

 そんな雅奈を意のままにしたあげく、縛り上げて放置。さらにその状態を隠し穴から除くという香辛料で格別 の背徳感を今まさに朔野本は教師の立場も忘れ味わっているのである。

「そうだ、もっともがけ」
「いいぞ、そうだ身体を捩らせろ」
「うんうん。うんうん。いい!いい涙だ」

 手に汗握る展開に心の声はさらに興奮状態になり、朔野本は思う。

「さて、いつ頃彼女の前に姿を見せようか。はやく哀願する涙を間近で見たい。涙をすくってみたい。そしてその涙をチュウチュウと舐め尽くしたい」

 興奮の頂点が徐々に近づいてきた。扉を開けようと手がドアノブに伸びた。

 

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