1999年12月26日(日)
東京・赤坂BLITZ


●セットリスト

  1. 女を探せ!(新曲1)
  2. 灼熱
  3. ダブル・バーガー(新曲2)
  4. ドラキュラ
  5. インソムニア
  6. ブロンコ
  7. 羽毛とピストル
  8. 接吻
  9. STARS
  10. 夢を見る人
  11. ミッドナイト・シャッフル
  12. 黒猫
  13. Suspicious Mind(Elvis Presly のカヴァー)
  14. 大車輪
  15. The Rover
  16. ハニーフラッシュ
    encore
  17. ティラノサウルス
  18. BODY FRESHER
    re-encore
  19. 夜をぶっとばせ


さいとうさん:A-710番(プラチュンのケチー!)


1階は超満員。2階もほぼ満席。業界関係者らしき人々が白い紙
(セットリスト?)を手に持って冷静に座って観てましたな。

ステージを巨大なスクリーンが覆い尽くしている。
でも後ろはちょっと透けて見える感じ。
6時15分頃。入りの不思議な音楽がフェイドアウトしていくと、
壮大なオペラのような音楽が流れ出す。と同時にスクリーンに
何かのスケッチのようなパステル画が映し出される。
「何の絵?」と客はスクリーンに釘付け状態。
そのうち一人の男性客が「ウハハハー!」と大爆笑。
なるほど。そういう事だったのね(赤面)
女性の裸体に男性が絡んでいって・・・
うぐ・・・何をどうしてよいのやら混乱して硬直する客。
そうするうちに、あれ?いつの間にか女性の腹が膨らんでいる!
ああ、なるほど!そういう事だったのか!
今までの映像の流れの意味にやっと納得したりして(笑)
最後は出産シーン。新しい生命の誕生だ!

次の瞬間、ハレルヤのような歓喜の曲が!(マーラーの8番との事)
全身タイツの田島氏が髪をなびかせてこちらに向かってひたすら
走ってくる映像(これサイコー)顔には不敵な笑みをうかべながら
どんどん近づいてくる。新生田島なのか?(笑)
黒タイツの田島が3人に分裂してXXXを形作る。
次は白タイツの田島。白ってサイコーでーす。
膝に手を乗せて足をクロスさせたりいろんなポーズをとりながら
田島がXXXに変身していく。

その頃スクリーンの後ろには既にメンバーがスタンバっている。
田島もピョンピョン飛び跳ねながらウォーミングアップ。

ナレーションがXXX!XXX!XXX!とどんどん早回しになっていき
クライマックスへと!そして一曲目の「キッキッキッキ!」という
イントロへと繋がって行く。

ここまでが約10分。いやぁオモロカッター!

その後はいつもと構成は変わらず。
田島は相変わらずぶっとばしてて壊れすぎてて、もう手に負えないって感じ(笑)。

1曲目終了後のMC:「今日は皆さんにお願いがあります。
はぁはぁ(息切れ)力の限り叫んで躍ってください!」
その他、客に向かって「踊れ!オラァ」って叫んでみたり、
ドラキュラのイントロで「イノチノカギリ」ってつぶやいてみたり、
もう何がなにやら(笑)。

今回、「羽毛とピストル」での抱きつきは無し。
バックの映像で十分に演出は足りてるから、自分は頑張らなくても
大丈夫って思ったとか?
目立ったパフォーマンスといえば、超ダサイ サングラスをかけて
歌ってる最中に自分の気に入った子に田島自らそれをかけてあげる
というもの。それを2回も。その後懲りずに3個目のサングラスを
かけて歌い出すというバカバカしさ(笑)。
客が投げ入れたブラを頭に被って歌うというシーンもありました(笑)。

演奏や田島のボーカル、パフォーマンスと、どれをとってもチッタのほうが
良かったけど、ブリッツはホントにメチャクチャだったが何故か面白かった! 

やっぱり映像のお陰? イクニシさん作という事ですが、曲毎に違った映像を流すという凝り様。

「羽毛とピストル」では抽象的な曲線がウネウネと悩ましく。
「接吻」ではディズニー風のファンタジックなアニメのキスシーン。
「STARS」では稜線に朝日?夕日?の光り輝く映像をバックに白い女性の
切り絵がクルクルと回転して美しいー!とか感激してると、
いきなり謎の古代文明の仮面が出てきたりプールにダイビングする
シーンが出てきたり(笑)。
「黒猫」では田島のフラメンコダンスのバックにベリーダンスのねいちゃん。
「Suspicious Minds」の時は、エルヴィスの服を着た田島が躍ってる映像。髪型は'91年頃のオールバック風(後ろに縛ってごまかした?)。
「The Rover」でロバが走ってるー!と思ったら馬だったり(笑)。
「ティラノ」ではチッタで着てた特殊衣装の田島がフェンシングの剣を
振り回す映像。ドラキュラだって説もありますが、あれってやっぱり
怪傑ゾロなんじゃ?「Z」って書くかわりに「OL」って書いてたりとかさ。
他には謎の蝶おばさんが森の中で踊り狂ってたり、大昔の狼男の映画とか
(マジ怖かった)、それ以外にもヤバイ映像がふんだん(笑)。

で、最後は極めつけの過激映像(田島絡み)で締めくくり。
これはさすがに女の私の口から詳しくは描写できない(汗)。
TVカメラも入ってなかったしビデオで販売って事もあり得ないんじゃ
ないでしょうか・・・でもモザイクかければオッケーか?(笑)。
是非とももう一度見たいものです!

あと、「夢を見る人」に関しては…。
「ミッドナイト・シャッフル」とうっかり間違ってやっちゃったって
説もありますが、私が思うに「最終日だからちょっとは違った事も
やってみようかな?」なんて一瞬魔が差したんでは?(笑)
で、いざやり始めてみたら歌詞を覚えてないどころかギターの
コード進行までも忘れてしまっているという。。。
客以上に田島氏本人が一番驚いたのではないでしょうか(笑)。

で、特別アンコールは「夜をぶっとばせ」…。
一瞬マタカヨー!って思ったけど、この男は何も考えてないのね
って思ったらばなんだか許せてしまった(笑)。
そしてメンバー全員並んでの挨拶。突然L?K?Oを肩車する田島。
その時のL?K?Oのぶったまげながらも嬉し恥ずかし顔が印象的でした。
その後も客はなかなか帰らず。でも田島は出てきてくれず。。。
歌わなくても「とっとと帰れよコノヤロー!」とか蹴りのひとつでも
入れてくれるだけでも嬉しかったのになぁ。これは非常に残念でした。

ブリッツ終了直後は不満タラタラでしたが(チッタが良かっただけに)
一日たってみるとやっぱりあれは強烈なライブだったなって顔がニンマリ。
ヒドカッタけどオモロカッタっていう(笑)。
何かをズガーン!とストレートにぶつけられた感じ。エロさも含めて。
いいのかっ!ここまでやるかっ!みたいにかえってスッキリしました。
それに、何やらイケナイ事をみんなでこっそり共有してしまったような、
罪悪感が快感に転じてしまうような妙な感覚が(変態か?)。
来年はどうなってしまうのか全く予想がつかないスリルとでもいいますか、
非常に楽しみでドキドキワクワクバクバクな今日この頃であります。


のりぴーさん:前から7列目くらい右側

 ミッドナイトシャッフル と最後の 夜をぶっとばせ の時、ギターのミスがめだっだように思うんですが・・・歌詞は間違えても何となくごまかしがきくけど、演奏のミスはちょっとがっかりでした。ミッドナイトシャッフルは本当に大好きな曲なのですごーく残念でした。

 あと、ザ・ベストデイオブマイライフ を渋谷公会堂のコンサートで初めて知り(2年くらい前です)すっごく感動しましたが、もう歌うことはないのでしょうか。ぜひまた歌って欲しいです。Lのドラキュラが大好きです。でも接吻のような、エッチっぽいあやしげな曲もだしてほしいです。冒険王はいまいち心に残らなかっし・・・さわやかな感じの曲が田島さんに似合わないような気がするのはわたしだけなんでしょうか?

 さのさんのドラムのブロンコは、音に関しては素人の私でも、泣きそうになっちゃうくらい感激しました。(これは日比谷の野外でのライブです) 今度はいつ田島さんに会えるんでしょうかねー・・・チョーまちどうしいッス。


[1999年冬]
[LIVEGRAPHY] [Home Page]
Page Written by Kiku^o^Sakaaki