田島貴男 with PIZZICATO FIVE

日:1999年11月20日(土)
於:東京・HMV渋谷

Piizzicato Five の New Album発売を記念してのInstore Event(Guest:丸山敬太、田島貴男、斎木しげる(登場順))のうち、
田島の登場部分をレポートです。提供:丸山さん(聞き書きです)。


 ※ 最初のゲスト丸山敬太氏の退場後、田島登場。

小西康陽
「今日のスペシャルゲスト、田島貴男さんです」
田島
「どうもどうも」
「こういう店頭でのイベント、ピチカートの頃にやったのを思い出しましたよ。小西さんと高浪さんと僕の3人で、池袋と広島で。もう10年以上前ですけど」
「(今回のデュエット依頼の)電話いただいてうれしかったです。本当はギターも弾きたかったんですけど」
小西
「それだったらギター持ってきてくれれば良かったのに」
小西
「僕は田島君とは去年('98年)テレヴィ番組で何年か振りに逢って、それからまた会うようになって」
田島
「僕が辞めた頃は『“ピチカート”という同じユニットで続いてくのかな?』と思っていたんですけれど、今こういう店で一緒にイヴェントができて感無量です」
小西
「田島君が入った直後、南青山のダンキン・ドーナツで二人で『売れるには…』とか話したよね。田島君が『僕のヴォーカルじゃダメなのかな』とか言って」
田島
「僕もピチカートでいろいろ勉強しました」

(BGMが「羽毛とピストル(readymade bellissima '99 mix)」に変わる)

田島
「この曲のリミックスで、歌も録ろうってなってレコーディングしている時、ブースの向こうで踊ってる小西さんを見て『変わってないな』と思いました」
小西
「本当はずっと前からピチカートの曲で真貴ちゃんとデュエットしてもらいたかったけど、今回ようやく実現できて」
田島
「楽しかったけど、結構緊張しました。テープもらってからかなり練習しました」
野宮真貴
「楽しいレコーディングだったよね」
小西
「今回のアルバムのインタヴューを受けると、全員田島君のこと聞いてくるんだよね。この時のレコーディングの様子はオリジナル・ラヴのホームページで見れます」
田島
「w,w,w …(とOfficial Web Siteのアドレスを言う)
小西
「田島君にデュエットしてもらったもう一曲は、レコーディングの一番最後だったんだけど、その時田島君が真貴ちゃんにアドヴァイスしていたんだよね」
野宮
「ヘッドフォンの掛け方とかね。ヴォーカリストとしての極意を」
田島
「そんな大したことじゃないんですけど」
小西
「二人が並んでいるのを見たら、田島君がヴォーカルで真貴ちゃんがコーラスをしていた頃のツアーを思い出した」
田島
「それ以前からポータブル・ロックは聴いていたけれど、僕は真貴ちゃんとはツアーのリハで初めて会ったんです。とにかくリハの時毎回服が違うんですよ。
「いったいこの人は何枚服を持っているんだろう」って。でも話すと姉御肌で」
野宮
「そうかなぁ」
田島
「沖縄にライヴで行った時コンサートの前に酔っぱらったりとか、あと“紫”(沖縄のハードロックバンド)とジョイントしたり。そのツアーのことはピチカートの喋りだけの曲の中でもちょっと言ってるんですけど」
新井さん(Blue Talk MLメンバー)
「(ステージに向かって)その時の“秘密”ってなんですか?」
田島
「あ〜ぁ、それは秘密です。10年経っても」

 ※『月面軟着陸』収録の「衛星中継(an interview with 田島貴男)」の中で田島が、“どう盛り上がったかは、ちょっとここじゃ言えないですけどね”と語っている部分を指して。
田島
「僕ずっとピチカート聴いてますけど、だんだん良くなってきてますね」
小西
(観客の方を向いて)誉められました(笑)」
田島
「歌詞がすごくキます。音楽としての深さや、悲しみとか。かなりいいと思うんですけれど」
小西
(まだ流れている「羽毛〜」を指して)このときの歌録りは1テイクだったんだよね」
田島
「そういえば、真貴ちゃん歌うまいよね」
野宮
「私も一人で歌うよりも、デュエットの方が早く上がることが多いみたい」

(BGMが「水の音楽 / Hum a Tune(the readymade JBL mix)」に変わる)

田島
「このリミックスの時、スタジオに行ったら最初の3時間ぐらい小西さんが持ってきたレコードを二人で聴いていた。小西さんが『田島君これ聴いた?』とか言って」
小西
「このリミックスは(ピチカートの)『non stop to tokyo』の翌日に作ったんで、それと結構似ていて。あと小野リサの『ムーンライト・セレナーデ』のリミックスとも似ているんですけど」
小西
「田島君は今何やってるの?」
田島
「来年1月からのレコーディングのために、今プリプロ中です。あと12月からのツアーのリハーサルをやってます」
小西
「本当は12/26の国際フォーラムの時に田島君にゲストで来てもらって 'goodbye baby and amen' を歌ってもらおうと思ってたんですけど、なんと同じ日にオリジナル・ラヴも赤坂でライヴやるんだよね」
田島
「そうなんですよ、僕も出たかったんですけど。(観客の方を向いて)時間交代で来てください」
小西
「中継したいくらいだよね」
野宮
「『そちらはどうですかぁ』とか言って」
田島
「僕が小西さんを初めて見た時、やっぱり踊ってましたね。ファントム・ギフトというネオGSバンドのライヴでモンキーダンスを」
小西
(照れくさそうに笑いながら)恥ずかしいからやめて」
田島
「その頃からピチカートはずっと聴いていてました」
小西
「僕が田島君を最初見たときの印象は“やたらつまずく人”だなって」
野宮
「さっきもステージ上がる時につまずいてたしね」
小西
「あと、田島君がピチカート辞めてオリジナル・ラヴに専念するってなった後に初めて田島君を渋谷で見たんだけど、その時自衛隊に勧誘されてた」
田島
「今回のレコーディングの時も小西さん踊ってましたよね」
小西
「やっぱり踊れなければダメだなって思うよ」
小西
「今後の予定は?」
田島
「春頃にアルバム、その前にシングルを2月ぐらいに出したいなと、思ってます」
野宮
「これからもお互いがんばりましょう」
小西
「次はぜひライヴで真貴ちゃんとデュエットしてもらいたいですね」
田島
「今度僕達のライヴにも乱入してくださいよ」
小西
「乱入できたらいいですね」


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