ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第34回 (1999年11月18日放送)


<オープニング>

M-01.Wedding of the Housefly/オリジナルラヴ
  (99.07.17日比谷野外大音楽堂におけるライヴ)


・来年に出す予定の新曲の本チャンのレコーディングを始めた。
T「歌詞は僕にしては随分早いペースで書きました。」

<リコメンド>
・ナイン・インチ・ネイルズ
「ニューアルバムがタワーレコードで1位とかになっているんで、
 買ってみたんですが、かっこいいですねぇ。(このアルバムの
 リリース形態である)2枚組っていうと、1枚目は気合いが入っ
 ていて2枚目は...、ってかんじあんですけど、2枚ともいい。
 ひょっとしたら今年の1位になるかも。いろんな要素が入ってい
 る。リフがかっこいい。」

M-02.サムホワット ダメージド/ナイン・インチ・ネイルズ
M-03.ウィ アー イン ディス トゥギャザー
   /ナイン・インチ・ネイルズ

<今週のアーティスト>
・スライ&ザ・ファミリーストーン
T「みなさんからの度重なるリクエストにお応えして。
  初期はダンス・トゥ・ザ・ミュージックに似た曲が2、3曲あ
 りますよね(笑)。
  (70年代後半は失速していったスライだが)79年なんかのラ
 イヴ映像では『SLY』って書いたでっかいバックルなんかして、
 ギンギンにやっているんですけどねぇ。」

#これはサイコーにかっこいいです。ああいうベルト(バックル)
#に主張があるのはチャンピオンと仮面ライダーとスライくらい
#です(ウソ)。

T「(華々しい70年前後に比べて後年は)自信がなくなってきちゃ
 った感じですかねぇ。マーヴィン・ゲイやブライアン・ウイル
 ソンとはまた違った意味で悲劇的な人なのかなぁと。」

M-04.ファミリー アフェアー/スライ&ザ・ファミリーストーン
M-05.一緒に居たいなら(if you want me to stay)/スライ&ザ・ファミリーストーン

<バースト!トーク>
ゲスト:パードン木村 (以下K)
・ヤン富田プロデュースによるデビューアルバム「ローカルズ」(P-VINE)
 リリースの大型新人(187cm)。
#このベタな表現(187cm)は多分番組ディレクターの二見裕志の
#原稿。

T「曲を聴いてると、ひょっとしたら背が高い人なのかなぁ、って
 感じもするっていう。面白いっていうか、テキトウじゃないんで
 すよ(笑)。れっきとした木村さんの感覚に則って作ってる感
 じがして。」
K「何やってんの?って言われると、こういうジャンルとかで何々
 やってるって言えなかったんで、1枚作んないと、こういう感じ
 で、って言えないと思ったんで。」

・サーフィンが趣味な木村さん。
K「サーファー=スプリング・リバーブ使わなきゃいけない、って
 いうのもどうかなぁっていうのもあって(笑)。サーファーだか
 らコンピューター使っちゃいけない、っていうのは考えないで好
 きにやって。車いじりと同じ感覚でやってるんで。」

・「そば打ち」も趣味。
K「演奏してもらって、ギャラが払えない時にそば喰わせてごまか
 す、と(笑)。」

M-06.フロッグ ギギン/パードン木村

・プロデューサーのヤン富田について。
K「こういうことまでやるのか、っていう程、細かい作業があって。」
T「ヤンさんって、アルバム全体的に根詰めてとことんまで、世界観
 見つけて、それに基づいてやれることやり尽くすみたいな。」
K「音楽を作っている作業に第三者が見たら見えないかもしれない
 ですね。」
T「すごいですね。仕事師ですね。」
K「仕事の鬼ですね。」

T「木村さんが作る曲も、聴いた感じは、てらいがないって言うか、
 ニュートラルな感じなんだけど異常だっていう感じが非常にいい
 ですね。」
K「そのへんは意識しますね。特に実験的な部分に変にハマって、難
 しいことやってますよ、みたいなのは楽しくないと思うんですよ。
T「そういうのに陥りがちなんだけど。」

M-07.ウエイブ イズ ライフ/パードン木村

・今後の予定は?
K「某衛星放送で何かやろうと思います。
T「ライヴはどうやってやるんでしょうね。」
K「またアルバムとは違って、コンピューターにプログラムしたもの
 をプレイバックするようなことはしなくて、実は手動っていうよ
 うな。」

T「非常にストレンジなアルバム、日本の特異点のような(笑)。」
K「どこか引っかかってもらえれば、っていう感じですね。」

*******

#PRIME TUNE の会報 Vol.11 で取り上げられていたのはこの回です。

Reporter の Arai さんより:

 ヤン富田プロデュースっていうところで想像していただくのがいい
ような気はするのですが、サンプリング(人の笑い声とか)や、曲に
よってはアコースティックギターなども使ったコンピュータミュージ
ックでした。プロジェクト名がパウなのかファウなのか、今一つよく
分からなかったのですが。

 スライの特集の要望が多かった、っていうのは、先日の「BS音楽夜
話」でスライの「STAND!」が取り上げられたのが大きいんでしょうか。
リクエスト、っていうのか、要求が意外と番組に届いているようです
ね。

 ちなみにリクエストなどはオンエア地域ではお聞きの放送局へ、
オンエア以外の地域ではFAX:03-3288-8955です。


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki