ORIGINAL LOVE presents 《BURST!》

第124回 (2001年8月9日放送)


<オープニング>
T「今日はまたレコメンデーション拡大版をやります。題して『日本の夏・怠惰
 な夏』ね。」


M-01.めくれたオレンジ/東京スカパラダイスオーケストラ

<近況>
 僕の方は…もうホント私事なんですけど、おととい?先週になっちゃうのかな
?引越完了!致しまして。やっと終わりまして、もう!本当にハッピーですね。
この6月7月ともう怒濤のような、引越しとかいろんな事やんなくちゃいけなくて、
もう音楽どころじゃなかったって感じだったんですけど(笑)。やっとね、そろ
そろミュージシャンモードにまた再び入ろうかなと8月に入って思ってるんです
けど。

 もうね何が大変だったかっていうと、ゴミ処理ですね。ゴミを捨てるの。あー
れが大変でした!今東京都はゴミはとにかくお金がかかるんですね捨てると。で、
法人の場合、会社がゴミ出す場合、まあうち事務所が引越したんで、法人で高い
んですよ。で、燃えるゴミ、燃えないゴミ、まあ事務所が引越すと結構かなり出
るんですね。で、思い切っていろいろ整理してキレイにしようと思ったんでもう
とにかくどんどんどんどん捨てろ捨てろ!でかなりたくさんゴミが出たんです。
そのゴミ全部、燃える、燃えないに仕分けして…俺もやりましたからミュージシ
ャン自ら(笑)。ビニールとそういうの全部取って分けて、燃えるゴミがたくさ
ん出たんです。で、トラックを借りてゴミ処理業者に頼むと高いんですね。1万
2万3万どんどん平気で行っちゃう。もっと行っちゃうかな?で、うちの社員がト
ラックで自分でゴミ捨てに行ったりとかして。あと燃えないゴミも自ら行ってき
まして。で、粗大ゴミも1キロ12円ですね東京都において(笑)。12円50銭だっ
たっけな?忘れちゃった。だからゴミが1トンあっても1万円ぐらいで済むという
感じなんですけども。でも粗大ゴミが中途半端に、例えば古いパソコンを処分し
ようとかいった場合、粗大ゴミ屋さんに持ってくと、5千円とか1万円とか取りま
すからね。パソコン1台でそんぐらい取るんですからふざけた話ですよねホント。
何かそんなの集めていったら元より高いみたいなさ(笑)事になんないのかな?
とにかくそういうゴミ処理にこんだけお金がかかるって事のこの不条理を味わっ
た7月であった訳なんですけど(笑)。で、まだパソコンとか他にオフィス用品
とかどうしようかなと思うのがたくさんありまして。で、今東京都はゴミ出すと
お金かかるっていう事でね、みんなリサイクルショップに持って来る訳ですね引
越しとか何だかんだで。で、リサイクルショップの人がそのリサイクル品を引き
取るレベルが高くなってる。「このコンピューターはちょっと汚いから受け取れ
ません」とか「ずっと昔のだからダメ。嫌だ」とかね。「このオフィス用品は汚
いから引き取れません」とか「値段つきません」とか。なかなか受け取ってくん
なくて。これぐらいだったら安くとも1万とか2万ぐらいになるかな?と思ったら
500円だったりとかね(笑)。とにかくゴミ事情ってのがなかなかこう…普段暮
らしてるとそういった所まで突っ込んで知り得ない事だったんですが、この引越
に際していろいろそういった事が詳しくなりました(笑)。という事で、自分の
次のニューアルバムの詞に響くか!とか(笑)、ゴミの歌とかね。どうでしょう
?みたいな感じですけど。この話来週にでももう1回します。

<今週のリコメンド>
 曲をじゃあ聴きます。今日それでね、CDとか全部梱包しててまだ片づいてない
んで(笑)持ってきてないんですけど、たまたまカバンの中にあったCDを今日は
かけます。『ロバート・ワイアット』で、これは「ドンデスタン(Dondestan)」
ってアルバムから「コスタ(Costa)」です。

M-02.コスタ/ロバート・ワイアット

<リコメンド拡大版>
 今日のテーマは「日本の夏・怠惰な夏」。要するに「比較的最近リリースされ
た日本のアーティストのアルバムの中からちょっと面白いモノを集めてみたとこ
ろ、何だかけだるい夏の午後的な雰囲気になりました」という事で。原稿棒読み
しました今(笑)。今日日本のアーティストをこの二見君が集めてきたのか、送
られてきたのかちょっとわかりませんけども、その辺の曲をかけるという事で。
僕はこの辺の情報全くわからないというか…もう最近僕引越モードだったんで音
楽からちょっと離れてたので…どこの引越屋さんがいいとかそういった事に関し
てはかなり今感覚的に鋭くなってるんですけど(笑)音楽的にはちょっとかなり
今後退してて、久し振りにミュージシャンモードを思い出す為にここで今日はち
ょっと。

 まず最初のバンドは、『ラブクライ(LABCRY)』。タイトルは「My life your
life It's a summertime blues」。

M-03.マイライフ・ユアライフ・イッツアサマータイムブルース/ラブクライ

 これ説明書きここにあるんですけど「大阪のバンド」という事でね。「この曲
が入ってる4枚目の最新アルバム『I bring you down to underground』はいいぞ」
と。「一聴してわかりやすく、でもホントに面白いところは実は何度も聴くと後
からじわじわ押し寄せる感じがいい」とという事ですけどね。この何かとろ〜ん
とした感じの…二見君わりとこういうとろ〜んとしたテイストを持ってるディレ
クターなんですけど(笑)そのとろ〜んの波長が多分合ったのではないかと(笑)
という気がしますけどね。まあでもね、この夏僕も早くとろ〜んとしたいんです
けど…そう、あれだな、今僕の個人的なバイオリズムとしては、早くこの片づけ、
自分のスタジオの(笑)と、あといろいろやる事がたくさんあってですね、こう
カリカリしてるんですね僕今。だからダメだなちょっと。あと3週間ぐらい経った
ら良くなる(笑)こういうとろとろした感じの。なんか今巻き入ってるんですよ
ね自分のライフタイムが。そう「僕のマイライフ。巻き入ってる!」って感じな
んで、こういうとろ〜んとしたの聴いてると、あれやってねーやそういえば、と
かさ(笑)、あそこの片づけああしよう、とか思っちゃうんだよな。だからちょ
っとダメだなこういう感じは。でも歌詞がなかなか面白そうだなと。今歌詞カー
ド手元に無いんでわかんないんですけどね。という事で今日はレコメンデーショ
ン拡大版をお送りしています。

***
 次は『渚にて』というグループですか?あ、ユニットですね。これは名前は聞
いた事あります僕も。「星々」という曲です。

M-04.星々/渚にて

 キャプション読みます。「以前違う曲を当番組でかけたことがあるグループ。
これも関西ユニット」ね。「彼らの4枚目の最新アルバム『こんな感じ』」なる
ほど、「こんな感じ」っていいね。「『こんな感じ』というアルバムから。渚に
て…」渚に行きてーなーという感じがしてきた(笑)。ここんところずーっと段
ボールしか見てないもん僕は。大体自分の人生の7割、65パーセントから70パー
セントですかね、ずーっと段ボールの茶色い色あるでしょ?あれを見てるんです
よ(笑)。ほとんどあれしか見てなくて、だからあそこからこう…あれをどうに
かしたいという感じなんですけどね。

 それでこの間…ゴミの話の続きなんですけど、うちの事務所が引越すんで、古
い紙、いろんな刷ったヤツ、それをまとめてバーッ!と出したんです。そしたら
次の日残ってたんですバーン!と。全然持ってかれなくて(笑)。それはなんか
段ボールに入れてあったのかな?その古紙が。「古紙」って書いておいたんです
けど「これじゃあ古紙だか何だかわからないんで全部やり直して下さい」って言
われちゃって清掃局の人に。で、「これは資源ゴミの日ですから」とか言われて。
何の日、何の日って決められてるじゃないすかいろいろ。で、1週間に1度だった
りするんですねその資源ゴミの日が。で、ゴミは溜まる一方で。ゴミ処理どうに
かしてくんねーかな東京都。今もの凄い憤ってる俺は。ま、かといってそれをど
う具体的に処理していいのかちょっとわかんないんですけど、ただそのゴミを処
理すんのにこんなにお金がかかって面倒くさいっていう事をちょっとどうにか、
もうちょっと何とかならないかなーと。今日こればっかり話してる(笑)…これ
ばっかり思ってるんです最近。自分が生きてる中で70パーセントぐらいゴミは何
とかならんのかなあという事しか思ってない感じなんですけど。

 とか言いつつ、だから芸術一般に全然触れてなくて。この間そう言えば本読ん
だ。夏目漱石の『それから』。いい小説でしたね凄く。それ読んでから中原君の
小説『あらゆる場所に花束を……』読み始めましたけど。いやー今までの中原君
の前の小説『虐殺なんとかかんとか…』ってヤツありましたね、あれも読みまし
たけど、あれよりも心持ちテンションが上がってると言いますか、完成度が高い
と言いますか…完成度って言ったらいいのかな中原君のスタイルは(笑)…とに
かく弾けてますね今回のは。途中までしかまだ読んでませんけど。

***
 という事で次、何かダラダラと喋ってますけど(笑)…『Mariko』ですね。
「のこされし者のうた」。

M-05.のこされし者のうた/Mariko

 「島根県在住のシンガー浜田真理子さんの自主制作盤」という事で。「一部で
話題になっている全く時代感覚など関係無いピアノ弾き語りモノであります」と。
「ランディ・ニューマンやフィービー・スノウ、往年の金延幸子を彷彿とさせる
面がある」あるかな?これ。うーん…まあ聴きようによってはある。「声がいい」
という事ですけど。微妙にこの節回しが、コブシが♪うぅううん…おー。これ誰
の影響なのかちょっとね。演歌っぽくもあり、カントリーの影響もあんのか、と、
よくわかりませんけども、なかなかいい弾き語りですね。口とマイクの距離感が
もの凄いこれ近づいて歌ってんなー!みたいな(笑)。ヘッドフォンで聴くとも
う言葉のひとつひとつがダー!っときて、オー!っと思いましたけどね。なかな
かジンとくる感じの曲でいいかなと思いました。

***
 さて、最後が今日の「けだるい夏」…「金鳥の夏」…じゃない…なーんてつま
んない事言っちゃいました(笑)。何だっけな?…「日本の夏・怠惰な夏」ね。
今日最後、『54-71』。これよくたくさんライヴやってるみたいで、うちのドラ
ムやってる平井君とか「5471たくさんやってるみたいよ」って言ってましたけど。
その54-71の「イルマティックビガー」を聴きます。

M-06.イルマティックビガー/54-71

 「眠れない熱帯夜にこの曲を聴けば更に寝付きが悪くなる事間違い無しのバン
ド形式による…」まあこの曲は打ち込みでしたけど、普段はバンドでやってるみ
たいです。「バンド形式によるカンパニーフロウのようなダーティーヒップホッ
プ」だと。「聴いているととても英語に聞こえないけど歌詞カードを見るとぼや
きの内容は全部英語でした。最近ライヴの機会が多く確実にファンを増やしてい
る注目株だ」とキャプションに書いてありますけど。♪おね〜ちゃ〜ん 味噌汁
味噌汁 とか聴こえたんですけど(笑)。このぐらいテンション高かったら日本
語でやったら凄い面白いかもしんないのに。ダモ鈴木みたいな感じでいいかもと
思いましたけどこのヒップホップ。英語だから何言ってんのか僕わかんないんで
すけど。かなりテンション高めで。これ日本語で聴きたいなという感じがしまし
たけどね。このベースの謎の音圧感、何ですか?これ。♪ボワ〜って(笑)。こ
れあれあのパブリックイメージリミテッド(PIL)のメタルヴォックスみたいな、
ちょっとあの雰囲気を感じたんですけど。ヒップホップというよりも何か昔のラ
フトレードの何かそういう…イギリスとかドイツとかのそういうグループみたい
な感触ですねこれ。バンド名も『54-71』って何か訳わかんなくてそんな感じが
しましたけど。

 はい。という事で、今日の僕のゴミ問題。どうでしたでしょうか(笑)。これ
についての意見、「うちの所はお金かかんないよ」とか「こうすれば金かかんな
いよ」とか、もしくはいろんな情報をお待ちしてます。

<エンディング>
 この番組ではハガキなどを大募集…先ほどのゴミ問題についてのハガキを…こ
うしたらいい・ああしたらいい、そういう環境問題について、ちょっとここんと
こしばらくバースト!行きましょうか来週も含めて。感想なんでも書いて送って
頂きたいと思います。という事でそれではまた来週。オリジナルラヴの田島貴男
でした。バースト!


 


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Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki