ORIGINAL LOVE presents《BURST!》

第20回 (1999年8月12日放送)


<オープニング>
M-01.冒険王

T「次のアルバムに向けての曲作りを始めたところ。レコードもたくさん
 買っているが、新しい機材を、自腹を切って買い込んだ。DJ用ターンテ
 ーブル、ミキサーを買って、L?K?Oに教えてもらいコスり方を練習して
 いる。楽器屋でDJ大会のヴィデオが流れていて、それを1時間ずっと見
 ていた。」

<リコメンド>
M-02.バッド メディスン/レッドクレイオラ
T「買って3か月ほったらかしにしていた最新アルバム。聴いたら最高の
 アルバムだった。」

M-03.ニードル トゥー ザ グルーヴ/マントロニクス

<今週のアーティスト>ビーチボーイズ
T「俺も影響されているんでしょう。中古レコ屋でバイトしてた時、店内で
 『ペットサウンズ』を一年半くらい毎日ループしてかけていて、耐え難い
 くらい聴いた。このアルバムのどこがいいんだろう、というくらい何度も
 聴いた(苦笑)。最近始めたピアノで『神のみぞ知る』のベースラインと
 和音を弾きながら歌ってみたら、よくできてるなぁ〜、と。感心しますね」

M-04.英雄と悪漢/ビーチボーイズ
M-05.神のみぞ知る/ビーチボーイズ
M-06.男が女を必要な時/ビーチボーイズ

T「アルバムで好きなのは『ペットサウンズ』、『スマイル』、『フレンズ』」
#『スマイル』ってアルバムは存在しないんですよね?(一応言ってみました)

<バースト!トーク>
ゲスト:砂原良徳(元電気グルーヴ)#←否「元気」グルーヴ。
以下M(まりん)

・田島、まりんとは初対面?
M「始めましてって言いましたけど、たしかテレビで一度一緒だったと思うん
 ですけど」
T「全然記憶ないんですけど。昔、テレビ神奈川出ましたよ、確か」
M「ギター一本持って来てジャラーンって弾いて歌って帰っていって、『大人
 だなぁ、と』(笑)」

・田島が選ぶ98年邦楽第一位アルバム、「Take off and Landing」について
T「日本人ではベスト1」
M「あれは作るの大変だったんですよ」
T「大変だろうね。よくやるなと思いましたよ。至るところに仕掛けがあって」
M「映画作ってる感じでやってて。会社に対してのプレゼンで大っきいポスター
 を作って行って、『これがジャケットだ!』って言って、『もう作らしても
 らうからね!』って。で、航空会社のマークの権利はどうなってるんですか、
 って自分で電話して(笑)」

T「ソロアルバムは、電気グルーヴのテクノのイメージと違った」
M「アルバム作っている時には、『もうバンドやめちゃってもいいかな』って
 いう気持ちもありましたね。って、ほんとにやめちゃったんですけど(苦笑)」

・ギターバンド、楽器を弾かない人間のオーケストラアレンジ
T「最新作『sound of 70's』はアレンジがしっかりしていますね」
M「そうですか?、僕楽器弾かないんで、アレンジが適当にちゃんとどうとか、
 コードがどうとか言われても全然わかんなくて、僕。
  だから適当に弾いてて、たまにスタジオミュージシャンの人に、『こっち
 がコードで、ベースがここです』とか言うと、『普通でも、ベースはここだ
 よ』とか言われて怒られるんですけど。でも言われた通りにするとおかしく
 て、僕の作った方に戻したりとか。
  でも結局音楽理論ってやっちゃいけないことってないわけですよね。それ
 に気付いてから楽になったかなぁと。間違いはないぞ、と。いろいろセオリ
 ーはあるんでしょうけど」

T「ピチカートファイヴにいた時、僕もオーケストラアレンジとかしたいんで
 すよ。あの頃僕ギターバンドでジャーンってやってるだけでね。トランペッ
 トとか、どういう風に吹くんだろうとかさ、わかんなくて。コードの使い方
 が違うとかよく言われましたけどね」
M「それ、誰に言われたんですか?」
T「その時のストリングスアレンジャーの人」
M「あー、やっぱりそういうこと言われるんだ」
T「でもマーヴィンゲイのアルバムでやってるわけなんですよ。『いいじゃない
 スか』って(笑)そんなもんですよね」
M「なんか、最近そんなもんなような気がしますよ。俺オーケストラ書けるんじ
 ゃないかって気が気もするし、なんか、やる気だけですよね」

T「楽器弾けないんだけど面白いものを作る、っていうのはニューウエイヴであ
 ったじゃないですか。僕らが音楽始めた時にはみんなそうだったと思います
 ね。なんでも面白いものはやる気で作れるっていうかさ」
M「ほんとそうですね、やる気だけですよ、問題は」
T「根性試しみたいなさ」
M「毎回アルバム作ってる時は要は根性試ししてるようなもんで、『やりたく
 ない...』って(笑)」
T「そそそ(笑)。とにかくさ、アルバム作るのは大変だよね」
M「構えちゃいますよね」
T「わかってんのか!って言いたいくらいなんですけどね(笑)」

M-07.sun song 80's/砂原良徳

・電気脱退後、マネージャーもいない中、忙しいまりん。次のアルバムは?
M「カジュアルなものにしようと。今自分にとってカジュアルであることが必要
 である気がしていて。でも世の中の流れに迎合するつもりではないんですけ
 ど。格好もカジュアルにしていこうかなと思っているんですけど」
T「どういう?(笑)」
M「全然わかんないんですけど。カジュアルってどういうことなのか(笑)」
M「前回は一曲が長かったので、極力4分以内で、ラジオでかかっているとなんと
 なくいいかな、っていう感じの」

T「カジュアル。スニーカー履いて(笑)」
M「手にも(笑)俺のほうがカジュアルだって」
T「ハハハ(爆笑)。ソフトクリームかなんか持って」 
M「両手に。片手にソフトクリーム、片手にスニーカー履いて。そういうアー写
 (アーティストの写真)を撮ってやっていこうかな、とは思ってないんです
 けど(笑)」

#なんかトレーナー腰に巻いてそう。しかもなんだか隣にスクーターがあり
#そうな。当然ノーヘルOK時代の。

*******

Reporter の Arai さんより:

 と、いう感じでした。まりんの声を僕は恐らく今回始めて聞いたんですけれど、
声の感じがL?K?Oにそっくりでした。


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki