「フウウ…フグゥ!」
 縄で手足を縛り上げられ猿轡をされている娘の姿がそこにあった。

「おそかったな、お母さん。娘はもう待ちくたびれているぞ」
 サンタの格好をした男が1人、娘の縄尻を持ちながら話しかけてくる。 私はあまりの事に気が動転しながらも娘を奪い返そうと駆け寄るがその背後からもう1人、同じ様にサンタの格好をした男が私の腕をつかむ。

「奥さん、大人しくしな。娘が痛い目を見るぞ」
  そう言われてしまっては抗う事も出来ず、私も娘同様に縄で縛り上げられてしまった。

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