「あ、ちょ…ちょっとやめ…ウググッ!」
 監督の言う「あれ」がシノンの口に咬まされた。
 「ちょっと古典的だけど、緊迫感を上げるのはやっぱりこれだなぁ」
 「イイ感じになったねぇ、ごめんねぇ〜少し苦しいと思うけど我慢しててね〜」
 もうここにきて
こうなってしまっては抗議の声も上げることは出来ず、ただただ呻く事しか出来ない。もうあきらめるしかない状況下で撮影は再開される。
            

 「果して彼女の運命やいかに!」
 時代は進んでもDIDマニアは生き続けていた。次回予告でシノンが緊縛されているシーンが放映され、銀河ネット中のDID掲示板ではその話題でもちきりだ。
 「しのんたん萌え!緊縛キタ-ーーーーー」
 「予告編で見る限りではもがきシーン結構期待出来そうです、この監督さん、結構その手のシーン多いから次回が待ち遠しいです」
 「ちょっとお茶を濁す様な前手のユルユル縛りでなく、ギチギチに後手縛りを確認。期待大!」
 カキコは銀河中を駆け回る。

(ここからは朔望のコメント)…とまぁ、フィクションじこみで描き書き)ましたので一応次回に続きます。
この「監督」は僕の遠い遠い時代の子孫とでも思ってくださっていいでしょう。

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