ORIGINAL LOVE presents 《BURST!》

第123回 (2001年8月2日放送)


<オープニング>
T「今日は中原昌也氏の登場です。」


M-01.めくれたオレンジ/東京スカパラダイスオーケストラ
 約あと1週間後、やっと発売になりますね。


<近況>
 僕の方は、やっと引越完了!でありまして。ここんとこ約1ヶ月間音楽を作る
どころの騒ぎではありませんでしたね。昼間は引越だなんだかんだの作業があり
にありすぎまして、で、夜9時とか10時、そのぐらいからじゃあアルバムの曲作
り始めるか!とか言って始めるんですけど、そう言えばあれやってなかったなと
か、そう言えば駐車場まだ決まってねーや明日行かなきゃ、とかそういう事ばっ
かり頭よぎってしまって(笑)全然音楽の方に…クリエイティブな方に頭が向か
わないので困ってしまった1ヶ月という感じでありました。今引越終わって、荷
ほどきまだ終わってなくてこれからいろいろ整理して行く訳ですが、まあやっと
ちょっと一段落つきまして、音楽、自分のニューアルバムの方にシフト転換でき
そうだなという感じであります。

 そんなこんなでもう夏も8月に入って。8月の方が最近は涼しいですね7月より
も。何だったんでしょうね?あの7月の異常な暑さは。まあこの番組の収録の方
で8月2日の様子はわからない訳でありますが(笑)。恐らく多少は7月よりはマ
シだという感じにはなっているかという予想の元に話題を進めておりますが。


<今週のリコメンド>
 先週に引き続き大好評につき(笑)タモリさんのアルバム『TAMORI』から今週
は…2曲と言うんですか?2コーナーですか?続けてお送りしてしまおうと思って
おります(笑)。バースト!ならぬタモリさんの番組になってきちゃいますけど
これかける事によってね。まあレコードなんで、CD化されてるんで曲扱いでかけ
ます。1コーナー目が「FEN」というヤツ。これがねー最高でありますね。ハナモ
ゲラ英語大爆発しております。これはコメディーショーとFENのスリラー番組と
アメリカンコメディーショー、その3つの流れになってます。それからもう1つが
「ハナモゲラ大相撲中継」。これは行司がずーっとハナモゲラ語で言ってたりと
かそういう曲というかコーナーですね。この2コーナー続けて聴いて下さい。


M-02.FEN/TAMORI
M-03.ハナモゲラ大相撲中継/TAMORI


 あのコメディーショーのくだりとかまあ凄いですね。英語以上に英語に聞こえ
る感じ(笑)。このアルバムは他にもいろいろ面白い傑作たくさん詰まってまし
て、これCD屋さんに今売ってるかどうかわかりませんけど、中古のCD屋さんにあ
るかもしれないですが、見つけたら買いだなとという感じであります。

<談話室バースト!>
ゲスト:中原昌也(以下N)

T「今日のお客様は、もう大夫この番組何回か出て頂いて馴染みという感じにな
 ってきましたけど、中原昌也さんです。どうも。」
N「こんにちは。」
T「こんにちは。」
N「はい。」
T「(笑)」
N「いや、もうさっきの…あ、さっきのとか言ってわかんない(笑)…」
T「いやいやいや(笑)。あのー収録が今日同じ日に宇川直宏さんと。」
N「何かもう聞いてて疲れました。」
T「(笑)」
N「(笑)」
T「先週宇川直宏さんに出て頂いて。先週と言いますかまあ同じ日に収録してん
 ですけど。今日は中原君と非常にこうテンションが(笑)…」
N「うーん…ダメです。」
T「(笑)」
N「元気無くなりました(笑)。」
T「で、最近何してんですか?」
N「やっと今日G4が買えたんでちょっといじろうかなと…」
T「(笑)」
N「思ってますけどねマックのね。」
T「あ、そうですか。音楽の方もちょっと?」
N「そうですよ!音楽ソフト買いましたよドカッと。」
T「え?音楽ソフト?プラグインとかみたいなの?」
N「そうです。」
T「へえーー。」
N「でも全く使い方わかんないで、もう全く何の音も出ませんよホント。」
T「(笑)」
N「インストールの仕方でさえもわかんなくて、全然もうさっぱりですよ。」
T「あー(笑)。」
N「誰か教えてくんないですかねー。」
T「あー。コウ君だって最近プラグインマンになってますよ。」
N「あ!そうなんですか?!」
T「そうですよ。」
N「生意気な。」
T「生意気なっつったって(笑)…」
N「サルみてーなヤツが。」
T「(爆笑)」
N「(爆笑)いや、冗談ですけどね。冗談冗談冗談。」
T「(笑)コウ君ね、L?K?O、ターンテーブルやってる。」
N「教えてくれるんですか、彼がそんな。」
T「そう!教えてくれるんですよ(笑)。」
N「そうかー(笑)。」
T「いろいろ使い方なんだかんだ。新製品チェックが激しくて。」
N「そうなんですか。いやずっと僕、彼は『ター坊』みたいなキャラクターだと
 思ってたんですけど。」
T「何すかター坊って(笑)。」
N「どうやら違うみたいですね。器用なんですねやっぱね。」
T「そう何かプラグインいじり倒してますよ。で、最近のコウ君の新曲とかいろ
 いろもらったんですけど、もうプラグインの嵐で。」
N「そうですか。あーなるほどなー。」
T「1時間ぐらいずっとプラグインがバーッ!と鳴ってるヤツとか。」
N「そうなんですか。ちょっと違うモノ使った方がいいですよ。そんな頼ってば
 っかはダメですよね。」
T「まーねー(笑)そうですけど。」
N「なんて、悔しいから言ってみましたけど。」
T「(笑)。じゃ結構音楽やる気モードなんですね?」
N「いやもう!前からそうですよ!」
T「そかそか(笑)。」
N「そうですよもう。音楽しかやる気無いですよ。ミュージシャンですからね。
 受賞後だって肩書き全部作家って入れますか?って言われて、全部ミュージ
 シャンだけにして下さいって言ってますよ。」
T「あー!そうですか。」
N「この間、受賞前に書いたぴあの原稿見たら、肩書きんとこに『ミュージシャ
 ン』って書いてあって、その後に『最近三島賞を受賞しました』とか書いて
 あって(笑)。そんな事僕言ってないのに勝手に入れられて。」
T「何か雑誌の人っぽいね、そういうの付けるのね。」
N「ええ。まあいいんですけどね。しょうがないっすよ。」
T「なるほど(笑)。」
N「諦めましたよもう何かそういうのは。」
T「へえー。で、G4買ってそいで機材もじゃあ…一時期売っぱらっちゃったとか
 言ってましたけどまた…」
N「いや、売っぱらったっていうより壊れてたんですよね殆ど。だからね…」
T「あー。じゃまたいろいろ前戻ったり修理したりとかして…」
N「いやまだ全然してません。」
T「はあー(笑)。」
N「そればっか金使ってんでね…でも馬鹿馬鹿しいですねソフトにお金かかんの
 ってね。」
T「そうすねー。」
N「結局絵に描いた餅に金払ってるようなもんですよ。」
T「あー。そうねー。」
N「バーチャルなモノに現実のお金を払ってる訳でしょ。」
T「そうそう。形が無いモノっていうか何っていうか。」
N「それって何か凄く馬鹿馬鹿しいと言えば馬鹿馬鹿しいし。ま、そう言っちゃ
 えば別にソフト開発した人とかお金貰わないとかわいそうだから確かにね。
 しょうがないのかもしれませんけどね。」
T「うん。何かね金払う感覚がちょっと違ってきますね。」
N「そうですね。何かね。」
T「鉄の塊のこの重量感がね…」
N「でもまあそれで部屋が狭くなってノイローゼに…」
T「(笑)」
N「なったりとかするより確かにマシなのかもしんないですけど。」
T「はあー。」
N「引越しとか何度もやるとホント物とかうざったくなってきますよね。」
T「そうすね。」

***
T「今日はそいで何か曲の方はこれは…グラハムボンゾ?…何だっけ…」
N「『グラハム・ボンド・オーガニゼイション』。ボンゾ…ボンゾドックじゃな
 いですよ。」
T「ボンゾドックバンドじゃなくてグラハムボンドオーガニゼイション。これっ
 てどういうバンドなんですか?」
N「ハモンドオルガンを使って始めて白人ブルースをやった人なんですけど。」
T「あー、はーはー。」
N「60年代の人で。この人凄いですよ。」
T「あ、そうですか。ジャズにちょっとこの当時かぶれた人とかそういう末路を
 辿るとかたまにいたりしますけど…なるほど。」
N「あーいますよねー。この人はホントにヤバイ。」
T「で、突然黒魔術に?」
N「そうです。」
T「それからのアルバム、音楽も変わってるとか?」
N「いやそれが逆に明るいんですよね。」
T「(笑)」
N「その頃の時期の方が逆に反対に。」
T「へえー。」
N「だから初期の頃の…今日流す曲はバックがジャックブルースとか…」
T「へえー!」
N「ジンジャーベーカーですねバック。まだクリームやる前の。」
T「へえー。じゃ取り敢えずこれ行きましょうか。これは初期ですね?」
N「はい。初期のライヴで『The first time I met the blues』ですね。」

M-04.ザファーストタイムアイメットザブルース
   /グラハムボンドオーガニゼイション

T「これはイケてますねー。」
N「いやあもうカッコイイですよ。ヴォーカル凄いっす。」
T「素晴らしい。」
N「ね。」
T「この何つーのかな、一発触発みたいな。」
N「そうですね。」
T「もの凄い…」
N「パワーが。」
T「何だ?どうしたの?っていう…(笑)。」
N「何でこんなささくれてるんだっていう感じが…」
T「そうそうそう(笑)。何で?何で?って感じのパワーですねこれ。」
N「ホワイトブルースって基本的に説得力何にも無いじゃないですか。」
T「そうですね(笑)。」
N「だけどこれはもの凄く(笑)…説得力は無いけど何か知らないけど…」
T「無いけど何か説得された!みたいな(笑)。」
N「そういう感じしますよね。」
T「そうですねーそう言えば。」
N「このライヴがやっぱ一番凄くてですね。」
T「あー。これ『What'd I Say?』が入ってる…」
N「What'd I Say?がこれが凄い名演ですよねーホントに。もうもうレイ・チャー
 ルズのオリジナルなんて目じゃないぐらい爆発してますよホントに。」
T「(笑)」
N「何かもう♪イエ〜〜〜!って掛け声のとこがホントに暴動が起きそうなぐら
 いの勢いで。」
T「暴動が起きそうなぐらい(笑)。」
N「1回終わってんのにまた始めるんですよ!♪イエ〜〜〜!ってとこからまた始
 めて盛り上げてんですけどね。これはちょっと凄いですよホントにね。」
T「あー。これがお薦めという事でね。このアルバムだけでは手に入らない?」
N「何か手に入んなくて、何故かアニマルズと一緒になってて…」
T「アニマルズと一緒に(笑)編集盤で手に入るという事で。」
N「完全盤じゃないんで淋しいとこですけどね。」
T「はい。という事で、今日は中原昌也さんねお迎えしてます。」

***
T「あれじゃないですか、でもほら文字書いたり音楽やったり両方やればいいじ
 ゃないですかじゃあ。」
N「いや〜どっちかですよ〜。」
T「だってね、いやでもね、音楽ばっかやってんのもつまんないですよ…何つっ
 て俺(笑)…」
N「何かやってますか?だって田島さん。」
T「え?(笑)、僕だから他に何かあればほら…僕にも書く才能とかあればね、
 書けたらいいなと思いますけど、僕はあんまりそんなの無いから。」
N「あ、そうですか。」
T「読むだけですけど。」
N「あー。ラジオやったりしてますけどね。」
T「たまにこういう事やったりしてますけど。」
N「パーソナリティやってますからね。」
T「いやいや、バーストだけですから(笑)。」
N「いやいや、そういうのが必要ですよホントに。」
T「でも両方やってるからいいっすよね。」
N「うーん。でももう文章はいいですよ。疲れますよもう何か…ねえ。」
T「(笑)あ、そうですか。」
N「うん。人にわかってもらおうと思ってやるのは疲れますよ。」
T「まあね。それはそうですけど。」
N「文字はやっぱある程度伝わらないと意味が無いですからねえ。」
T「まあねー。」
N「音楽なんて別に♪ピロピロピロ〜とかね…」
T「パーソナリティーは出やすいですけどね音楽の方が。」
N「まあそうですよね。」
T「文字でパーソナリティーが…っていうかまあ個性が出るモノって難しいでし
 ょうね。」
N「そうですよねえ。だからホントにもういいですよ。そっとしといて下さいよ
 文章はね。でもお金は欲しいけど何か…」
T「(笑)」
N「生活したいからやっぱり。」
T「あー。書いていって…」
N「いや書きたくないんですってホントにもう。地獄ですよもう。」
T「(笑)」

***
T「まあそういう事でね。今日はCDあと2枚持ってきたんですよね?」
N「ええ。」
T「あとこれは何だっけ…」
N「ミッシングパーソン…とか。」
T「ミッシングパーソン(笑)。」
N「いやいや(笑)冗談。ミッシング…つまんないですね(笑)。」
T「疲れたギャグ(笑)。」
N「はい(笑)。ミッシングファンデーション。」
T「ミッシングファウンデーションってのは何でしたっけ?」
N「NYのバンドだったんですけどね。」
T「80年とかそれぐらい?」
N「まあ90年代頭までいたらしいんですけどもうすっかり消えちゃいましたね。
 バンド自体。」
T「ふーん。あ、じゃ結構長い事続けてたんですね。」
N「アルバム5枚か6枚まで確か出てるんですけど、後半段々つまんなくなってく
 るっていうか、もっと意味がわかんなくなってくるんですよね。」
T「へえー。じゃこれ行きましょうか。」
N「はい。」
T「『292cc』」
N「どういう事なんでしょうね。」

M-05.292cc/ミッシングファウンデーション

N「何んなんでしょうねこれ。」
T「いやーカッコイイ。」
N「ねー。バンッ!バンッ!バンッ!っていってるだけですよねこれ。誰でも演
 奏できそうですね。」
T「♪うぇえええ〜〜〜〜〜!!…すごいっすね。」
N「(笑)。歪んでなかったらしょうもない。」
T「(爆笑)」
N「歪んでるから聴こえがいいのか…何かよくわからない(笑)。」
T「(笑)。ただ歪んでるだけというかね。」
N「この後の曲に繋げる繋ぎが結構カッコ良かったんですけどね。ゴミ箱がドカ
 ーン!とか転がったみたいな音がして、その後、♪オーオーオーオーッ!って
 いっぱいの人が何かオーオー言い始めて、上からスクリーミン・ジェイ・ホー
 キンスのレコードが適当にスクラッチされてるみたいなヒドイ曲が後に続いて
 るんです。これカッコイイんですけどね。」
T「へえー(笑)。これNYのバンドで…」
N「ええ。もう無いみたいですけど。」
T「NYパンクの流れがやっぱりあるんですかね?」
N「何なんでしょうねこれ。よくわかってないんですけどね何か。」
T「(笑)。意外とジャズの人…」
N「ジャズかな〜?」
T「(笑)だったりするかも。」
N「意外といい加減な感じがするんですけど、NYに行くとまだこのマークとか残
 ってますからね。」
T「へえー!」
N「これ当時いろんなとこに描きまくってて。いやホントに殆ど単なる何かただ
 暴れてるだけの人達で。」
T「(笑)」
N「当時の音楽雑誌とか見ると、あのCBGBの壁に穴開けたりして追い出されたり
 とか(笑)。」
T「あー。じゃもうあれじゃないですか?ひょっとして70年代からいるパンクの
 人達なんじゃないですか?」
N「何でしょうね?詳しくはわかんない。」
T「そうかもしんない。最初のNYのパンクの人。」
N「どうなんでしょうね。」
T「70年代の最初の頃のNYのパンクってホントにそういう壁に穴開けたとかさ、
 スーサイドもそうですけど。」
N「あ、スーサイド。そうでしょうね。」
T「チェーンで人をバーン!ってやってたりとか。」
N「でもそれ本人に聞くと『そんな事してねー!』とか言って。」
T「言ってました?(笑)あ、そうですか(笑)。」
N「何でしょうね…あ、客が怒ってるからそれに対抗する為にそうやったってス
 ーサイドがインタビューで言ってますけどね。」
T「あ、そうなんですか!」
N「ホントかどうかよくわかんないですけどね。」
T「へえー!」
N「いやでもね、ジョーイ・ラモーン死んだ事もあってね…」
T「ジョーイ・ラモーンってホントに死んだんですね?じゃあ。」
N「え?嘘なんですか?」
T「いや、僕、嘘なのかな?と思ってさ。」
N「(笑)」
T「(笑)。いや僕も噂聞いたんですよ。でも嘘じゃねーかと思って(笑)。」
N「何かねえ…だから久々にラモーンズとか引っ張り出して聴いてんですけど。
 うーん…死んでねーよなー…みたいな…」
T「(笑)」
N「そういう感じがして、悲しくないですよね。」
T「うん。そうだね。」
N「昔、原宿とか歩いてるの見た事ありますよ。」
T「あ、そうですか!」
N「あ!ジョーイラモーンだ!とか思って。」
T「えーー?!へえー!原宿やっぱり歩いちゃうんだ。」
N「会いましたね。ええ。」
T「今年のだってさ3月か4月に死んだって言いますけど…」
N「そうですね。」
T「あのー…そう、悲しくないね。」
N「ねー。まだ生きてるような気がしますよね。」
T「そうですね。」
N「みんなの心の中に。ね。」
T「(笑)」
N「なんてね。」
T「なるほど(笑)。」
N「(笑)。やっぱいいですよーラモーンズ。」
T「ラモーンズいいですか。あー。」
N「でも何か聴いててメロコアじゃないの?これ、とかちょっと思ったり(笑)」
T「そうですね。最初の1stとかね。」
N「メロコア嫌いですけどね。」
T「うん。僕も嫌い(笑)。」
N「はい(笑)。」
T「ラモーンズはだけど、途中からはもう普通のポップな何かね。」
N「まあそうですね。」
T「何かジョーイラモーンが死んだ話とか…」
N「ねー。爽やかなバンドやってみたかった…爽快感のあるね。」
T「(爆笑)」
N「爽快感のあるバンドとかやってみたかったですね。」
T「え?自分的にも?」
N「ええ。何を担当するかよくわかんないですけどね。」
T「あー。なるほどね。この死の香りのする話題が…」
N「別にそういう訳じゃないんですけどね(笑)。」
T「続いてますけどね(笑)。」

***
T「で、次、中原さんが持って来たのは…『シャイライツ』(笑)。」
N「シャイライツ。大好きなんですよねこれがねーホントに。」
T「もう何すかこの流れは(笑)という。」
N「わざとランダムにしてるだけっていう気がしますけど(笑)。」
T「ミッシングファウンデーションからシャイライツ。これはあのー…」
N「あ、でもね、シャイライツと僕の出会いもね…」
T「ええ(笑)。」
N「よく出入りしてる画廊の人に『死んだ人がレコード放出するから買いなよ』
 って言われてシャイライツ1枚100円でいっぱいあったんで。」
T「(笑)」
N「それがシャイライツとの出会いですね僕は。」
T「あ、そうですか。やっぱりそこに死が関与してる…」
N「関係無いんだけど無理矢理言ってみただけですよ(笑)。その間に結び付け
 てみただけですけど。」
T「はあー(笑)。」
N「大好きですよシャイライツ。好きでしょう?」
T「シャイライツ好きだけどねー。違う意味で好きだったりして?(笑)」
N「違いますよ同じですよ(笑)。心はひとつですよ。何言ってるんですか。」
T「あ、そうですか(笑)。では、Chi-Litesの『I want to pay you back』これ
 を。」

M-06.アイウォントユートゥーペイユーバック/シャイライツ

N「いやー!ファルセットで歌いたいですねー!モロにねー!」
T「(爆笑)」
N「何で出来ないんだろう…」
T「(爆笑)」
N「悲しいよホントに。」
T「それは聴きたいですよだけど。」
N「ファルセットねえ。カラオケ行くと必ず、シャイライツは無いけど、スタイ
 リスティックスとかやるんですけど、やっぱ全然ダメですね。」
T「(爆笑)歌うんですか?結構。」
N「♪るるるるる〜〜(ファルセットで)とかやりますけど全然ダメですね。
 歌詞がわかんないです大体。」
T「(爆笑)それ面白すぎる。」
N「ファルセット何とか特訓誰か出来ないですかね?」
T「特訓ねえ…」
N「特訓でどうにかなるんですか?ファルセットって。」
T「どうなのかな(笑)。ファルセット歌うには、やっぱ地声で歌うのがいいと
 ファルセットも段々上手くなる。それにつれてやっぱ上手くなりますよね。」
N「出来ます?ファルセット。」
T「一応ね(笑)。」
N「あー。」
T「でもそんな大したもんじゃない。」
N「凄い!出来るんだ!やって下さいよ!ガンガン!」
T「なーんで?(爆笑)」
N「もう全部ファルセットで!」
T「全部?(笑)。でも次のアルバムで全部ファルセットの曲1曲今考えてて。」
N「おー。いいですねえ。」
T「たまたま(笑)。まあシャイライツみたいな感じではないんですけど。」
N「あ、そうですか。」
T「ちょっと違う感じで行こうかなと。でもやればいいじゃないですか。ヘアス
 タイリスティックスでも。」
N「気持悪いでしょ僕がいきなり何かそんな(笑)。」
T「(爆笑)聴きてーなー!新曲全部ファルセット。」
N「ブロンスキビートのジミー・ソマービルとかさ、オカマの上にファルセット
 歌ってさー。」
T「あー、ああいう…」
N「気持わりーな!とか思ってたけどねえ、今オカマはいらないけど、ファルセ
 ット歌いてーなー!とか思うねやっぱ見てるとね。」
T「(笑)」
N「日本でファルセットっていえば何ですか?ハイファイセットとか?ちょっと
 違うか…」
T「ハイファイセットはファルセットじゃないですね(笑)。」
N「適当に言ってるけど(笑)。ファルセット歌いたいですね。こういうのばっ
 か聴いてると。」
T「なるほどね。ではヘアスタイリスティックスのファルセットちょっと…レゲ
 エやったんですから。」
N「え?!」
T「レゲエやったじゃないですかレゲエ。」
N「あったっけ?そんなの…あ、何かあったか。」
T「やってましたよね。見事にヘアスタイリスティックス調のレゲエでしたけど。
 だからそれ調のファルセット曲を。」
N「そうなんですよ。特訓しなければなりませんね。」
T「特訓をするんですか?(笑)」
N「どこで特訓したらいいかわかんないすけど(笑)。」
T「ええ(笑)特訓して頂いて。」
N「ファルセットにトライですよこれから。」
T「はい(笑)。」

<エンディング>
T「今日は中原昌也さんをお迎えしまして。本が出ておりますので『あらゆる場
 所に花束を……』ね。三島由紀夫賞受賞!」
N「いやいや。」
T「これが全国の書店で。」
N「ええ。あると思います。」
T「売ってますんで、これ是非!今日も僕ちょっとこれ夜中一晩でバーッ!と読
 んじゃおうと思ってますけど。」
N「簡単に読めると思います。」
T「是非手に取って頂きたい。という感じしますけど。なかなか自分では照れて
 宣伝しませんけど(笑)。」
N「(笑)」
T「今日のお客さまは中原昌也さんでした。」
N「はい。お疲れさまでした。」
T「お疲れでした。バースト!」

 


prev

next


[BURST!]
[BROADGRAPHY] [Home Page]

Listening & Reported by Jun Arai
Page Written by Kiku^o^Sakamaki