1997年12月6日(土)
東京:渋谷クラブクアトロ

[セットリスト]


竹内@祖師ヶ谷大蔵さんによるライヴ・レポートです。

整理番号313番。のおかげか、ホールの前の方の場所をゲット。後から入ってきたお客さんがだんだん自分の後ろへ。否応なしに今までのホールライブとはちがう「ライブハウスのノリ」に飲み込まれていきました。

俺ちゃんはI.W.ハーパーをウーロン茶のペットボトルに事前に移し替えておきました。結局これは全部なくなってしまいましたがまわりの知らない人たちにも分けたりして、和気あいあいの雰囲気の中ライブを待っていました。血中アルコール度高し。もう車は当然運転できない状態。

そして、ライブ開始。一曲目は今までのライブと変わらず「ペテン師の歌」。
でもアレンジがちょっと違いましたね。スローなテンポではじまりました。でもお客さんはノリノリ。

・・・覚えてるのはこの辺までだな。
あとは記憶が飛び飛びです。酒のせいもあると思いますが、それ以上にライブで酔ってしまった。

ま、今回マジで泣いてしまったのは「灼熱」そして「TWO VIBRATIONS」の連続演奏。灼熱の生演奏は聴くのが初めてで、しかも大好きな曲だったので狂喜乱舞してしまいました。その後のTWO・・・はまさに予想外。俺の「やってくれるかなーと期待する曲リスト」にもあがっていなかったので、喜びもひとしおでした。

その後、「満員電車」を抜け、ホール後方でライブを鑑賞していましたが、やっぱりいいですね。もう言葉にならない感動が押し寄せてきて、終了後は放心状態。こんな放心状態になったのは人生の中でおそらく今回が初めてです。
#4次会では真っ白な灰になりつきていた・・・
#力石も真っ青。(←って誰やねん力石て)

来年も再来年もクアトロで是非やって欲しい!!
来年からは東・名・阪クアトロ縦断だ!!
ライブ参加の皆さん、本当にお疲れさまでした。
不満なんかありません、よくやった田島!!
最高だったぜ!オリジナル・ラヴ!!
それではまただ!!さようならぁ〜(←最後はちょっと弱気)



渡部☆亀四郎さんによるライヴ・レポートです。

うーーん。なんなんだかなー。昨日のクアトロ。
選曲も小バコ向きのものだったし、 MCも入れないで最後まで一気にいってしまったのも良かったんだけど...
こんな事書くとと思ったんだけど...
オリジナル・ラブのライブ久しぶりだったんだけど、なんか違うんだよなー。
クアトロでなければこんな気持ちにならなかったけど、田島氏のテンションがみょーに高かっただけに寂しくなった一夜でした。



タダチさんによるライヴ・レポートです。

渡部さんは「田島さん一人がテンション高くて・・」とおっしゃってましたが私は自分のテンションがこの上なく高かったせいか、その辺はまったく気になりませんでした。というか冷静さに欠けていた。

ということで、生々しい気分のうちにいかにテンション高かったかということのみレポートする。相当長いが音楽的なことはまったく書いていない。(そんなのを感じる状態ではなかった)
その場の熱い雰囲気を感じたい人は読んでみて。

160の整理番号で駆け込み、後ろのカウンターとステージ前、どちらにしようか迷った末、ステージ前で観ることにする。中央の前から3,4人のあたりを陣取って開演を待つ。
しばらくすると身動き取れない満員電車状態。でもまだ開演まで30分もある。日頃、満員電車に乗りなれていないタダチは、一曲も聴かないうちに貧血で倒れそうだ。すでに汗が流れる。

一方、ホール後部の座席シートでは、披露宴主役であったサカキクホッシーを中心に(?)BTerの一団が陣取っていた。時折みんなで歓声が聞こえる。
その様子を横目に(なんで私はこんなところで背の高い人たちに囲まれて手も挙げられない髪もかきあげられない状態で、ハァハァ言ってなきゃならんのだろう? これでは何も見えんし、とっても苦しい。あっちの後部の方がよっぽど楽しそうだなぁ(--; )と、相当うらやましく思った。

盛り上がるBTerの様子を見て、まわりの人たちが
「あの人たちなんだろう?ファンクラブとかぢゃない?」
「でも、ファンクラブってできたばっかりだし、集まりとかないよ」
「ライブ仲間とかなのかなぁ〜、なんか凄いよね」
などと話している。
つい「自分もあのメンバーなんですよ」なんて言ってみたくなるが、(だったらなんなんだ?何でそんな自慢気なんだ?)ということに気づき、ぐっとこらえる。

だんだんと密集度はピークに達し、時計を見ることもままならない。後ろをふりかえると、二度と前を向けないぐらいになる。
(こんな状況では、だめだわ・・。後ろで『酒飲んで・・・部』に転向しよう。そっちのほうが楽しめそうだ。)と何度も思ったが(せっかく今まで我慢したのだから、1曲聞いてからにしよう)と自分を励ます。

開演。

こんなに前にいるのに田島さんの顔チラチラと見えるのみ。どんなTシャツを着てるかなど見えない。リクオは影も形もない。日頃より高いヒールをはいてるのにそれで人に埋もれてしまう自分の身長を悲しく思う。

とにかく熱い、動けん、熱気だけでやられてしまう、
『ライブ興奮の最中、突然死』ってことも充分にありえる・・・
もういやだ、もう下がるぞ、もう後ろでくつろぐんだ・・と思いつつ、一曲毎に、だんだんライブに熱中して行く。

熱中するうちにだんだん要領を得て、ポジショニングを考えるようになるとなんとか膝まで見えるようになる。
おぉ・・・・彼の視界の先に私が入る・・・
こうなると、弱った気持ちが持ち直してくる。

「灼熱」「Two・・・」「ブロンコ」「Let's Go」などは客の状態が殺人的状態になる。後ろの人の手が自分の目の前にあったり、リズムとる手でこづかれたり前の人の髪の毛がなんども自分の顔にへばりつく。自分の手は汗でふやけている。どしゃ降りの雨の中を歩いたみたいに全身濡れいている。シャツをぬらしているのは自分の汗だか人の汗だかわからない。人の頭と手によって田島さんはカケラも見えなくなったりもする。ときたま、波のように観客がうねる。倒れないようになんとかふんばる。

冷静になると最悪の状態だ。でも、あまりの熱い雰囲気にその状態が苦痛であるということが頭から抜ける。雰囲気に飲まれてしまって、音楽に引き込まれるとか、ダンスで熱くなるとかそういう音楽に魅せられているのではなく、
「田島さ〜〜〜〜ん!すごいよ〜〜〜〜!アツイよ〜〜〜〜。大好きだ〜〜〜〜〜〜!!!!スゴイヨ〜〜〜〜〜!!!」
と半狂乱になる。周り一丸となって半狂乱になる。
密集して押さえつけられているためジャンプする気がなくても縦揺れしている。このまま突然死んでも一緒に縦揺れを続けているのだろうと思った。

あれは音楽を楽しむライブではなくって、お祭りだった。田島さんが最後に「メリークリスマス!ハッピーニュウーイヤー!!」と言っていたけど、まさにそんなカンジ。ファンが半狂乱になって一丸となって狂うためにあったイベントとしか思えん。
#きっと後ろのほうは違ったに違いないが・・・

熱い、熱い、熱い、熱い、圧い。

今回のクアトロで一番印象深い曲は「灼熱」。大好きだった「灼熱」を汗だくのボディで肌触れ合って重なって・・・まさに灼熱ワールドな状態で聴く。
「スゴイ・・・・アツイ・・・気持ちいい、苦しい・・」
頭の中が初期化されていくカンジ。だんだん意識が朦朧としてきて、もう目を開けていられない。

急に一段と大きな歓声。目を開けてみると田島さんがステージ際ギリギリまで手を伸ばしている・・・・

キャ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ

あげられなかったはずの両手を伸ばして観客達がうねる・・・頑張ろう。気合を取り戻す。

ときたまピックやペットボトルがなげられる。なげられた数々のブツは手の先、直前で誰かに奪われてしまう。半分は自分の反射神経の問題だが、半分は、気持ちがイッてしまっていて、目を閉じたままステージを見てないことが多いせいだろう。

田島さんが、「気合を入れ直せ!」と言うかのごとく、飲んでいたミネラルウォーターを客にかける。それをヘディングで受け止めるがごとくおもいっきり被る。
「あぁ、水だ〜〜、最高だ〜、気持ちいい・・もっと、もっと、水をくれ・・」
観客達は聖水を求める信者のような状態だ。
「水〜〜〜水をくれ〜〜〜〜、ミズ〜〜〜〜」
みんなの歓声が「アツイ〜〜〜、田島さんアツイヨ〜〜。もっと水を〜〜」という状態に変わって行く。
「アツイヨ、すごいよ〜、ミズ〜〜〜、もっと、キャ〜〜〜〜〜〜ッ」
・・・・・もう完全に平常心ではない。そしてそのままクライマックスへと向かう。

2本目の聖水が与えられる・・
(あぁ最高だ〜、気持ちいい、もっとくれ〜、生き返る。)
空になったミネラルウォーターのビンが私の目の前へ飛んでくる・・・・
「あ、来た」
と共に、前方から人が後ずさってくる・・・

あぁっ・・・

気づくと自分は床に横になっている。
完全に倒れた。人が自分の上に重なってる。
あぁ、やっちゃったな・・・でも、ちょっと気持ちいいや・・・一瞬ボンヤリしてると、周りから「危ない!!早く立って!!!」と手を差し伸べられる。

ふと冷静になると、私の上に乗っかっている人々は、そのままつかみ損ねたペットボトルを探っている・・・・・・
な・な・な・なんだよ・・・、いいから退いてくれ!!
ようやく「退いてよ、痛いよ・・・」声が出る。
抱えられるようにして立ち上がる。ペットボトルは逃した・・・
#一緒にいた友人曰く、倒れて反応がないから死んだかと思ったそうだ・・・

その後も朦朧とした感覚は戻らず、そのままアンコール。
「ミズ・・・アツイヨ〜〜〜、田島さ〜〜〜ん、ミズを〜〜〜」
信者達の声は高まる。もう限界である。みんな足腰が弱まってきてるのか、観客がうねる、うねる。

「夜をぶっ飛ばせ」は、もう遠い世界で聞いていた。目を開くと田島さんがギターを弾いている。みんなが大合唱している。田島さんの声が聞こえないぐらいだ。耳元でとなりの観客の歌が聞こえる。きっと前の男性には私の歌声しか聞こえないぐらいなんだろう・・

首がつかれた・・・アツイ・・・アツイ・・・苦しい・・・・
これはなんなんだ・・・あぁ、もう終わりだ、もう終わりだ、もう終わりだ・・あぁこれで終わりだ・・・

もう、後半の記憶には映像がない。殆ど目を閉じていたからだ。

らららら、らっら〜 ら〜ら、らららら ら・・・
らららら、らっら〜 ら〜ら、らららら ら・・・

「・・・・もう一回、もう一回、もう一回、もう一回」

先頭で音頭を取る観客。

『本日は・・・・(場内放送)』
「・・・・もう一回、もう一回、もう一回、もう一回
 ・・・・もう一回、もう一回、もう一回、もう一回
 ・・・・もう一回、もう一回、もう一回、もう一回」

後部からも団体の声が聞こえる・・あぁこれはBTerだなぁ・・・
そうか、もう一回か!うん。

「もう一回、もう一回・・・・」

・・・いや、もういい・・・もうけっこうだ・・これ以上はだめだ・・・

しゃがみこむ。

「・・・・もう一回、もう一回、もう一回、もう一回
 ・・・・もう一回、もう一回、もう一回、もう一回」

そして終了・・・

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ビッショリ濡れたシャツで渋谷の町へ出る・・・・寒い・・寒い寒い・
気持ち悪い、疲れた・・・・

ということで、目の回るような夢のような一日でした。



TAKE@白くまさんによるライヴ・レポートです。

僕にとって初めてのクワトロ!
しかもオリジナルラヴのライブ!
いやがうえにもテンションが高鳴る中クワトロに到着

他のみんなとはちょいと遅れてクワトロ内に入るやいなや
ホール後方のすこし高くなったスペースにあやしい集団
しかもウェディングドレス&タキシード姿の2人が真ん中で率先して叫ぶ&騒ぐ
その集団にまじり叫ぶ叫ぶ,心の叫びを
 「たじま〜〜〜〜〜〜〜〜」「タジビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
途中係員の注意を2回ほど受けるが退場を免れ,いざ開演

始まりは「ペテン」
さすがツアーとは別メニュー
アレンジが変わり
「かっちょい〜〜〜」
しかしなかなか田島が姿を現さない

じれる客を前にインストのソロなどがしばらく続いたあと

満を持して「田島登場!!」
その瞬間から場内がうねるうねる
叫び声,指笛の音,異様なまでの熱気に包まれ
やっと田島歌いだす

狂う他の前方の客とはちょっと離れて
「ペテン」の途中あたりから
しばらくは体内のアルコールの支配下
まるでアルコールが田島の声で別の成分に
変わっていくかのような気持ち良さ
「気持ちいい〜〜〜なんつう気持ちの良さだ〜〜」

そんなウトウト気分でいたらなにやらツアーで聞き覚えのない曲
げっまじ「灼熱」?!
「こんなとこで立ってるだけでいいのか?」
というまるで自分の中の別のだれかにせかされるかのように
ホール後方ど真ん中に移動
続いてこれでもかと言わんばかりに来る来る来る
「TwoVibrations」「LET'SGO!」・・・
「ウオォ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
もうそこからは体中のアドレナリン出まくり&エンジン全開状態
1番後方なのをいいことに飲む&はねる&叫ぶ&踊る
「今夜最高〜!!」「田島最高〜!!」を連呼!!

そんな狂気なまでのライブも2度のアンコールで
最後は「夜をぶっ飛ばせ」の弾き語りをもって終了

でも何が何でももう一度アンコールをという思いで
「もう一回」「もう一回」・・・・・・
と叫ぶ叫ぶ
係員の再三にわたる
「他のお客さまの迷惑ですので」
という注意に耳もくれずのどがかれるまでコールを送るが
やはり出てこず

この瞬間をもって
「TheBestLiveOfMyLifeinQuattro」
終了

涙こそは流さなかったけど,もう感動感動感動!!!
来年やるのかどうかわからないけど、こんなライブだったら何度でもどこへでも行ってやるぜと思わせるほどのライブでした


やまぐちさんによるライヴ・レポートです。

とにかく田島さんのあの嬉しそうな笑顔が印象的でした。
あの場にいたのはほとんどが濃ゆいファンだから(笑)「灼熱」が始まるなり会場が爆発したと言う感じ。

私は前方左寄りで自分の身を守るのに結構大変な時もありました(苦笑)。
「発展途中の小島ドラマー応援派」としてはもっと右寄りで観るべきでした。
個人的には、今回の「サーディン・・」のドラム出だしは好きなアレンジでした。
10/24(渋公)でも聴けた「Masked」はやっぱり好き。

「機材元年」も暮れを向かえ、今回は「アイリス」「プライマル」はやらずガンガンとばして田島さんは楽しそうに機材使っていましたね。

「言葉」以上に熱いものがあったと感じられたのでMCがなかったのがかえって良かったと思ってます。

注:以下は、例えが悪いんだけど悪い意味ではないの。
宗教団体のようなノリで^^;;懐メロ・お祭りの要素はありましたが、あの場にいれた事は貴重な体験だったと思います。

夫もとても感動したようです。結局、田島さんが『何か』を『確認したかった』ライブだったのかしらとか先程思いました。

あとくだらないことですが、あの白髪カツラと「史上最強のいい男」タスキは最前列の人が用意してきたようですが、田島さんがあんなにも快く受け入れてたのは本人もよっぽどご機嫌だったのですね。
でもほんとに嬉しそうな「いい笑顔」でしたね。^-^
#田島さんは『何か』を確かめられたのかな?


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