2002年11月 冷え込んできました




11/30(土)締め日

私は昨日で燃え尽きた。だから今日は休息日。ちょっと燃えかす状態かも。
という事で今日はへらへら〜っとふぬけであったりする。

今月は私にとって大きなイベントが2つあった。旅行とライブ。
どちらも申し分ない程満足した。いろんな要素が絡み合ってこそおさめられた成功であると思っている。

来月はいよいよ12月。
寒くなければ12月の慌ただしさも結構好きではあるんだけどなあなどとも思うわけであります。

支出:0
飲酒:ビール350ml ウイスキー少し
起床:8:00 就寝:0:00



11/29(金)綾戸サイコー

今日も休み。と言うか休みの希望を出してあったので公休な訳で
そんな事で今日は綾戸智絵のライブがある。朝からウキウキ。音楽は綾戸漬け。

私の入っているメーリングリストに綾戸智絵のファンクラブに入っている方がいてその方の計らいで
一般のプレイガイドではぜーったい手に入らないような席が確保出来てその送られてきたチケットを見てちょーびっくり。
だって一列目だよ?もちろん一階の一番前。うそーんうれしーととっても楽しみにしてましたさ。

夕方の4時、午後から半休を取って帰ってきた旦那と一緒に学校へ子供達を迎えに行き新潟へ。
と言っても子供も一緒にライブに行く訳じゃなくて大人が綾戸を見に行ってる間ハリーポッターを見せておくという計画のもとまずは映画館へ。
時間があったので簡単に夕食を済ませ6時子供を映画館に放り込む。ハリーポッターは2時間54分もある。終わるのは9時9分。
映画が終わってもママ達が間に合わなかったら隣接するゲームセンターにいなさいと言って200円とジュースを預けてポイだ。

さあ、開場は6時半。雨の中新潟市民芸術文化会館に向かう。
去年あたりに新しく出来たコンサートホールらしいが私が入るのは今回が初めてだった。

6時半ころ駐車場に着いて会場に入るとすごい人。これみんな綾戸智絵を聴きに来てるわけ?
席を探した。うわ、ホントに一番前だ。それもホールの高さが異様に低い。そして近い。
フロアからホールの高さは1mないかな?そして私の席からはと言えば2mないかな?
座って足を伸ばしたがさすがに少し足りなかったので約2mくらいだろう。おいおいすげえとこだねとびっくり。
そしてこのホール、360度ぐるりとホールを囲むようなコロシアム形式でパイプオルガンまである。
なんなんだここは?ゴスペルなんかやったらええだろうなあ。
でも後ろの方の席はよく見えなくてかわいそうかな。2000人収容で今日はもちろん満員御礼だった。

始まる前ここで旦那に指示。
「綾戸は一番前の人と絡む事があるらしいよ」「えええ?」
これが後々私の失言だったと気がついたのだがその一言で旦那は緊張に緊張を上塗りしてしまったらしい。そして彼女が近づいてくるたびに固まってしまっていたらしいのだ。
ああ、悪い事言ったなと、だーから後で思ったんだってば。

7時、ライトが暗くなっていよいよ始まる。幕もないこのホールでどうやって出てくるんだろうと思ったら普通にドアを開けて出てきた。当たり前やがな。

小さい彼女が白のシャツに黒のパンツ姿でやあやあまいどまいどと腰を低くして登場。
会場からは割れんばかりの拍手。しょっぱなから笑いを取って2曲続けて唄った。
そしてまたトーク。話ながらほんとにすぐ近くまで来たのでうわあと私は喜んだ。小さい足だな。
先も言ったように喜んだのは私だけで旦那は彼女が近づく度ごとにきっと
「話しかけられたらどうしよう」
と身体を硬くしていただろうな。ちなみに旦那=アドリブが出来ない男

今日はキーボードとギターとハーモニカの人も連れていたので夏の新発田の時とは雰囲気がまるで違っていた。
新発田ではピアノ一台に綾戸1人。ずっとピアノを弾きながら唄っていたのだけど今回は椅子に座ってギターバックにマイクを手に持って唄う。ムーンリバー。

私はここで初めて綾戸智絵は歌手なんだって思った。いや、歌を唄うんだから歌手なのは当たり前なんだけど今までピアノを弾きながら唄う姿しかイメージ出来ないでいた事に自分で気づいた事自体、不思議な感じがしたのだった。

そして驚いた事に踊りながらも唄ったんだよ。おおー、おばはん、やるやんけ〜
でも私は途中でコケるんではないだろうかと心配で心配で落ち着いて聴いてはいれなかったのが事実。
早くそのNew York State Of Mindが終わってくれないかと願った。

ハーモニカはIn My Lifeがやっぱよかったね。オレがいなきゃこの曲は意味ないだろって感じよ。
キーボードはYOSHIKI似の色白な優男からは予想に反する力強いピアノ。
ギターもよかった。ギターってあんな音が出るんだって目の前で見てすっげえ感激した。

でもね、私はもっと綾戸のピアノが聴きたかった。ホントはね。
あの激しい肩の動き、左足で床を蹴る音、腰を浮かせて鍵盤を叩く姿、右手で音をはね上げる指、
眉を寄せて感情一杯に唄う顔、時たま見せるおどけた表情、
どれもどれも全部好き。

でもでも本当によかったよ。
最後にはまた少し泣いていたみたい。アンコールラストの曲は夜空ノムコウ。鳥肌が立った。
少し目が潤んだ。曲の間、少しも動けなかった。目にその姿を焼き付けたかったから。

デビュー5周年、おめでとう。
いつでもどこでも今日のように精一杯歌ってください。

12月24、25日 東京国際フォーラムでコンサートがあるらしい。
行って来るか?と旦那。行きたい〜 だろうがもうチケットはないだろうからもういいよ。
そう言ってくれただけでありがとね。彼も綾戸の事が少し判ってくれたみたいでうれしい。
でもね、彼女はね、言っとくけど漫才師じゃないんだよ?ホントにそこんとこ判って言ってる?

支出:ケンタッキー 1900 ayadolive12000
飲酒:ビール500ml
起床:6:00 就寝:0:30



11/28(木)後のお楽しみ

休みの時の午前中というのは時間があってないような感じ。もっと有意義に過ごさねば。
あっという間にお昼になっちまっただかー。ご飯食べようっと。

午後からは旅行記を書こう。忘れてしまわぬ内に書いておかねば。
今日も綾戸智絵を聴きながらだよ。明日はライブだ。夏から楽しみにしていたライブ。
ただ明日のライブに行くにあたって不安がひとつ。たったひとつだけ。
それは一緒に行くのが綾戸を知らない旦那なのだという点。
さて、彼も楽しんでくれるだろうか?その事だけが気になって仕方ないのだがまあなるようになるだろう。
楽観主義な私。何でもよい方に考える。万事オーライという事にしておこう。
でないとブルーになるだに?

明日のライブへ行く為に毎週火曜と金曜行っている子供のスイミング(金曜日分)を
今日にずらしてもらったので子供達を夕方スクールまで送っていく。
初めてのクラスでしかも今日は月に一度の検定日。案の定2人とも落ちた。
息子は今平泳ぎの1級、娘は同じく2級。息子は受かっていれば次回からバタフライだった。
そんなに急ぐ事もないし楽しく行ってくれたらそれで充分だと思っているのだけど
バタフライを泳げる子供、それも自分の子がだなんていや〜んなんかかっくいい(親バカだな)

いや、実際子供がスイミングを始めて2年超になるのだけど全くと言っていいほど風邪を引かなくなった。
月15700円はちときついが自動引き落としだとそうそう気にならないし、身体も丈夫になってとてもよい。
だからかかりつけの小児科のこわーい先生ともご無沙汰してしまっている。お元気かな?西先生。
相変わらず無知なお母さんたちに激を飛ばしているのだろうか?
私は初めて行った時ホントに泣きそうになっただよ。子供の名前を呼び捨てするのにも驚いた。
ええかげんにせーよと思ったが悔しい事に名医なんだよね。

そして今日は週に一度子供と一緒に寝る日。
いつものように布団に入ってからくすぐったりほっぺをスリスリしたり抱き合ったりしてから眠る。

息子は私にあんまりべったりなのである日いつまで私と一緒に寝てくれるんだろう?って聞いたら「ずっとだよ」と。
じゃあいつまで私と一緒にお風呂に入るの?って聞いたら「おちんちんに毛が生えても」と。
その後者の方はうーん、なんだかなあ。「生えるまで」と言うのならまだ判るが「生えても」と言うのはなあ。
たまにそういう発言をビデオに撮っておきたいと思う事がよくある私。大きくなってから構う材料(動かぬ証拠)にするのだ。
そして彼の嫁さんになる人にこっそり見せるかな。うっしっし。

支出:さぬきうどん屋 660
飲酒:ビール350ml ウイスキー少し
起床:6:10 就寝:20:40

11/27(水)仕事なんて二の次さ

午後から勤務の時の午前中というのは時間があってないような感じ。もっと有意義に過ごさねば。
今日は朝から雨だな。やだな。昼にはみぞれだしよー。寒いよー。
うん、でも元気出して行こう。

仕事に行った。同僚とおしゃべり。
その同僚には1歳になるミニチュアダックスフント(名前はクッキー)がいて自分の娘や
息子より可愛がっているらしく私はいつもその親バカぶりを聞かされているんだが、
今日のクッキー話はクッキーにそろそろ出産させてみようかと思っているとの内容。

「へー、クッキーもいよいよママになるのかあ」
なあんて話をしながらとてもよくしゃべる彼女の話を聞いていると、
あー?うー?何だかだんだん雲行きが怪しくなってきたぞ?
そして私の顔から笑顔が消えて作り笑い顔になっていくのが自分でもわかった。

「クッキーが出産してから2ヶ月くらいは私が面倒を見ないとダメかもしれないわ〜」

へっ?今何て言った?ちょっと待て。
キミがクッキーを溺愛しているのはよーくわかっているがお願いだからその先の結論をキミが言ってしまう前に私にもどうか一言だけ、ああ一言だけでいいんだ言わせてくれ。

そして間を開けちゃいけないと思った私はすぐさまこう言った
「犬ってもんはねちゃんと子犬の世話をするもんだよ。初めての出産でもやっぱり本能なのかは
知らないけど良くできたもんだよね、だーいじょうぶだよお〜」
(語尾はきっちりお願いモードが入っていたに違いない)

「うん、でもー心配で心配でー」

彼女は愛するモノの為に是が非でも仕事を休もうとしている。それも2ヶ月もだぜ。
残された私たちは一体どうすればいいってか?おひおひ。

支出:0
飲酒:ビール350ml
起床:6:00 就寝:23:30



11/26(火)要返信

年末は忙しいですなー
私は一年で一番忙しい時期に突入しました。この忙しさは12月一杯まで続く予定。

ただし休みの日や夜は相変わらずマイペースで過ごせるのでホッとする。
でも今日は仕事だった。順調に勤務を終えて(何かあったら大変なのだが)帰宅。
夕食を食べてお風呂入って夜はいつものようにウイスキーのグラスを持ってmacの前に座る。
夜の10時、眠い。飲み過ぎたかな。
メールを書く。ありがたい事にここを見て下さった方が感想を言ってくれたのでそのお返事。

あ、そうだ!ここには掲示板がないので今までいただいたこのwebを見た感想やご意見のメールを
別枠で掲載してもいいかどうかも聞いてみようかな。
掲示板やカウンターは付けるのが難しいんですか?と言われたのだけどそうではなくて
必要性を感じないので当面付ける予定はありませんのってところです。
特に掲示板を付けない理由というのは今のところ1対1でやりとりしたいからね。と言うか、
いただいたご意見は私だけの大切なもの。
だったら別枠で掲載なんてしない方がいいのかな、やっぱり。
少し悩むこのごろ。

もしこれを見てたら
「載せてもいいよ」(ご寛大ですね)
「やだ」(あっそう)
「あなたの好きにして」(いいんだな?)
「他の人のはどうぞどうぞ載せてって感じでいいけど私のだけは勘弁して」(おいおい)
等々、勝手にご意見くださいませ。
載せてもいい場合にはお名前や私信やその他都合の悪そうなところは伏せて編集しますので安心してくださいな。

反応次第でそのページを作るかどうかを決めちゃおう。

支出:0
飲酒:ビール350ml ウイスキー少し 日本酒も少し
起床:6:10 就寝:23:50



11/25(月)お腹が少し痛いよー

昨日の夕方から生理になった。
お腹の調子が何となくおかしいなと思っていたら原因はああこれか。

旦那が休みを取っていた。
最初から旅行の次の日は休む事にしてあったので朝から今日はどうする?と相談。
暇だったら映画でも行こうかと前に言ってたのでじゃあ何を観る?ってんでwebを調べる。
ハリーポッターも今日なら平日だし観れるかもね。
じゃあえーっと時間は?っと見ると2時間54分もある。うげーながっ

今日私は生理2日目であるからしてそれなりに量も多い。
ただでさえお腹も痛くて動きたくない気分で
しかも3時間ずっと座りっぱなしだなんて厳しいんじゃないだろうかと言うと意外と簡単に却下。

あまりに簡単に引き下がったので
「ランチを奢ってくれるんならお腹痛いのちょっと我慢して行こうかな」と言うと
「いや、おまえは今日は調子が悪い。雨も降っているしまたにしよう」

私が余計な事を言ったからか?なんだろその理由。これ幸いと思ったんだろうなちくしょー

そして彼は用事があると言って1人でお昼前に出掛けていった。それも私のヴィッツで。

んで私はいつものように1人の休日を楽しみましたとさ。

支出:0 だけどお給料日なので100000下ろしておこづかいやら生活費やら。
飲酒:ビール350ml ウイスキー少し
起床:6:30 就寝:23:30


11/24(日)smapは好きだけど

珍しく早番の仕事だった。ibookを持っていって少しでも旅行記の続きを書こうかなと思ったのだけど
1時間半くらいで内蔵バッテリーが切れた。おしい。もうちょっと書けたのにと思いつつ
私は仕事に来てるんだと思い出して(出すな)片づける。
勢いに乗らないと書けないんだよな。

夜、旦那を車で迎えにいかなければならなかったのでアルコールは夕方にビールを少し。
22時頃喉が乾いたので夏に買ったsmap!缶をためらいがちに冷蔵庫から取り出す。

開けるのに少し勇気がいった。
なんでかって言うと夏に限定版だというので試しに2つ買ったのだけど先にひとつ子供が飲んでしまった。
あー私が飲みたくて買ったのに〜とぶつぶつ言ったが子供は一言

「まずー」

あら、そうなの?せっかくゲットしたのにいやあねえ

とそのまま4ヶ月も放っておいた訳だが今日は急にそれが飲みたくなったのである。
冷蔵庫から取り出す時にその「まずー」を思いだしたがまあものは試しとプルを開ける。

匂いを嗅いでみた。オロナミンCの匂いがした。
コップに入れてみた。コーラの色と同じだった。
口に含んでみた。梅ジュースかこれ?いやまてよ、桜、ああチェリーの味だ。チェリーコーク?

特に大っきらいという程のモノではないけれど何となく喉にいやーな感じが残る炭酸飲料であった。

支出:0
飲酒:ビール350ml smap! 200ml(お酒じゃなかった。残した。)
起床:7:20 就寝:1:30


11/23(土)反応がぞくぞく

朝からよい天気ー 今夜も月がキレイかな。結局月の下の星は金星なのかなとも思うけど。

今日から一泊で旦那が静岡へ行く。まる2日母子家庭である。
午前中はベイブレードと食料品の買い出し。
私の好きなカルビーのフルーツグラノーラ(シリアル)を買ったのでそれがランチ。
私あれが好きなのよねーとっても。
サクサクした感じといいドライフルーツの大きさといいまさにナイスフィーリングベストマッチだ。
普段牛乳をそのまま飲むという事が0%に近い私はシリアルを食べる時だけはウキウキとして牛乳を出す。
牛乳を飲まないとコツソソウショウになってボキボキ骨が折れるかもしれないけどそん時はそん時だい。

午後から子供が出掛けたのでmacに座る。
このHPを心配してくれた人たち数人にやっとお知らせのメールを出せた。
あちこち変なところはないか、気になったところはないか、文字や背景の色や雰囲気はどうかと聞いたら
やっぱりおかしいところがあるらしいので直していこうと思います。
色々アドバイスをありがとう。これからもよろしくお願いね。

MLの方はしばらくお休み。ロムという言葉が嫌いな私だけど落ち着くまでこっちに没頭したいのね。
そんな私の事情が判る人にだけ判ってもらえたら今はそれでいいと、
勝手だけどそんな風に思います。

支出:食料品・ワイン 5700 旅費15000
飲酒:日本酒2杯 ウイスキー少し ビール350ml
起床:7:00 就寝0:20



11/22(金)1℃

11時だ。お洗濯ものを干して仕事に行こう
...と書いてから仕事に行った。

仕事が終わって車に乗ったのが19時10分ごろ。いつもの時間。
暖機運転(だんきってこんな字?)もろくにせず車を走らせる。
最近は指先の冷たさで今の気温が何度くらいなのかが見当付くようになった。
先日も指が冷たいと思ったら2℃だったので今日は多めに見積もって3℃だなと思っていたら
なんと1℃だった。おいおい。もうすぐ雪がちらちらなの?
ちなみに私は4℃というブランドのジュエリーがシンプルで好き。

いや、話を戻そう。
そして目の前には澄んだ夜空にぽっかりとお月さまが。目の悪い私にもウサギさんがハッキリ見えた。
うわ〜〜と思って前方と月とを交互に見ながら運転する。
信号に止まった。月はどこじゃと探したら助手席側に倒れ込まないと見えない位置にあったので
レバーをパーキングに入れ窓を下ろし、しばらく見入る。心が浄化されるようだ。
そしてその月の右下には明るい星がひとつ。あれはいったい何という星なんだろうな?

支出:日本酒・ウイスキー 2430
飲酒:日本酒 コップ一杯 ビール350ml
起床:6:10 就寝:23:30


11/21(木)やっぱ家はいいやね

今日はお休み。なんだか久しぶりの休みのような気がするなあ
って、旅行は休みじゃなかったんかいっ
いや、そういう休みじゃなくてだね、日常生活の中の休みって事さ。
朝食もしっかり取ってお洗濯と片づけ。
ファブリーズしておいたジャケットやセーターはもう畳んで片づけていいかな?
なんて思いながら綾戸智絵を聴きながらゆっくり過ごす。

午後もお昼ご飯をしっかり食べて食器を洗って部屋に戻るとヒーターの暖かさが心地よい。
う〜ん、ちょっと横になっちゃおうかな〜と思ったのが12時20分頃
ヒーターに足を向けてクッションを身長と幅に合わせて床に置く。寝る準備は完璧だ。

起きたの15時20分。
よい休日だった。

そして夜は子供と一緒に早くお布団に入った。
昼寝をしたのでどうかな?眠れるかな?と思ったけど何の心配もいらなかった。
たぶん息子より先に寝ちまったんじゃないか?
しかしこの年になると筋肉痛などは2〜3日経ってから出ると言うが
眠気が旅行から2〜3日経って来るというはどうなっとんだろな?

支出:0
飲酒:ビール700ml
起床:6:00 就寝:20:50



11/20(水)ウイスキーが飲みてえ〜

今朝は昨夜の冷え込みで田んぼのあぜ(田んぼを仕切っている土で盛った部分ね)に霜が降りていた。

今日も午後から仕事。旅行記を書くためにガイドブックを持っていって思い出しながら
いつ何をして何を見て何を思ったかを簡単に紙に下書き。
なぐりがきなのできったね〜字なんだなあこりゃまた。
それにしても人の記憶というものは日々忘却をたどる一方なんだと思った。
一日目の電車代を覚えていないんだ。あちこち行ったのでいちいち覚えておられんがなー。

しかし祐子は覚えていた。16日の夜彼女のマンションに着いて何気なく
「今日は電車にたくさん乗ったね。ところで電車代ってどれくらいかかったかなあ?」と言うと
紙にすらすらと書きながら「1200円だね」と。
はは〜ん素晴らしい。
私なんか駅に着くたびに「どこどこまではいくらだよ」って言われてお財布からお金を出すだけだったから
一回200円平均でぇ5〜6回は乗ったかな?いやもっとかな?なあーんて程度である。

仕事から帰ってきてサッカーを見た。ハーフタイムでお風呂に行った。
戻ってきたら日本代表は2点入れられていた。サントスがよい動きをしたようだった。

夕食時サッカーを見ながらビールを飲んだのに風呂上がりはウイスキーを飲みたくなった。
でもウイスキーは私が旅行へ行っている間に蒸発してしまったらしい。
飲みたい〜ウイスキーが飲みたくてしょうがねえ〜。
底に残ったちびっとをグラスに入れる。
いやこの場合入れると言うより垂らすの方が的確な表現だ。ビンを絞ってみたが無駄な努力だった。
おいおい最近私ってアルコール中毒かよ?いやまだ手は震えてこないのでもうちょっと大丈夫だな。

支出:ロト6 1400
飲酒:ビール350ml ウイスキーひと舐め(泣)
起床:6:00 就寝:23:30



11/19(火)新潟は寒いわ

仕事の帰り道、外気温計は2℃だった。昼間はよく晴れていたので冷え込んだのかな。
携帯の電池が残り少ないのだけどレンタルCDの返却日なのに返すのを忘れたので旦那にメール。
「300万円いただきます」との返事。おやじだ。

祐子と啓子にはお礼のメールを出さなければと思っていたけれどwebで返事に換えさせていただこう。

支出:0
飲酒:日本酒1.5合 ビール350ml
起床:6:10 就寝:23:00


11/18(月)1人旅最終日


んー、どこかで目覚まし時計が鳴っている。どこだここは?ああ?そういえば啓子んちだったな。
目覚ましが鳴ってもすぐ起きる人はいない。かくいう私もそうだから気持ちはよく判る。
判るが啓子、今日は月曜日だ。息子は学校じゃなかったのか?と隣に寝ている彼女をちらっと見やる。

昨夜話をした時確か毎日7時50分にはお友達が迎えに来て一緒に学校へ行くんだと言っていた。
私は枕元に置いた自分の腕時計を見る。今7時だからあと1時間ないじゃんね。
そんな事を思いながらそのまま布団でじっとしている私。だって今私が起きていっても邪魔になるだけで何もしてやれないもんなあ。

そう思っている内にまたしても鳴り始める働き者の目覚まし時計さん。しかし啓子は全く起き出す様子はない。
その内リビングと私たちが寝ている和室を仕切るふすまが遠慮がちにそおっと開いた。

「おかあさあ〜ん」 男の子が小さな声でそう言って顔を出した。我慢が限界だったんだろうな。

啓子、啓子と私は隣で熟睡中の彼女には悪いが肩を突っつく。
がばっと起き出したその時時計は7時20分。パーカーを羽織り、その時の行動の早さといったら素晴らしいの一言。

キッチンでカチャカチャきっと朝食の準備。私は7時40分くらいまでお布団にいた。邪魔になりそうだったからね。
そしてリビングへ行くと驚いた事に啓子は椅子に座っていて確かコーヒーを飲んでいたような...。いやそれは私の見間違いだったかもしれない。見間違い、きっとそうだ。そんなに早く支度が終わるはずがないと思いたいで。

7時50分、男の子はちゃんと支度をして迎えに来た子と学校へ行く。昨夜は私の相手をしてくれてありがとう。
ベランダに出ると通学路を歩いている子供達がいっぱい。その中に啓子の子供もいた。
しばらくそこから朝の景色を眺めてふとエアコンの室外機の上を見ると灰皿が。
先月啓子のお父さんが来た時のものだと言う。1ヶ月以上経ってるでと突っ込みがてら早速お借りして一服。

啓子のご主人は出勤がゆっくりと言う事らしいので4人で優雅に朝食をいただいた。
コーヒーもおかわりを貰ったくらいにして今日も相変わらず図々しい私である。

ご主人の出勤時間から逆算して出発時刻が決まった。それまでにゆっくりと支度をする。
化粧をするまではもちろんスッピンだ。ますます図々しい私。
顔を作って着替えてさあ出発。今日は車でイクスピアリだもんねー。ご主人の仕事場に回ってから行く予定。

******

駐車場へ行って車に乗る。リアシートには女の子のチャイルドシート、その横にはご主人が乗り込む。え?私が助手席で運転は啓子?運転は啓子ぉ〜?な、なぜ?なぜなの?
昨夜迎えに来て乗せてもらった時は優しい顔に似合わずかなり運転の方はハードだった。
「そうなのよ〜よく言われるのよね〜」と涼しい顔で彼女はそう言い放った。
いや、それはそれでいい私も人の事は言えないのだから。
だが今はご主人も一緒だ。それに道も混んでいる。マンションから出るその道路は渋滞していた。大丈夫なのか?

「結構混んでるわねー間に合うかしら?」「ああ」と夫婦の会話。私はただ黙って乗せてもらっているだけ。
渋滞が少し動き出した。啓子はちゃんと流れに入れて目的の路線へと車を移動出来るんだろうか?と心配になったがタイミングを見計らって手慣れた様子で軽く手を挙げ、車と車の間に入り込む。かっちょええ〜。

もう、心配はしないわよ。だってよく考えたらこの辺りはいつも走っている道なんですものねと思った途端アクセルがグイッと踏み込まれた。やっぱり怖いものは怖い。ちと怖い。プチ怖い。ぎゃー
さらにはご主人の仕事に間に合わないかもしれないとの事で走りながら相談しながらあっち?こっち?と路線を変えて進む。
ホントに道を知ってるんかなと不安になるがご主人の仕事にさえ間に合えばオーライなので見守る。

「どうして平日なのにこんなに混んでいるんだろうねー」
「そう言えば今日はミッキーの誕生日だからじゃないか?」

いや、そんな事はどうでもいい。ちゃんと前を向いて運転してくれ。おしゃべりはいいから前だけを見て。
ぐるぐると回ってやっと着いた。何とか間に合ってよかった。

出勤しようとするご主人に「大変お世話になりました」と言う。そしたら何と
「いえいえ、またいらしてくださいね」と言って下さったのだ。何だか感激した。
例え「あーあ、大変だった。もう来んなよ」とか「ひどい日曜だったな」とか思っていたとしてもそんな事は微塵も顔には出さずそう言ってニッコリ笑ってくれたのだ。たぶん思っていただろうな。

こういう時に言葉を濁してしまう男性は多い。「あ、いや...」とか。
なのにやっぱり啓子のご主人は出来た人なんだなと思った。仕事も出来るのだろう。容易に想像が付く。
はああぁぁ〜〜 大人の男とは本当にいいもんよね。
なんつって。ホントに急にお邪魔して騒がしくしてすみませんでした。ありがとうございました。

さてそれから啓子と女の子と私はというともう少し車を走らせてイクスピアリへ入った。
か〜わいいお店が一杯あってどこから見ていいか判らない程キュートな空間。
どこもかしこもクリスマスの飾り付けがされていてただ見て歩くだけでも楽しかった。
特に小物のお店はよかったな。洋服屋さんは昨日一昨日とたくさん見飽きてたのでパスしつつそんなかわいい物を見て回った。
その間も女の子は大人しく付いてくる。えらいなあ〜いや、ホントにえらい。
家の娘に爪の垢でもいただきたいくらいだ。

しばらく見たらお昼になった。何を食べようかと相談。小さなレディに合わせないとと思って聞いてみたらお寿司がいいと言う。啓子はカジュアルフレンチレストランがいいと言う。親子で火花が散る。と言っても言い合いする訳では決してなく啓子はあくまでも優しくそして結果的にはその小さなレディを言いくるめる形となってフレンチレストランに決定。

席に案内されて座る。メニューを見て同じコースを私はお肉で啓子はお魚を頼む。
女の子はしきりにデザートを気にする。かわいいなあ
そしてふとサブメニューを見るとなんとビールと言う文字が。あれ?ここはディスニーランドの系列だと思って諦めていたのにアルコールがあるのんかー
飲めばと言う言葉に遠慮もせずひとりビールを頼む。啓子は運転手だから勧められない。すまんね啓子。
美味しかった。ビールを半分くらい飲んだところで料理が運ばれてきた。

女の子はお魚が口に合わなかったようで少しだけ食べるがほとんど食べられないようだった。お肉はどうかと一切れ切ってどうぞって言ってあげたがそれもダメらしい。
あらあら可哀想に。でも騒がずにいい子にしている。ますます感心した。

支払いを済ませようとレジへ行くと啓子が「いいわよ〜」と言う。
ええ〜っお世話になった上に奢ってもらうなんてそんな事出来ないわと言ったのだけど押し切られてしまって結局ごちそうになっちゃったあらまあ。
うわあ〜まいったなあと困ったけど啓子はさっさとカードで支払いを済ます。申し訳ない。

そこを出てからほとんど何も食べていない女の子はママとマフィンを買いに行く。
私は歩く人達を眺めながらベンチに座って一服。ゆっくりした時間が流れる。その時はとてもとてもゆっくりと感じた。
最終日の午後なんだなと意識してしまってもうすぐ旅行も終わるのかあと思うと感慨深かったのかもしれない。

マフィンを買ってもらって私の横でほおばるちびちゃん。もうすぐお別れだね。
2時に用事がある彼女らとそろそろ別れる時間が迫ってきた。私はS氏にメール。何時頃どこで逢う?と。
仕事が忙しいんだろう返事はすぐには来ない。取りあえず私はここを出たら東京駅方面に向かおうと思っていた。
イクスピアリを出ようとした直前にS氏から電話。4時頃東京駅でという事になった。オーケイ。

啓子に葛西臨海公園駅まで送ってもらう。ホントにお世話になったね、ありがとう。
またおいでよねと言ってくれた。ホントにまた来るかもよと脅しをかける。ニコニコと真顔で。
リアのチャイルドシートに大人しく座っている女の子にもさよならを言う。
私の事を名前にさん付けでずっと呼んでくれていた。たくさんお話をしてくれてありがとう。
あなたが大きく成長するのを私も楽しみにしているからね。

******

啓子の車を見送ってから駅の外のベンチで電話を1本。それから東京駅へ向かった。

東京駅に着いて携帯を見ると電池がまた少なくなっていることに気がついた。丸の内側のインフォメーションでショップの場所を聞く。
先に言っておくが携帯の電池を充電する為には電源を切らないといけないのである。

今どこ?私は丸の内北口にいるんだけどこれからdocomoへ行って充電するからねとS氏にメール
返事は来ない。返事が来ないと電源が切れないじゃんかよ。行方不明者の一丁出来上がりでいいのか?
仕方がないので電話をかける。出ない。

少し待ってメールが来た「充電出来たか?」おいおい。あなたからの連絡がないから行くに行けなかったんじゃねーかーと返事。
やっと連絡が付いたので彼の到着時刻に合わせてそれまで充電してもらう事にした。

4時頃丸の内北口で待ち合わせ。いないじゃんね。まさか隠れていて脅かすつもりでもなかろう。いい大人がなあ。
しびれを切らした私は電話を掛ける。ちょっとーどこにいるのよ?あー、ちょっと一服の為、外にいたんだ今中に入る。あんだと?
そしたら電話を耳に当てながら近づいてくるでかい男が。それがSさん。やあ久しぶり。
女を待たせるとはいい度胸してんじゃんと思ったが側に来てからスッと私の荷物を持ってくれたのでそう思った事は帳消しにしてあげるわ。

駅構内の飲めるところへ移動してまだ時間が早いのか誰もいない店内に入る。何はなくともまずはビールだ。
一応乾杯。何に乾杯なのかは疑問だがまあ再会に乾杯って事でいいよね。
旅行はどうだった?と聞いてくれ、夜景がキレイだったーだのたくさん歩いたーだの楽しかったーだのと報告。
それからはいろんな話をしながらビールを飲んで料理はと言えば今回の旅行では珍しくお肉関係のものが食べたくなったので数品頼む。

しばらく話をしていて5時頃だっただろうか、旦那からメール
「奥様、お帰りはいつでもよろしいんですが大体何時頃になられますでしょうか?」 ぶっと吹き出す。
返信は「すみません。6時半過ぎの新幹線に乗ろうと思います。よろしくね」たぶんこんな感じ。
それを打っている時にSさんがカメラ付き携帯で私をカシャ。
わっはっは〜それを誰かに送りつけてみようかと意見が一致そしていたずら開始。
2〜3人に送ってみる。ウイットのある反応が返ってきた。やったー作戦成功。
しかし子供だなあ、Sさんは。全く付き合ってらんねえよなあ。
もしかして彼も私に対して同じ事を思っていたかもしれない。いやそれはないな。私は彼と違って大人なんだから。

ビールはジョッキで3杯ずつ飲んだだろうか、6時過ぎにお店を出る。
帰りは荷物を持ってくれなかった。いや、その事は今思い出しただけなんだが一言だけ言っておこう。

新幹線の改札に着いて入場券をわざわざ買って送ってくれようとするS氏の後から改札を入ろうとした。
バタン。
え?なに?なんで改札のゲートが閉まるん?酔っぱらいは通せんぼなのかこの東京駅は。
突然の事にちょびパニックになった私。この旅行では一度もそういう事がなくてすんなり通れたのに最後の最後でどうしたと言うんだろう?

電車には滅多に乗らない私はこの旅行でも自動改札を通ろうとする度に内心怖々だったのだが何事もなく無事にこなしてここまで来た。いやだあもう。

S氏もおいおいどうしたって顔で見ている。今にもわっはっはと言いたそうな顔だ。
私は訳わかんないという顔を彼に投げかける。笑うなこらとも思う。

そこで何でもわからない事はすぐ聞く私。駅員さんに私が今ほどキッパリと謝絶された券を見せる。

ふっ、乗車券で新幹線に乗ろうとしてた訳ね。ああ、はいはい。
言い訳はするまい。すべて私が悪うございましたっ

******

新幹線のホームに上がると乗車待ちの人が列を作っていた。喫煙車を探してしばらく歩く。
ここにするべと列の後ろに並んだ私。そのすぐ後ろはキオスクだった。何か飲み物でも買おうかなと思っていたらば新幹線の中で飲むか?とS氏がビールをひとつ買ってくれた。さんきゅーごちになります。

そしてそのSさんが見送ってくれる中荷物とビールが入った袋を下げて乗車。
新幹線の中と外では声が聞こえないので携帯でメールを送って話す。まだ話すかおまいらは。
じゃありがとう、またねと動き出した車内から口だけをパクパク動かしてばいばい。
仕事が忙しいだろうに都合つけて来てくれてありがとでした。目の保養は出来たかな?なあんてな。
しかし彼は仕事の割にはキレイな手をしていた。いや、触った訳ではないのだが乾燥肌の私は羨ましく思ったのだった。

新幹線は混んでいた。平日なのに何でだろうと思いつつも自分は窓側の席も確保出来たしビールも飲めてるし快適だったのであまり気にもしなかったけど高崎に着いたらどかどかと人が降りて行った。ああ、通勤電車なのね。

群馬から新幹線で都内に通勤か。うーん、都会で働く戦士達は大変なのだなあと少し同情。
都内で住宅ローンに苦しむよりも群馬に家買って新幹線通勤した方がよいとは何だか判る気もするし。
しかし6時台の新幹線に乗れるとは5時上がりの公務員か?公務員は給料安いからなあ。
がんばれよ公務員たち!終業10分前には湯飲み茶碗を洗って帰る準備をしてるんではないぞ。(と、勝手に決めつけている)

そんな事を思っていると急に睡魔が襲ってきた。睡魔と言うより酔っぱらっていたのだろう。
あちこちにメールをして疲れたしちょっと寝ようと携帯をお腹とジーンズの間に挟んで目を閉じる。
あー、目を閉じると酔っているのがわかるなあ。ちょっと具合わりい。うえぇぇ〜。

途中で目が覚めて携帯を見ると不在着信があった。振動しても気がつかない程寝ていたんか私は。
それともブルブルしても感じない皮下脂肪がこの旅行でお腹に付いてしまったってえのか?がーん。
などと思って画面を眺めているとちょうどその時再度着信が。
やあ、こんばんは。今新幹線の中だよ、空いてるからこのまま話するわね。と小声でひそひそしばらく話す。
まだボーっとした頭であったが話が出来る事がとても嬉しかった。もうすでに1人は飽きていた。

******

新潟に着いた。在来線に乗り換えて最寄り駅へ着くと駅前には予定通り旦那が車で迎えに来てくれていた。

彼の顔を見て最初に出た言葉は疲れたーでもなくこんばんはーでもなくありがとうだった。
その言葉の中には迎えに来てくれてありがとうと言う意味ももちろんあったが
旅行に行かせてくれてありがとう。子供達を見ていてくれてありがとう。
その他もろもろ盛りだくさんのありがとうという気持ちが含まれていた。

「おー、ちゃんと帰って来てくれたか」
と冗談まじりで言ってくれたのは気を遣って出た言葉だと言うのも判っていた。
そんなところもありがとう。

家に帰ってきた。お風呂に入った。話をした。自分の旅行の話だけじゃなくて私がいない間の家の事子供の事を主に聞いた。
旅行の事などは聞かれたら答える程度でちょうどいい。
まず彼の話したかった事を全て聞こうと思った。徹底して聞き役にまわった。
私が充分に楽しんで帰って来たという事は顔を見ればすぐ判る事だろうから。

そうして私は1人の旅行をとても楽しんで、いや、ひとりではなかったね、私の友人とその家族のおかげでたくさん楽しませてもらう事が出来ました。ありがとね。また来年行こうと思ってるよ。
今度はどこへ行くかはわからないけどまた1人で旅行に出ようと思います。なんたってこの旅行で味をしめてしまったんだもんなーわっはっは〜

さあてこの旅行で過剰なほどの充電ができました。読破お疲れさまでしたね。 
んなこって明日からまたさらに元気に過ごすぞー(これ以上元気にってか?)ふふっ

おしまい。

支出計:55000くらい
飲酒計:うーん、よく思い出さないと書けない
起床:16日5:00 就寝:18日0:30



11/17(日)1人旅二日目


朝7時、自然と目が覚める。
祐子が少し前にベッドを出たのが判ったけどもうちょっとぬくぬくしていたかったから10分くらいそのままの状態でいた。
足を伸ばしてみた。腿の後ろ、お尻の下あたりが少し筋肉痛のよう。やっぱそうか。
昨日はいっぱい歩いたもんなあ〜

ゆっくり起き出しぼけっとした顔でおはようーと言う。祐子はもうコンタクトを入れたかな?
ゆっくり寝れた?と心配そうに言うのでホントの事を言う。ぐっすり気持ちよく眠れたよって。
しばらくするとコーヒーのいい香り。そして昨日買ってもらったパンをいただく。
ナッツがたくさん入った少し固めのパンはとても美味しかった。甘いパイもペロッと食べてしまう。
甘いパイは私が食べたいと所望したもの。きっと身体が欲したんだろうシュークリームといい、パイといい。

テレビのニュースを見ながら関東はNHKが3チャンネルだということを知った。
私んとこは8チャンでNHK教育が12だ。それが当たり前だと思っていたのでへえ〜。

2人っきりの静かなリビングでパンを食べていると祐子んちの電話が鳴った。
「もしもし○○でございますが」
確か祐子はそう言ったようだった。おまいはどこかの奥様か?
ご主人からの電話だったようで、何だって?と聞いたら
「テレビ番組を予約したいものがあるらしくて私達がいる間にもしかしたら帰ってくるかもしれない」
あらまあ、それは願ったりだわ。お逢い出来るかもしれないのね?でもちょっと待ちなさい。
それなら急いでパジャマを脱ぎ捨て化粧を念入りにしなければならんじゃんねと思って腰を浮かしかけたがどうも私たちが出てからになるらしいとの事。なあ〜んだ。じゃあもうちょっとだれてよう。

8時過ぎ、ここから数駅のところにいる義妹のところへ顔を出すために電話。
「もしもし〜?おはよう私だけど、何時頃に行けばいい?」と聞くと義妹は
「まだ娘と旦那は寝ているんですよ」
なんだとー?お義姉さんがわざわざハードスケジュールの合間をぬって顔を出してやろうっつってんのは前にメールで言っておいたよなあ?もっと気合い入れて待っとらんかいっ

と思ったが1人旅で終始ご機嫌な私は簡単に気分をプラスに変えた。
「じゃ、駅から歩いて行くから場所教えて。今、土地勘のある私の友だちに代わるから」
と祐子に電話を渡して話しをしてもらった。

******

9時半マンションを出る。日曜の朝だからかな?誰にも逢わずに通路にゴミひとつ落ちてないそのマンションはシーンとしていた。

10時義妹の最寄り駅着。駅前はまあまあにぎやかだったが少し歩くととっても田舎だった。
何だか懐かしい感じがして初めて来た気がしない。(さんざんな事言ってますなあ)
今日はあちこち移動するので左肩に荷物をずっと掛けて歩く事になる。朝から重いでー。
荷物が重いと感じる程したたかに歩いた。やっぱ義弟をたたき起こして駅に迎えに来て貰えばよかったなと後悔するほど。けっ、気の利かない夫婦だなと自力で行くからと言っておきながらそんな事を思ったりてしまった。だってホントに遠く感じたんだもんよー。

やっと着いた。初めて来た。お義母さんすら来たことがない未知の世界。
でも待てよ?確かマンションを買ったと言っていたよな。アパートに引っ越したんかな?
などと思いながら5階まで階段を上る。やっぱアパートだろここはよ?っつー雰囲気。
祐子のところと比べてしまって頭にはてなマークが飛び交う。
着いてからエレベーターはどこなのかちょっと探したが無駄だったので階段をブツブツ言いながら上った訳だ。

ちんぽーん...しばらく無言...おい、早よー返事せんかいっ お義姉さんだぞっ
駅から重い荷物を持ってたくさん歩いて5階までやっと上ってそれも新潟からわざわざ来たんだぞとここが目的地でもないのに文句を言った。いや、思った だった。
やっと返事がして中に入れてもらえた。やっぱりここってアパートだよな。(まだ言うか)
小さな子供がいて片づけ下手な義妹の家らしく中はすごい事になっていた。
どんなすごいかというのはここでは黙っとこう。一応身内だしさ、私と祐子の胸の内だけにしまっておいてあげるわよ。
それとお義母さんにももちろん内緒にしておいてやるでね。ああ我ながらなんていい義姉さんなんだろう。

義妹は妊娠中で風邪を引いていた。娘も風邪気味。義弟だけ相変わらず元気である。
昨日アウトレットで買ったスノーマンの壁掛けと共に一個だけ食べてしまったシュークリームの残りをあたかも手みやげのように差し出す。
あ〜ああ〜結局持って来てしまったシュークリーム4個。3人家族なのに4個。まあ、気にするな。

しばらく話をして私たち11時の特急に乗りたいから10時50分になったら駅まで送ってよね
と有無を言わさない言い方。お願いじゃなくて命令に近かったかもしれない。ぜってーだぞって感じ。

車のところで義妹とばいばい。
「2月にまたお世話になります。よろしくお願いしまーす」
第二子出産の為来年の2月になったら実家へ帰ってくるのだ。4月が予定日なのに何故に真冬の2月に帰ってくる?3月でいいんじゃないか? とは口が裂けても言わない。なぜなら私はいい義姉さんなのだから。
「うん、風邪を早く治して大事にしてね」と私より6ヶ月先に生まれた義妹にお義姉さんらしい挨拶。
おいしい紅茶をごちそうさまね。お義姉さんお義姉さんと私もうるさいなあ。

そして義弟の運転する車に乗って駅へ向かう。やっぱり車でも結構あるんじゃんね。
ここを歩いて来たんだよ、割とあるねと言うと義弟はハハハ。なんだそのハハハってーのは?あ?
キミがちょっと頑張って早く起きて気を利かせてくれたのならそんな思いはしなかったのだよ。
ちょっとムカつく。こめかみにピキピキ。

駅へ着いたら義弟は一緒に連れてきた娘を抱き「特急電車を見に行こうねー」と車を駅前に路上駐車してスタスタと付いてくる。
電車の発車時刻までまだ間があったので私はホームで娘をだっこしている義弟と話をしている。
と、その後ろで特急指定券を買おうとしている祐子が私に聞いてきた。

「指定席は禁煙車と喫煙車があるけどどっちにする?」と。

私は思わずきつえんしゃと言おうとしたが思い止まった。
義妹はもちろん義弟も私がタバコを吸うなんてちっとも思っていないのだから。

「つ」と「ん」を間違わないように慎重に頭を回転させ頭の中でもう一度確認してから
「きんえんしゃがいい」と言った。
当たり前よねと言う顔をして義弟の方に向き直りまた話を続ける。そしたら祐子は発券機を操作しながら
「きんえんしゃでいいのね?」と確認の意味でもう一度優しく聞いてきた。げー
「で」とはなんだ「で」とは。怪しまれたらどうするんだよ。

「うん、きんえんしゃ」
ここで私は「きんえんしゃはやっぱいいわよねー」とか「きんえんしゃに決まってるでしょう?あっはっは何言ってんのよう」などと余計な説明をつけて言ってはならない場面にあった訳だ。
その後祐子は何事もなかったように禁煙車の指定席券を2枚買った。ほっ
やっぱり持つべきものは頭のよい友人だ。更に余計な事を言う事もなく素直に指定席をゲット。

11時過ぎ小田急線の特急に乗り込み姪ッコとバイバイ。
2月、新潟で待ってるからねーそれまでにお願いだからもうちっといい子になっているんだよー。

******

だんだん東京らしくなってくる外を眺めながらおよそ1時間後、新宿着。
乗り継ぎがなく必ず座って乗れるその電車はとても快適だった。おまけにきんえんしゃだったしぃ〜空気もクリーンだったしぃ〜 ははは

さあ、いよいよ新宿だ。降りた途端ここはもう東京なんだなあと思うような人、人、人。
人混みはいやだなー具合が悪くなるで。
駅前に出る。あれ?都庁はどっち?とガイドブックをもう一度出す。
電車の中でも確認したのにビルの位置が把握出来ず何が何だか判らない。
きっとあっち方面だねと2人の方向音痴は確信もないままgoサインを出して歩き出す。
祐子は都会暮らしは長いのだが都庁は初めてらしく今日は彼女に頼ってられないのかなあと思うととてつもなく不安になったが駅を背にしてどんどん歩き出す怖いモノ知らず2人組。

結構遠いねえ、ガイドブックで見ると割と近いと思ったんだけど。そうだね、あっここで新しいmacが展示されてるって。寄ってみる?いやいい。まずは都庁まで行こう。あれ?ここどこ?目印にしていた高いビルは一体どれなんだ?

私たちはどこをどう間違ったのか斜め左方向へしたたかに歩いてってしまったらしい。
上を見上げる。高層ビル群がたくさん林立しており上を見続けるとクラクラする。
どっち?あっち?こっち?いやそっちだろ?そうか?ええ?ああ?ホント?いやあん...

今となってはどういう風に修正し直して都庁に着いたのかはとてもとても説明が出来ないんだがそこはお願い許してくれ。

やっと着いたよ東京都庁。キミは一体どこへ行ってたんだ?
とにかくやっとこさ逢えたんだね。逢いたかったんだよホントだよ。出来ればもっと早くに。

ロビーに入って観光客らしい団体が流れる方へ付いていくと展望室へ行けるらしいエレベーターがあった。そこの時計は12時23分。
日曜でフル稼働の2台あるそのエレベーターは片方の時計が2分ずれていた。
東京の、それも都庁だぞ?そげなところはきっちり直しておかんかいっ

エレベーターに乗った。急激に高いところへ上がったので耳が痛くなった。
降りるとまあ、展望室だわな。
くもりではっきりくっきりとは見えなかったけどああここは東京なんだなって忘れかけていた事を思いださせてくれた。
この建物の窓ひとつひとつに人が居ていろんな生活をしているんだろうなと思うと不思議な感じがした。
一通り見てから階段をひとつ下りたところのトイレへ行く。
トイレは観光地だと言うのにこじんまりとしたところだった。
そしてそのフロアには排煙装置つきの喫煙所があった。ラッキー。そこで一服。

展望室に戻りおみやげ売り場の前を通るがそこにはペナントや提灯はなかった。もしかしたら東京タワーにはまだそういう時代の忘れ物的なものが売っているかもしれないなあなんて思いながらエレベーターに乗って降りる。
また耳が痛くなった。

お腹が空いてきたので都庁の下のレストラン街で即決、オムライスを食べに入る。
オーダーするとき当たり前のように「何を飲む?」と祐子に聞いたけどまずいいと言うのでどうした?と首をかしげたが夜に取っておくと言う。納得いかないが私は白ワインをグラスで頼んだ。
次にどこへ行くか相談しながら食べてじゃあ次はお台場に行こうという事になって都庁を出る。
出ると新宿駅と書いてある看板があったので来た道とは全く別の方向へ歩きだす。
そこは「歩く歩道」というものがあるトンネルのような道だった。でも休日だからかな?動いてなかった。

そのトンネルの途中でdocomoショップを見つけたので確かそこでは携帯電話を充電してもらえるはずだと思って入る。
この旅行中はずっとバイブレーターにしていたので電池がいつもより消耗が激しいのだ。電池が切れたら大変な事になっちゃう。
中に入ると係の女の子は「20分から1時間くらいかかります」と言う。げー、そんなにかかるの?
「お急ぎならご都合のよい時間まで充電させていただきますのでよろしい時にいらしてください」
ああ、なるほどその手があったのね。じゃあお願いと言い置いて店を出る。

コーヒーでも飲んで待ってようかとそこから新宿駅に向かって少し歩いたけどなさそうだったので諦めて本屋さんに入って時間を潰す。時間が余ったらフットケアかハンドケアのお店でゆっくりしたいわねと立ち読み。
携帯は30分で取りに行った。先を急ぐのでね、ありがと。

そして駅へ向かう。そしたらだ、私たちがさっきコーヒー屋さんを探してないねと言って戻ったすぐ先にドトールがあった。美観を損ねるからか、お店の看板は通路にははみ出さないようになっているらしいってのが見逃した理由。

少し歩くとトンネルが開けた。駅に出た。なあんだ都庁と新宿駅ってすんげー近いんじゃん。
一体あの行きのあの行程は何だったんだというんだ?私たちはさまよえるシティーウォーカーか?
2人で黙った。それぞれの心の中で悔しい気持ちと情けない気持ちがここで充満したからだと思う。

******

新宿から新橋までJR線、そこからゆりかもめに乗って台場へ。
フジテレビをさらっと眺めてその向かいのaqua city(ファッションビル)でちょっと遊ぶ。
そして今日の夕方一緒に飲むことになっているS氏(ホントはHさんなのだがH氏だとやらしいので)にメール。
最初、有楽町辺りのバーに行こうと言ってたけど「今はお台場にいるんだけど今どこ?時間は予定通り?どこまで行けばいい?」と聞く。
あわよくばここまで迎えに来てもらおうというエッチな算段だ。どあってさー歩き疲れたんですもの。
ところが彼は4時くらいには仕事が終わって逢えるって言ってたのにこれが長引いちまったんだな運悪く。
結局S氏とは逢えない事に決定。が、明日の帰る前に少し逢おうという事になった。

私は今日泊めて貰う事になっている啓子のところには夜の8時くらいに行くと前に伝えておいた。
啓子は「もっと早くおいでよ」と言ってくれたのだがS氏と逢う時間を考えるとそれがギリギリだったのだ。
そうしてS氏と逢わない事になったので私はもういつでも祐子を解放してあげようと思えばあげれる立場になってしまった。
祐子よ、お疲れさま。引っ張り回したがもう帰っていいよ。なあんてな。

彼女に聞いてみた。「これこれこうなんだけどどうする?」
そしたら「じゃあ軽く飲んでから別れましょう」と提案。
良いこと言うじゃねーか。飲む?うん。私はすぐに賛成した。

aqua cityにはいろんなレストランがあったけどやっぱり夜景の見えるところでビールが美味しいところがいいわ。
また意見が合った。
軽い感じのビアレストランへ入る。2人ですと言うと「おタバコはお吸いになられますか?」と聞かれたので即答で「はい」と答える。
そして案内された席は壁際の奥まった、それも外がよく見えないところだった。
「あっちの席は?」と大きな窓側の空いている席を指さして言うと「あそこは禁煙席なんです」
私はすぐに夜景は諦めようとした。昨日もたくさん見たしい〜ちょっと遠いけど見えるこたあ見えるじゃんね。
そしたら祐子が一言「我慢しなさい」 
え〜ん。でもまあいっか。と、私は今日二回目の禁煙席に座る。

そして通された席はうわ〜んうお〜ん
レインボーブリッジがとてもよく見えてタバコなんかを我慢するに値してなおかつお釣りがくる程だった。
夕方から夜になり始める頃の、なんとも言えない落ち着いた雰囲気ってのかな?思わずほお〜とため息。
今回の旅行は夜景がどこもキレイでよかったよ。

中ジョッキのビールを頼もうとするついでにメニューにも目を落とす。
啓子が夕ご飯は食べて来ないでねと言ったので軽くつまめるものは何かないかな?と2人で仲良くのぞく。
そしたらまぐろとアボカドのターター なぬ?もしかしてこれは昨日ドックヤードのビアレストランで感激して涙したアレと同じものか?名前はちと違うようだがまぐろとアボカドとくればそうだろう。
説明を読むとまぐろとアボカドに柚子と西京味噌のソースを添えてとある。よしそれだ、それいこう。絶対いこう。
ビールが運ばれて来るのは早かったがターターはとても遅かった。
いや、早く食べたかったから遅く感じただけなのかもしれないけどホント、待つって辛いものなのねえ。

きたっ。えろううんまかった。柚子と西京味噌のソースは材料に混ざっているのではなく周りにかけられているものでそれを少しすくって一緒に食べると柚子のよい香りがした。
ただですね、、、少なかったんですよ。昨日の半分くらいしかなかったのよね。まあ、お店によっていろいろありますわな。

そしてビールをもう一杯頼んだ頃、案の定ターターは無くなった。喰っちまったからに他ならないのだが物足りなさを感じた私たちはショウロンポーを頼んだ。また出てくるのが遅い。しかも小さい。何だこの店は?と思ったが目的はビールだった為、無理矢理その思いは吹っ切った。ぴゅー

******

食べ終わって少し早いけど駅へ向かう。
お世話になったねー。いやいや私も久しぶりに遊びに出られて楽しかったよ。そうお?先生も大変だね。そうでもないけどね、これから年末は殺人的に忙しくなるよ。
などと話ながらゆっくり歩く。さっきレストランから見えたレインボーブリッジを見ながら、肩に食い込む荷物を担ぎながら、これから1人になる不安を抱えながら。

台場駅で祐子はゆりかもめで私とは反対方向のJR新橋駅に戻り横浜方面へ帰る。
私はというと今夜泊めてもらう啓子の家がある駅まで行くには祐子とここで別れなければならない。
だが、ゆりかもめでJR新木場まで行けると思っていたのにそれが大間違いである事にこの時初めて気がついた。
どどどどどうしよう。乗り換えが2回もあるじゃんよ。
私も一度は祐子と一緒に新橋まで行ってJRで行こうかとも思った。そしたら乗り換えは1回じゃんね。
いや待てよ、よく考えたら東京駅で京葉線に乗り換えなきゃならんから乗り換え回数は2回でぎゃあーっ同じじゃねーか。
だからだから1人で頑張る事にした。

そしてこれが最後に祐子が撮ってくれた写真。後ろ姿に不安がひしひしでしょ?ひとりになるんかよ〜って。


しかしこんなところを撮っていたとはなんなんじゃ

祐子にもう一度お礼を言って私の方が先に電車に乗りバイバイってした。心配そうな祐子の顔に引きつった笑顔を返す私。

さてここからが問題です。果たして私は今夜、暖かいお布団で眠れるのでしょうか?ええ〜い、へなちょこを返上してやるー。

有明行きのゆりかもめはとても空いていた。終点まで乗ればいいんだから落ち着いたもの。のはずだが内心ドキドキ。
外には大きな観覧車がキレイにまあるく光っていた。所々建物にもイルミネーションがされてあって美しかった。
それらが私を落ち着かせ1人の寂しさを忘れさせ一時心を穏やかにさせた。

有明駅に着いていどー。りんかい線の国際展示場正門駅から新木場へ。乗り換え成功。か〜んたんじゃ〜ん。
電車に乗っている間に啓子へ何時頃に着くかメールをした。駅まで迎えに来てくれる事になっていたからだ。

新木場でホームに上がると電車待ちの人が少しいた。あ、喫煙所みっけ。一服。
電車が来た。快速には乗っちゃいけないよ、私んとこには止まらないからねと言われていたので場内アナウンスを聞いて
あ、これは乗ってはいけない電車なんだなとまるで保育園児のように言い付けを守る。
次の電車はなかなか来そうになかった。やっと来た。よいしょっとして乗り込むと
「この電車は快速列車です」
着く前にもっと早く場内アナウンスで言わんかい。急いで降りる。同じような人が数人いた。バツが悪い。
そして次の電車もしばらく来ないだろうなと思いもう一本タバコに火を付けたところ、もうすぐ各駅列車が来るとアナウンス。おいおい見込み違いかよ。ハズレだらけだなもう。

******

やっと乗って啓子が待っているだろう駅へ降りる。ホームを歩きながら携帯を見ると啓子からメールが来ていた。
「着いたか?」おう、2本見送ったぜ。
そのメールには返さず外に出る。1分くらい待って啓子登場。車でお迎えだ。やったあーもう肩が痛くてまいったよと自分に文句と安心感からなかば半べそ状態。

いらっしゃーいと言って助手席を勧めてくれた。どかっ ホントにどかって感じに座る。音がしたんではないだろうかってくらいどっかり座った。疲れたよーう。
久しぶり、お世話になるねと挨拶。啓子は相変わらず表情豊かに疲れた旅人を優しく迎えてくれた。

途中で我が家は飲まないからビールがないんだよと言うのでスーパーに寄ってもらいそんなに飲まないとは思うけど500mlを取りあえず3本とチーズとその他のつまみとお菓子を少し買ってマンション到着。
すげえでけえマンション群。はああ〜でも今日は上を見上げるのはもう疲れただよ。

玄関に入ると真っ直ぐの先にはLDKらしき部屋が見えてそこには4年生の男の子と幼稚園の女の子が顔を覗かせた。
こんばんはー、お世話になりますーと靴を脱いで上がり真っ直ぐ進もうとした私の目に飛び込んで来たのは玄関入ってすぐ左の部屋でテレビを見ている啓子のご主人だった。心の中でぎゃあ〜と叫んでしまった。
さっきまでの気ままな女2人行動に慣れ切っていた私には忘れていた事があった。ここはファミリームード一杯の家だって事を。頭を切り換えなければぶるんぶるん。
どうもすみません、今日はお邪魔しますー。お忙しい所にホントにすみません。あのーホントにいやああのすみません。
何だか訳のわからない挨拶になってしまった。失敗その1。

そしてリビングに進み子供達に近づいてからあらためて挨拶。今日は泊めてもらう事になりました。どうぞよろしく。と言うと男の子の方がきちんと挨拶を返してくれた。躾が行き届いている。
女の子の方は目を丸くしていたようだ。
きっとこの人なに?って思ったんだろうな。かわいそうに先程までの平和な我が家に何か起こりそうな予感がーとでも思ったに違いない。

ダイニングテーブルの椅子を勧められて座った。テレビが一番よく見える席なのでたぶん普段はご主人の指定席なのだろう。
そのご主人はしばらく先程の部屋から出てくる様子はない。たぶんにリビングにあるテレビを子供達に提供してあげているからだろうと思った。

啓子はね、よくしゃべるんだほんっとに。
がしかし、季節の変わり目には時々そうなるんだよねと言って声が思うように出ない事を何度も何度も説明する。
わかったって、だからそんなにしゃべんなくていいよ。いいからちょっと黙ってなさい。
私の問いにうんとかすんとか言ってくれたらそれでいいのにいやまあ全くよくしゃべるわい。
私は子供達に聞いてみた。お母さんはいつもこんなによくしゃべるの?と。
そしたらとてもかわいい事に2人同時にこっくんと頷いた。私は思わず吹き出してしまった。

啓子は相も変わらずしゃべり続けながら手を動かしながら夕食を作ってくれていた。
そんな啓子には悪いが私は喉が乾いたよ。ビールを飲んでいいかな?とついぞ言ってしまった。
この家の大人は2人ともお酒を飲まないらしい。いや、子供ももちろん飲まないのだが。
どうぞと言われプシュッと開けてグラスに注ぐ。おいしい。やっと落ち着いてくる。
しかしまだ私も啓子家族もこの状況に慣れてはいない。
私は啓子と子供達とたくさん話しながらリッツにチーズを塗ってあげる役をしていた。

そしてビールを半分くらい飲んだ頃、おもむろにご主人が向こうの部屋から出て来られた。
いやー、私1人で勝手にビールなんか飲んでくつろいでしまってたよ。うわあっとたじろぐ。失敗その2。

啓子のご主人とは彼らの結婚式で拝見した以来だから14〜5年ぶりだろうか。
啓子より6つ年上の彼は相変わらずいい男だった。
なんと言うかなあ、人柄と仕事が出来る男の顔っていうのかなあ
渋すぎもせず無理に若ぶっている訳でもなくいい感じに大人してるよなって感じってのかな。
って、おまえは彼の何なんだその言い方は。

それにしても夫婦と言うもんはバランスがよく取れているもんだなと思った。
啓子のご主人は割とおとなし目であるからしてそう思わずにはいられなかったのだが。

ご主人はビールが苦手だと言うので無理には勧めなかったけど啓子が少し相手をしてあげたらと言ってご主人のグラスを持ってくる。
私は自分の飲みかけのビールをどうぞと言って注ぐ。
失礼なヤツだなあと自分でもそう思ったが仕方ない。もう勢いで行くしか道はないのだ私には。
もういいですとグラスの底からほんの10cmほどでストップをくらう。
そして不作法にも無口な彼に話しかける私。イヤだっただろうなあ〜

ビールの缶が空になった。もう1本飲む。あーあ、2本も飲んでしまったよ。
私が900cc、ご主人が100ccってとこかしらね。

そうこうしていると夕ご飯がどかどかと運ばれてきた。すまんねえと何もしないで座っているだけの私はちと恐縮。
大根とほたてのサラダ、お昼に作っておいたであろうよく煮込まれたチキンのトマトソース煮、
あー、あと何だったっけな?すまん啓子、忘れたよ。でもどれもこれも美味しかったよ。

食べている間も子供達と学校の事とかどんな遊びをしているかとか夜は何時に寝るとか塾へ行っている事とか体操教室の事とかもう口を閉じている暇はないくらいに話をし続けた。
その間中子供達は途中で席を立つでもなくテレビに夢中になって箸が止まるでもなくホントに行儀良く座って突然やって来たと思ったらビールを飲んでくつろいでいるママの変な友だちの相手をしてくれていた。

啓子の子供達は何かを聞けば必ず答えを返してくれる。
当たり前の事が出来ない今の子供が多い中都会の子は結構ドライなんだろうなと思っていた私は心中驚いたしそれと同時に啓子とご主人の家族への想いが感じられる、そんな子供達だった。
おかげでとても楽しい夕食がいただけた。

男の子の方はご多分にもれず塾で忙しいらしい。
私の家では塾の「じ」の字はおろかその前の「し」という字もない環境。だもんで私は塾という字が書けない。
カレンダーに書く時も学校関係の予定では「授業参観」くらいは漢字で書くが「懇親会」などは「こんしん会」だ。
へたすると「飲み会」なんて書いている始末。
話を戻そう。

そんな時啓子はというと喉の調子が悪いのに人の「あんまり話しなくていいから」という心配なんか全く聞きやしねえ。
次から次へとしゃべってしゃべってなおもしゃべり続ける。熱でも出たらどうすんだよってくらい私はずっとハラハラしていた。

9時を過ぎていただろうか、夕食も終わり男の子がお風呂掃除をして湯を張る。えらいね。
私は調子に乗ってビールをもう1本開ける。
あらまあ結局持ってきたビールをみいーんな自分で飲んじゃったよ。
まさかねとは思ったけどびっくりしたのは実は私自身でそれだけたくさん話をして喉が乾いたんだろうな。という事にしておこう。

それぞれお風呂に入ったり寝る準備をしたりして明日は月曜日で学校がある男の子は一足先に寝た。
何時頃だっただろう10時は過ぎていただろうな。いつも宵っ張りなんだそうだけど明日は月曜日。
付き合わせて悪かったね。おやすみ。
女の子の方は明日はたまたまお休みであったのでパパと戯れる。どこの家でも父親というのは娘が大好きだし娘もそんなパパを愛しているものらしい。

女の子がパパと一緒に奥の部屋で寝る体勢に入る。
いつもパパママと3人で寝ているリビング脇の和室は今夜私が寝かせてもらう事になっちゃったからね。ごめんね。

そしてこの家の夜はまだまだ続くらしい雰囲気がひゅるるる〜と漂う。
啓子はいつも子供達が寝てからが自分の時間だと言い夜な夜な1時2時まで起きているんだとさ。
もしかして、もしかしなくても今夜もそう?かしら?もついでに付けようかしら。
うーん私はと言えばだねあまり疲れてはいないけどそんなに長く起きていられる自信はないのだにゃー。

落ちてしまう前にお風呂をと思っていただいたのが12時頃だっただろうか。
この家のペースが我が家とあまりにも違うので感覚が麻痺してしまっている。何時に風呂だって?
12時と言えば我が家ではおおむねぐっすり寝ている時間であって決して風呂など入っている時間ではないのであーる。

しかし何の心配もいらず自分の管理だけ出来ていればいいこの状況を楽しんでいる自分がいた。
一日は誰でも24時間なのだ。昼間に自由になる時間がなければ他で満足出来る時間を確保する事が大切になってくる。
啓子は日中とても精力的にあっちこっちと動き回っているらしいから夜のそんな1人の時間が明日の元気へと繋がっているのだろう。

ご主人も寝てしまったらしい。啓子もお風呂へ入った。上がって来た。
そんで話は続く。があ〜まだ止まらないんかい。

1時過ぎに布団に入る。やっと口が閉じれた。
私はすぐさまに眠りにつけた。

ってな感じで11/17 今日も無事に楽しく終了



11/16(土)1人旅一日目

前書き
この夏に祐子が帰ってきて一緒に飲んだ。
色々な話を止めどなくした私たちは軽い気持ちで秋になったら遊びに行く約束をした。
それ自体は今思えば些細なきっかけでしかなかったのだけれどその時から何となく1人で旅行がしたいなって思ったのね。

私は今主人の実家に同居していて義父・義母・主人・私・息子・娘と6人家族。
義父と義母は2人とも昭和10年生まれで今年67歳になりあちこち病院には通っているけれど元気に過ごしている。
しかし彼らはいつまでも元気でいるとは限らない。実際私たちが同居した年に義父は興奮したのかどうかは判らないけれどその夏に脳梗塞で倒れ一時は寝たきりを覚悟してくださいと言われた程だったが医者もびっくりするくらい驚異的な回復を見せてみるみる良くなり家族を安心させた。

******

人間いつ何があるかわからない。年齢は関係ないのかもしれないけれど順番から行けば次に危ないのは義父と義母であるわけでもし急に倒れでもしたら私が介護をする事になるだろう。
もしそんな事になったら私は旅行どころではない。仕事も辞めなければならないだろう。
それは以前から何となく思ってはいた。仕方のない事だと思うしある程度の覚悟は出来ている。
義父も義母も私の事をとてもかわいがってくれて私もそんな2人が好きだから不自由になったらお世話をするのが当然だと思っている。
主人には姉と妹がいるけどどちらも遠くに住んでいるのであてにならずパスだしね。

だけどもそうは判っていても実際急に何の前触れもなくそんな事になってしまったら
「もっと彼らが元気な内に自分のしたいことをやっていたら、もっとたくさん遊べていたら、後悔などせずによかっただろうな」と思うだろうというのも容易に想像がつく。

だから親が元気な今の内にわがままを言わせていただこう。
たくさん遊んでまたより元気に日々暮らそうってね。

と、そんな事を急に思って実際行動に移したのが今回の旅行であります。
主人には「たまには1人で旅行してもいいでしょ〜?」とひたすら下手に出て機嫌を悪くしないよう気を遣ってお願いモード。
私がそんな事を思っているとは全く思いもせずに少し考えあと彼はOKを出してくれた。
こんな風にわりと簡単に承諾してくれたのは日頃の私の生活態度に不安がないからだと自負している。
普段ちゃんとしてるからなあ。当たり前と言えば当たり前なんだよな。
と、そんな事はちゃんと帰ってきたから言うんだけどさ。はっはっはっ...はは

しかし、ここまで書いてきて自分で言うのも何だが私ってとっても出来た嫁?
いやあ〜そんな事言わないでよ、恥ずかしいわあもう〜

ななななななんつってー、この調子でまた出掛けよう。(なんですと?)


うんまあ、笑ってくれよ。長いから覚悟が必要よ。



始まり始まりー

私はいつも目覚まし時計のセットを旦那に頼む。
前の夜彼が「6時台の電車に乗るのに5時起きでいいんか?」「なんで?充分でしょ?」
「いや、化粧が1時間で間に合うんかって聞いているんだ」「ふっ...」
そんなやり取りをして静かに寝た。

5時起床。夜は何度も目が覚めて結局眠りは浅いものになってしまった。
目覚まし時計に頼らず5時になるのを待ってベッドから出る。かわいそうに目覚まし時計の立場はなかった。
予定した新幹線に乗れなくてもその後の予定が大幅にずれる事もないのに意外と几帳面なんだな私ってば。
よく学校の遠足の前には興奮して眠れなかったなんて話をよく聞くけど私はあまりそんな事はなくて
落ち着いた、と言うより今思えばイヤな子供だったかもしれない。かわいげがないってーの?

まあ、いい。
あっそうです。今回の旅行記は話があちこち飛びます。だからたぶん長くなると思います。
こうしている私でさえもどれくらい長くなっちゃうのか今のところ想像もつきません。
あった事、思った事、感じた事、それに関連する思い出話などが出てくるかもしれませんので最初に断っておきますね。
でも残しておきたいと思うから指の動くままにです。

6時過ぎに家を出る。途中でサンドイッチとストロー付きのコーヒーを買う。
なんでストロー付きを探したかと言うと電車の中で少しずつ飲むのにいいだろうなと思って。
口紅も取れにくいだろうし?それにプルトップの缶コーヒーはネイルが剥がれちゃうといけないじゃない?

駅に着いて切符を買う。東京往復10,080円(旦那がJR社員なので家族割引で半額なのだ)
旦那が珍しく改札口まで見送ってくれた。改札を出て振り向くと笑っていた。
なんだか後ろ髪を引かれるっていうのはこういう感じなのかななんて思いながらも
ホームに向かって歩き出した時にはもう1人旅の気分になっているんだから女って冷酷よね。
在来線は退屈なのでウォークマンをごそごそ。おはよう綾戸ちゃん、今日も元気な歌声だね。いいよ〜とってもー。

7時台の新幹線に乗る。禁煙車、禁煙車、禁煙車、おいここも禁煙車かよとしばらく歩く。
あった!喫煙OK車。(そんな名前じゃないけどやっと見つけたのであえてそう呼ぶ)
出発まであと3分。出発時刻には定刻通り静かに滑り出す。

朝から寒かったので新幹線に乗ってからもしばらくコートを脱げないでいた。うーさぶい。
まだ新潟なのに気分は横浜。そのギャップが受け入れられない自分がいた訳だね。
朝買ったコーヒーはバカに冷たい。当たり前だよなあ。
ストローを差して一口飲み、寒いので腕組みしながらタバコを探して口にくわえる。
新幹線に乗ったらメールするからねと言っていたところ数カ所に連絡。
それが終わった頃やっと車内が温まって落ち着いてきたのでコートを脱ぐ。ほっ。
ホッとしたらお腹が空いてきたのでサンドイッチを食べ始めるとメールが。

「明日の朝はごはん?それともパン?」祐子からだった。
「今サンドイッチ食べてるけど明日の朝もパンがいいな」と返信。
ご飯がいいなんて言うと朝が大変じゃんね。それに私は農家の嫁のくせにパン好きなんだものー。

そうこうしている内に新幹線はトンネルへ入り携帯の電波は一時中断。仕方なく少し眠る。

******

9時半東京駅着。横浜駅で祐子と待ち合わせなので東海道線のオレンジ色の線を頼りに進む。
が、その線を途中で見失ってしまった。がーん、なんで?どこに消えやがったあのヤロー?ああどうしよう。
しかしここで動揺してはいけない。だってこれはいつもの事なんだから。
そのうちきっと知らぬ間にたどり着けるはず。自信はないがそんなあやふやな確信だけはいつも持っている。

10時ちょいすぎ、無事東海道線に乗れたので祐子が待つ横浜駅着。
おお〜久しぶり〜 って、夏に逢ったばっかじゃんね。
彼女は相変わらずスリムでブーツカットのジーンズにファーの付いたコートを着ていた。
お尻に小さなバッグを付け機動力抜群。さすがだねえ。
体型は私と似ている。2人で並んで歩いていているとモデル仲間が仕事で移動中みたいな感じっつーの?
よく声を掛けられなかったかと不思議でしたね。
まあ、好きに言わせてよ。
荷物をコインロッカーに入れてもらって私はフェンディの小さいバッグひとつ。

まずは昼間の目的地である横浜ベイサイドマリーナへ行こうと決める。
JR線じゃないかもと言うので横浜駅で改札を出たのにやっぱりJRだったわと言い放ちやがったので再度JRのお世話に。
ベイサイドマリーナには横浜駅からJRで新杉田、そこから金沢シーサイドラインという
モノレールみたいな電車に乗り換えて鳥浜という駅で降りて歩く。けっこう歩く。
そして情けない事にもうこの時点で普段歩き慣れていない私はちょっと休憩しようかと弱音を吐く。
スターバックスがあったのでコーヒーを頼むが今日の私にはちと濃くてヘビーだった。半分残す。

アウトレットショップはまだ人影がまばら。興味のあるお店にひとつひとつ入ってさーっと眺める。
所要時間は1店舗あたり1〜4分くらいだっただろうか。しかしまだひとつも買わないで見て回るだけ。
私は衝動買いはしない質だからさ、物色と言う言葉がぴったりくるような眺め方である。

半分くらい見たらお腹が空いてきたねそうだねって意見が合ったので食べるところを探す。
お寿司はイヤだった。東京のお寿司は食べなくていい。オムライスも美味しそうだった。
だけどなかなか決まらなくて二回りくらいしてイタリアンレストランに決めた。
なぜかと言うと曇っていて少し肌寒かったのでワインが飲みたくなったから。
真鯛のカルパッチョとピザと白ワインを頼む。そしたらお店の人が「今日はなんたらかんたらの赤ワインがお薦めです」と言うので赤ワインが苦手な私は2秒考えて「それにして」と。予想に反してなかなか美味しかった。
お薦めと言われたらそうしてみるのもいいものよね。

昼間からお酒飲むなんてちょっと前まで考えられなかったよ。私も。大人なんだからいいよね、今日は車も運転しないしさ。そうだよねー。
そんなとこではことさら意見がよく合う2人であった。

午後も見て回ってチェックしておいたセーターとバッグと明日のおみやげにスノーマンの何ていうの?壁掛け?
みたいなのを買う。スカートも履いてみたんだけど止めた。
エディーバウワーに人だかり。なんだろうと思ったらセールで値札から全品半額だと。
今回のアウトレットツアーではホントは一番欲しかったのは紺色のピーコートだったんだよね。
そこにあったんだけどどうも合わないので止めちゃった。ちょっと残念。
でも安物買いの銭失いは嫌いな私だったので納得してそう決めた。

******

そして夕方、桜木町まで戻ってランドマークタワーへ。明日のパンを買うと言ってパン屋さんに入る。
さて、今回の大きな目的である「高いところで夜景を見ながらお酒を飲む」のは最初このランドマークタワーの最上階にすると決めていたんだけど相談の結果それはここで夕食を済ませて横浜まで戻ってからにした方が楽なんじゃないかって事になったので夕食を取る場所を探す。当然眺めがよくて雰囲気のよいところ。
確かこの辺にと祐子が言うので付いていく。この旅はホントに楽だなあ〜付いていけばいいだけなんだからなー。

ああここだここだ、外が見えるのはと言うそこはドックヤード。そのビアレストランに入る。
最初外が見えない席に案内されたが私達が無理を言って外が見えるところに変えてもらった。
窓があって席があって通路があってそれを隔てた席。ちと遠いが外が見えるからいいねと。
イヤな顔もせずに席を移動させてくれた優しいスタッフに感謝。
しかしだ、その窓の側の席にはおやじが4人飲んでいたんだよ。邪魔なんだよなーと思いつつ外を眺める。
青いライトにライトアップされた昔の船置き場はとてもキレイだった。私からおやじは視界から削除する。

私はエビスの生ビール。中ジョッキと言ったのにでかい。でもその大きさが私の顔をほころばせ更にご機嫌に。
喉が乾いていたので大きいかな大丈夫かなと心配したのだが5分で半分飲んでしまった。うんまい。

そして頼んだのはまぐろとアボカドのタルタル。小さい字の説明を読むと何やら材料を混ぜたものが出てくるらしい。
これが当たったんだ、まじで。すっごく美味しかった。ボリュームもあってそれも嬉しかったともうー2人で大絶賛。
他にも何か頼んだけど覚えていない程強烈に残ったこんな感覚は久しぶり。

少し食べてからこれ何のドレッシングだろうね?とあーだこーだ言い合ったがらちがあかないので
お店の人に聞いてみたら「少しお待ち下さい」とそのかわいい女の子が奥に引っ込んで姿を消した。
そしてしばらくしてからメモに書いたレシピを持ってきて教えてくれた。
オイルとレモンとお醤油とわさび だそうだ。その女の子にお礼を言って下がったのを見てから
「な〜るほどね〜〜これなら作れるわね〜」
話もすすんだが同時にビールもすすんだ。2杯飲み終わった頃もう一杯飲もうかどうか迷っていると祐子に釘を刺された。
「あとはカクテルにしよう」って。
あー、はいはい。ここで酔っぱらってはせっかくの夜景が見れないもんね。わーったわよ。

途中で窓際にいたおやじ4人が席を立った。やったー!ああん、やっぱダイレクトで見れるドックヤードは美しいわあ。

夕食を終え外に出るとあちこちでイルミネーションが綺麗でつい足を止めて見入ってしまった。
やっぱり横浜は冬のクリスマス前の、それも夜が最高にいいのだね。
ドックヤードに降りて祐子がデジカメで写真を撮ってくれた。


 

それから横浜駅へ戻りベイシェラトンに向かう。しかし駅で私の足を止めてしまったものがあった。
それはとてもとても甘く香ばしい香り。
「これ何の匂い?」と聞くと「たぶんシュークリームだよ」
だめだ。衝動的にそれが食べたくなった。どうしても食べたくなったのだ。
進行方向を変更してもらってその香りのする方へ進む。階段を下りたところを少し進むとあった、行列。
甘い香りと行列。その二つがあれば私は何も考えずに突き進む。それだけで条件は完璧揃っている。
今回私のわがままを何でも聞いてくれた祐子にもう一度感謝。

******

そこでガラス越しにシューにクリームを入れて出来るできたてシュークリームを5つ買ってからシェラトンへ。
私たちはもう大人なんだから大抵のところは怯まず行けるんだけどシェラトンが近づくにつれて次第に不安が。
今日の私たちの格好、ジーンズだよ?入れるの?ねえねえ?
大丈夫だよ と言う言葉を信じて最上階の28Fへ。土曜日の夜なので少し混んでいた。
チャイナドレスの女性やスーツを着た紳士も順番待ちをしていてあららと思う。ちょっと帰りたい気分。

3〜40分待って名前を呼ばれる。カウンター席でよろしいですか?と聞かれたので即答OK。カウンターがいいのだ。
10〜15人座れるであろうカウンターの端から私が3つ目と祐子が4つ目の席。椅子を引いてくれる。
私の左隣には外国人の男性と日本人のその彼女。

席に座るとまず大きな一枚窓から見えるベイブリッジを眺めてため息。
そう、こういうのをずっと見たいと思っていたのよ、私。とっても嬉しい。

カウンターの中でシェーカーを振るバーテンダーは結構若かった。
私たちが席に着くといらっしゃいませと落ち着いた小さな声で言う。さりげない笑顔つき。
何になさいますか?とやさしく聞いてくれる。

私ホントはバーテンダーはもっとじいさんの方がよかったなー、
もっと渋くて気配りが行き届いているそんな感じの人がよかったなー。
だが、まあ文句は言うまい。バーテンダー狙いで来た訳じゃない。

とりあえず私はモスコミュールを頼み、祐子も何か頼んだ。軽く乾杯。
外はくもりのせいで少しぼんやりしていたがバーの雰囲気がよかったので私の気分をよくするのにはそれでもう充分であった。
チカチカとビルの屋上が赤く光り、橋のライトや車のテールランプが動く様を見ているのは楽しかった。

ゆっくり1杯目を飲み終えた。
2杯目はその若いバーテンダーをちょっと構ってみたくなったので好みを言っておまかせしてみることにした。

「私はジンベースで甘くなくすっきりしたものをロングで」と。
そう言うと彼は「わたくしにおまかせしていただけますでしょうか?」と言うので「いいよ」と返す。

美味しかった。最初に私は若いバーテンダーなんかイヤだと言ったのをここで撤回しよう。
でもちょっと聞いていいですか?グラスを置くとき小指を立てるのはマニュアルなのですか?
もちろん聞かない。心の中でそっと聞いてみた。
私の笑顔がお礼の代わりだよ。嫌味入ってなかったでしょ?美味しかったよ。

バーにはピアノの生演奏が一時間に何分間か決められた時間だけやっていた。
私はふと生なのだからリクエストを受けてくれるかもしれないと思って祐子に相談もせずバーテンダーが近くに来た時
「ピアノのリクエストは出来ますか?」と聞いてみたら彼はすかさず
「どうぞ。曲名は何にいたしましょう」と言うので私は
「 God Bless America 」と言った。バーテンダーは耳がいい。聞き直さない。
「 God Bless America ですね」としっかり言う。

ほっ、通じた。と安心した次の瞬間私は思い出して少し固まった。
左隣にいるのは外国人男性、それにわが祐子は英語の教師だ。なんて事言っちまったんだい。発音聞かれてなかっただろうな?

結局そのリクエストは楽譜がないとのことで弾いてはもらえなかったけどそれはそれでいい。
今度英語を発音する時は回りをよく見ようよね>自分

毎正時になるとベイブリッジのライトの色が変わるそうだと祐子が言うので見ようねと言っていたのに
9時の時はおしゃべりし過ぎて見逃してしまった。
10時には絶対と時計をたまに見ながらもう一杯おまかせで頼む。
今度はウォッカベースにしてもらったがそれも美味しかった。
祐子は先におまかせで出てきたオレンジ色のショートカクテルが美味しかったらしく同じものをと言った。

10時、ずっと見ていたんだけどベイブリッジの色は変わってくれなかった。
たまにバーテンダーと言葉を交わし、軽口を叩き、大人の女の夜は更けてゆく。

******

10時20分頃軽くバーテンダーに美味しかった楽しかったとお礼を言って席を立ち、バーを出て相鉄線で祐子のマンションへ向かう。
降りた駅から彼女のマンションはすぐだった。

しっかりした太い木枠の自動ドアを入るとセキュリティパネルがあってそこにカギを差し込んで何やら入力。
祐子が酔っぱらってしまったら私はそこで途方に暮れるところだったがそうならないのは彼女がいつ何時でも
自分を見失わないしっかりした子だから。(誰でも自分と同じと思うな。はいはい)
築4年程のそのマンションはどこもかしこも綺麗だった。ほーとあちこち眺めながら部屋へ着く。
いや、部屋と言っては申し訳ないよな。家だ。だってエントランスがホテルの玄関って感じだったんだもの。

そうして通された家はまるでモデルルームのよう。
整理整頓されつくしたその家はほとんどと言っていいほど生活感がない。それもよい意味でだ。
いいな〜こんなうちー。余計なものが何もないんだよ。カーテンもラグも趣味がいい。
こんなにすっきり暮らせる秘訣を聞いてみた。モノを買わない。増やさない。いらないものはすぐ捨てる。
全くその通りだよ。判っていながら普通の人はそれが出来なくて苦しんでいるんだ、祐子や。

3LDKのフローリングで対面式のキッチン、ダイニングテーブル、そして大きなローテーブル。
ホント、初めて行ったのに居心地がいい部屋だ。あ、また部屋と言ってしまった。

洗面所もお風呂場も充分な広さ。トイレもグッド。しかも驚いた事にどこにも埃がないのだ。
小姑のように指でスーっとやってみたかったがそんな必要もない程キレイにされていた。
いや、アラを探そうとした訳じゃない、感心したんだ。どうか誤解のないように>祐子

そうして一通り感心した後にはタバコが吸いたくなった。しかしこの家には灰皿がないと言う。
仕方がないので小皿にアルミホイルを敷いてもらって換気扇の下で一服。ここから広いリビングが一望だ。
ふむふむと感心し直しつつもう一本。その間にも祐子は私が今夜泊まる為の準備をしてくれている。

お風呂の用意が出来たからと先に勧めてくれた。
夜も遅かったので長引かせてはいけないしと思ってお先にいただいた。
入る時湯船にシャネルのバスエッセンスを一滴落としてくれたんだがすぐにかき混ぜなかったので私が身体を洗って入ろうとした時にはまだ湯船の底にポツンと茶色い丸になっていて1人笑った。

落ち着くと今度は甘い物が食べたくなった。どうなってんの?女ってもんはしょうがないわねえ。
そこで買ってきたシュークリームをひとつ食べた。祐子のご主人への手みやげのつもりだったのに、
あればありったけ食べる人だからどうぞ食べてとの言葉を鵜呑みにして喰っちゃった。
ちなみに祐子のご主人は今日は近くのご実家に泊まってくれていた。すみませんでした、ありがとう。
噂では柔道をしていて体格のよい方だと聞いている。お逢いしたかったわあ。写真だけ部屋にあったので覗かせてもらった。
あら、いい男。今度は是非とも一緒にお食事をしたいわ。何ならその時祐子は留守番でもいい。いや、その方がいい。

今日はとっても楽しかったしとってもたくさん歩いた。普段の20倍くらい歩いたと思う。
明日に疲れが残らなければいいがなと思い願わずにはいられなかった。
それから寝心地のよいベッドに入ってすぐにぐっすりと眠りに落ちる事が出来た。
12時を過ぎていただろうか。1時だったかな?

そんな事で11月16日(土)旅行初日無事終了。



11/15(金)鵜呑みにするまい

明日の旅行でお世話になる2人に何か手みやげをと思って仕事前に物色。
荷物になるのは困るので小さいものがいいな。バッグに入ってしまうものでちょうどいいもの
何かないかな〜と車の中で考えながらまずは銀行へ行ってお金を下ろす。
ギフトショップへ行ったらギャルソンエプロンを発見。
ああ、これなら小さく畳めるだろうなと思ってレジへ持っていく。
「あのー、二つともプレゼント用に包装してください」と言うと係の人は
「箱にお入れしますか?」と言うので「その箱は大きいですか?」と聞くと
「いえ、そんなでもありませんよ」「じゃあお願いします」
「お熨斗かリボン、どちらになさいます?」「リボンで」「はい、かしこまりました」

待つこと5分。
「お待たせいたしましたー」

でかいやんけ。

支出:エプロン2枚 5250 化粧品関係2560
飲酒:ビール350ml
起床:6:00 就寝:23:00



11/14(木)回復の傾向と対策

何となく気分が乗らない原因というのは自分でも分かってはいるんだ。
それはー

私には自由になる時間が多すぎる

これなんだ。

私は午後からの出勤が多い勤務なので午前中は子供が学校へ行ったらお昼まで全く1人だけの時間が取れる。
11時半過ぎには早めの昼食を食べてから化粧をし12時半過ぎに出掛けるものだから
7時半から11時半まではやることやれば後は何をしていてもいいのだ。
平日9to5で仕事をしている人の中には午前中に家事をたっぷり出来るこんな勤務が羨ましいと思う人もいるかもしれないけど
こういう勤務態勢が慣れてしまうと私のようなのんびりした性格のヤツはダラダラしてしまう傾向にある。
いや、みんながみんなそうなってしまうとは言わないし思わないよ。あくまでも私の場合ね。

そして私は時間がない時に限ってテキパキと出来てしまうって事がよくある。
手は早い方だと思う。時間の無いときの夕食作りは神業だ。あとお化粧も早い。
時間に応じて手抜きする部分を心得ている。
ながら作業も得意。って事で要領はまあまあいいのよねえ。
時間がないとどれを先にするべきか、どうやったら間に合わせる事が出来るかを考えるから。
時間がないとそれをやらない。やれない。

結局ね、時間がありすぎるので「ああ、まだ時間あるから後でもいいや」みたいになって後回し。
それがいけないのよね。

ではこの状況から脱するにはどうすればいいかを考えてみた。

朝、macに座ってゲームをしない。座ってしまうとしばらくは立ち上がれない事を肝に銘じよ。

これだね。これしかない。(紙に書いて壁に貼るか?)
でもさー、寒いんだよね。廊下なんか外と同じなんだよね。ホントなんだよね。まいるよね。
いやいかん、寒さのせいにしてはいけない。
う〜〜、でも寒いー。すんげー寒いー。
しかしこんな事でやれるんだろうか?うん、やれるよ。

支出:0
飲酒:ビール350ml
起床:6:10 就寝:23:50



11/13(水)訳もなく落ち込み気味

毎朝macを開ける。子供が出ていった後だから7時半くらいにはいつもパソコンの前に座っている。
そしてメールをチェックして返信しなければならないものに返事を書く。
がしかし最近はこのメールを書くという行為がとっても億劫なのである。

このwebを心配してくれている人たちにそろそろこの存在を教えたいと思っているのだけど
手というか頭というか気持ちというかが動いてくれないんだ。
webは完全に仕上がっていないものもそれはそれで面白いかなと思うので知らせるのは躊躇わないし
恥ずかしくもないんだけどメールを書く事がずっしりと気分的に重い。

書き始めたら怒濤の攻撃なのだけど最近ダメなんだ。どうしたoops?いつものおまえはどこへ行ったんだ?
それでゲームなんかしちゃって自分自身にあきれてため息をつく日々。
無気力?脱力感?
何も悲しい事はないし旅行の準備もそれなりに出来ているから心配事などないはずなのに
なんだ?なんなんだ?このどっぷりした落ち込んだ気分は。私らしくないじゃないのさ。
しっかりしろ。いくら寒いからってダラダラするんじゃねえぞー>自分

取りあえずゲームを捨ててみた。でもwebにはzookeeperがあるがな。

支出:0
飲酒:ビール350ml
起床:6:15 就寝:23:20

11/12(火)結婚記念日

今日は私の結婚記念日である。平成元年に結婚したのだから丸13年か?そして14年目に突入、だな。
それでは年に一度くらい結婚式の事を思いだしてみよう。

当日の朝、両親より先に支度の為自分で車を運転して式場入り。テレビで見るような挨拶はなし。
それをしなかったのは慌てていたからという理由と、父も母もまだパジャマでうろうろしていて
一瞬でもちゃんと挨拶でもと思った私の気分は見事に吹き飛んでしまったから。天気は晴れ。

普通は式の前に一度写真を撮るために婚礼衣装を着てみるらしいんだけど着付けやら髪やらを
式と同じに整えるとべらぼうにバカ高い料金がかかることを知りびっくりしてやめた。
だから式の当日生まれて初めて白無垢を着たわけだ。
何となくワクワクして「よろしくお願いします」と着付けの係の人に挨拶。
最初で最後の白無垢かあ。
いやもしかしたらまた着るかもしれないななんて1人で思ったら可笑しくなっちゃった。
あれ?化粧が先だったかな?それとも着付けが先だったかな?おー、忘れちった。
もう係の人のなすがまま私はお人形さん。あ、思い出した!着付けが先だった。

「まずは着ているものを脱いでもらいましょうか」「はい」お部屋は暖かいので安心して脱ぎ始める。
下着だけになって着物用の肌着を身につける。ウエストにタオルをグルグル。
タオルは普通のものじゃなくてバスタオルだ。それも2枚か3枚。
あとは布団みたいな着物を着せられて絞められて押されて叩かれて引っ張られて
所々お手伝いさせられて着たわけ。

その後に顔。こんなもん塗って顔がかぶれないだろうかってくらい白いお粉
いや、お粉なんてもんじゃなかったな。あれは白いバターみたいなもんだったか。
「これを塗ったら絶対お顔には触らないでくださいね。絶対ですよ、いいですね?」と
絶対を何度も何度も言われ白無垢がもうすでに窮屈になってきている私は
椅子に座ったまま塗りまくられたのだった。
「暇でしょ?これで遊んでいてくださいね」と渡されたのはマニキュア
この白いバターが顔の上で落ち着くのはそんなに時間がかかるもんなのか?一体何から出来ているんだ?
そんな不安を持ちつつ言われるままマニキュアのビンを受け取って下もよく向く事が出来ないのに塗る。

友だちが様子を見に来てくれた。
「やあやあ、遠いところからよく来てくれたね。私、動けないんだよほらこんなでさ」
そんな言葉が聞こえなかったのか写真を撮りまくる。おい。
そんな友だちが入れ替わり立ち替わりやって来る。あっちで大人しく待ってろよ。

やっと化粧が終わり仕上げは最終関門のかつらだ。かつらあわせはしてあったからサイズはOKで
重いのと横を向けないのを抜きにしたらあらまあ並みの花嫁さんの出来上がり。

着付けの部屋を出て仲人さんに手を引かれ廊下を進む。そういえば父も母も式場の方で待っていたな。
意外とクールな親だ。結局挨拶はどこへやら。

親戚でごったがえす廊下を挨拶しながら避けながら歩いて進むと着物の男性が。
あら、誰かと思えば新郎さんじゃないの。
しかしその髪の毛はどうしたんだ?いつものさらさらヘアーはどこへ行ったんだ。
少しアイロンをあてたようだ。
でもここで吹き出したり「いやーそれなに〜?」なんて言えないのは主役の辛いとこで今日だけは我慢我慢。
花嫁は騒いだり大声で笑ったりしてはいけないものなんだよ。うん、たぶんね。
(披露宴では見事にそれをやっちまったんだがそれはもう記憶から忘れ去りたい。
上段から友人達のカラオケにヒューヒューとかイエーとかアンコール〜とかって言う嫁がいるか?ふつう。)

そしてあれは式場へ入ってなんたらかんたらと式が始まって三三九度の時
予行練習もなしでぶっつけ本番で望んだ三三九度とは順番に3つの杯に御神酒を注がれ飲む訳なんだ、が。
異常に緊張したお酒のとても弱い新郎は2つめの杯に御神酒を注ごうとする巫女さんに軽く手を上げ小声で
「もういいです」
なに〜?三三九度の御神酒を断るだと〜? ちらっと横を見ると彼の顔がもう真っ赤だ。
予期せぬ事態に若干動揺した私はその後渡された杯にまだ御神酒を入れてもらってないまま口に運んでしまった。
私としたことがなんたる失態。本番では失敗してもアドリブでフォロー出来る女のはずなのにー。
ここは笑って誤魔化す道しか残っていない。

結局お式は三三九度を断る新郎と入ってないのに飲もうとする新婦。
この時点で先は見えましたな。どうせ私はお酒が好きですよ。

うーんここまで書いてきてすでにもう長い。式の話はまだまだ続くんだけど長すぎる。
この続きはまた来年の結婚記念日に。

支出:食料品3750 コンビニおにぎり3つ 400
飲酒:ビール350ml ワインちょっとたくさん
起床:6:20 就寝24:00



11/11(月)ポッキーの日

綾戸智絵のお気に入り曲だけを編集してMDにするべく朝から綾戸漬け。
新潟でのライブまであと3週間を切った。楽しみ。
そのMDは旅行にも持っていこう。それと同じものをもうひとつ、プレゼント用に作る予定。

支出:0
飲酒:ビール350ml
起床:6:10 就寝:23:00



11/10(日)自堕落な週末

遅く起きてナッツのクッキーとコーヒーが朝食がわり。
旦那に頼んでヘアカラーをしてもらう。ここずっと髪の毛の色はオレンジ系。
今日の仕上がりに文句なし。褒めてつかわしおまけに先回の事は水に流してあげよう。

午後からmacを持って仕事へ。
家に置いといても落ち着かないから。

支出:0
飲酒:ビール500ml
起床:8:30 就寝:23:00



11/9(土)タグ打てないんで。

どうしてもpagemillが直らない。
これ以上停滞はしていられないと困った私は午後から子供が出掛けて1人になってすぐ師匠に電話。

事情を説明して一言
「お手上げです」

調べてくれました。そのおかげで何となく判りました。
pagemillはバージョンが3.0で止まっていてそれはmac os 9まではちゃんと動くという事。
そして私のosは9.1。無理があったのだね。.1くらいおまけしてよって感じ。

それでどうすればいいかというとパーテーションを切ったもうひとつには8.6がある。
あるにはあるが必要がないので初期化してしまってただの箱と化していたのだが
リストアCDからシステムをインストール。pagemillも入れて起動。あら動くわ。

しかしアップするにはfreePPPとFetchの設定をしなければ。あー、あとTAも。
いやー、面倒くさっ。

夕食前、身体が冷えたのでウイスキーを少し飲んだ。ほかほかしてきた。
もちろん寒いので夜は鍋にした。

支出:0
飲酒:ビール350ml ウイスキー少し
起床:6:40 就寝:24:00



11/8(金)和洋折衷のフルコース

3時に仕事を上がり、車で新潟市内へ向かう。時折激しい雨。
駐車場へ入れて会議までまだ1時間あったのでデパートでちょっとお買い物
スウェットシャツが欲しかったのだけど今の流行りはセーターらしく売り場はセーターだらけ。
カーディガンにしようかちょっと迷ったけど同シリーズのセーターを購入。

会議が終わったのが7時すぎ。一緒に参加していた人からお茶に誘われホテルの最上階へ。
雨が降っていて眺めはよくなかったけどそれもまたよろし。
しかしこのままお茶していては帰りが遅くなると思い、席が出来たと呼ばれた時にタイミングを見計らって失礼する。

8時ちょうど。車に乗り込み家路へ急ぐ。外は相変わらず雨が降っている。
バイパスへ上がる前、最後の信号待ちでメールをひとつ打ってそれから久しぶりにBoAを聴きながらヴィッツを走らせる。
9時ちょっと前に帰宅。着替えながらmacを開ける。
久しぶりにスカートとパンプスを履いてお疲れ。足の指がわずかに引きつる。
運転用にぺったんこ靴を入れておけばよかったなと1人で苦笑い。
まあその分ビールが美味しかったから許してやるさ>私

支出:セーター(ラルフローレン)12600 ストッキング700
飲酒:ビール700ml、ウイスキー少し
起床:6:10 就寝:23:00



11/7(木)PageMillのタイプエラー

このページはpagemillで作っているのだけど最近頻繁にタイプエラー2が出るようになった。
まいったなー。
トラブルのページを覗いてみて初期設定捨てたり再起動したりしたけど調子は直らない。
属性パレットを出そうとすると出るんだこのエラー。
背景なんぞも変えたいのにホントまいる。
へこんだ1日。

支出:MD1300 東京横浜ガイドブック950
飲酒:ビール500ml
起床:6:20 就寝:22:30

11/6(水)偶然の一致

午前中はちょっとお出かけ
夕方からは子供を連れて買い物してから私の実家へ行く。
実家では父と母が夕御飯を食べないで私達が来るのを待っていてくれた。
お腹が空いただろうに年寄りを待たせてしまったな。ごめんごめん、ごめんなさいね。

...って、

当たり前じゃあ〜 

夕御飯は私が用意して行く事になってたしケーキだってさうちがうちが...

という事で今日は私の父と娘の誕生日でありました。おめでとう。

父70歳、娘8歳

支出:食料品5400 ケーキ2800
飲酒:ビール350ml ウイスキー50cc
起床:6:10 就寝:23:30



11/5(火)何年かぶりの初雪記録更新

朝起きたら外は雪。びっくりしましたが本当の事なんです。

今は朝の10時
久しぶりにmacに座れました。午後から仕事なので時間もあまりないのですが
取り急ぎ日記を更新してみました。

今、欲しいもの
what's newのページにカレンダー(予定記入式)
これが探しているのだけどなかなかないのです。
時間がないと後回しになるのは結局この手のものなのかもね。


支出:0
飲酒:ビール350ml
起床:6:10 就寝:23:00



11/4(月)老後資金はあるから...

昨日は何の日?おー文化の日だ。特に文化的な事もしなかった私はただの片づけ魔と化していた。
おかげで部屋の方はなんとかすっきりしてきたな。がんばったぞ >私

今日はお休みである。
私の仕事は土だの日だの関係のない勤務なので家族が休みの時必ずしも一緒に居られるとは限らないのだけど
一緒の休みであっても何の予定のない日がたまにあってそんな日が今日だったりした。

今日どうする〜?
寒いし特に買い物もないから家にいようよ
ぼくベイブレードが欲しいんだ
なに言ってんの、たくさんあるじゃない
いや、今9個だからキリが悪いじゃん?だからもう一個
じゃあそれで集めるのは終わりにするんだね?
さ〜あね〜?
(うーん、殴ったろか?)

こんなヤツに付き合ってこの寒空わざわざ化粧をして出掛ける気は最初っからなかった。
説明すると上から息子、私、息子、私、息子、私、息子の会話 おまけに()は私のキレる寸前の心の声。

家には息子はこいつ1人だけで本来ならば大事な跡取りなんだろうけれど跡は継がなくてよろしいと思っている。
彼にも自由に生きる権利があるし心のどこかで親の事を忘れないでいてくれたらそれでいい。
そしてこれまた1人しかいない娘にも同様の事が言えるのは然りで特に彼女の場合
さっさと嫁に行ってくれて結構だと少なくとも私だけはそう思っている。

父親はやっぱり娘がかわいくて離したくないらしく毎年3月の雛人形はわざと忘れたふりをし
3月3日を過ぎてから片づけるようにしている。
そんな行動は何の裏付けも根拠もない悪あがきだと思いつつ呆れながらも微笑ましい。
そのうち一緒にお風呂に入るのをイヤがられ、まるでばっちいものでも見るかのような目つきで睨まれる
その日まで、思う存分幸せな気分に浸っていてくれよ>パパ

支出:発泡酒350ml×24本×2ケース 5000
飲酒:ビール大瓶1本半
起床:7:20 就寝 22:35


11/3(日)お布団さん、キミが好きだ

二日酔いもなくすっきり目覚める が、時計は8時半をさしていた。あれれ?
まあこんなもんよねと思いつついつものように洗濯、朝食、掃除を済ませてからまた部屋の片づけ。
どうもあのソファー野郎の場所を確保してやったらいままで収まっていたはずの雑貨が溢れてしまったのだ。
たった1脚のたかが椅子のせいで私の仕事は倍増。
倍増とは2倍の事だよと言うならば10倍増くらいになったんじゃと例えようか。
折しもこのページを立ち上げたはいいけどまだまだ修正個所がたくさんあってそれを直してやりたい気持ちがあるのに出来ないので尚更いらだつー。
公開はまだだなしくしく。

午後からは仕事。

支出:レンタルビデオ5本1000
飲酒:ビール大瓶2本
起床:8:30 就寝 23:50


11/2(土)旦那はタダ飲み

さぶいのう〜
本当は買い物に出掛けようかと思ったけど天気が悪いのと先日からの
「ソファー行き場がない事件」で部屋がおおばら
(説明しよう。「おおばら」とは新潟弁で「大変乱雑している}という意味ですだ)
なので私だけ家に残って片づけをしていました。

それで戻ってきました私の愛しいコンポ。やっと直って来たのです。
とても辛かったよ音のない生活。ああ、今はアースウィンド&ファイヤーがワンダーラ〜ンドと唄っている。
なんとも言えない幸せを痛切に感じます。私から音を奪ったら暴走するで。

そんで夜は娘の学年の懇親会。何を懇親するかと言えば日頃の愚痴を言い合って「それなら私んちの方がまだましね」とお互い再確認する会なのだ。なあーんてな。
近くのホテルへ行ったのだけどそこはごちそうがたくさんあって食べきれないほど。
私は大体飲んでばかりいる方だからお刺身と中華を少しつまむ。

最初はいつものようにビールをいただいていたらそのうち熱燗が出てきた。
おやおやおやと思っていると注がれたので飲む。
ほれと言われて断る理由がないので注がれるままアアあなたのなすがまま。

ほろ酔いで口も絶好調。話す事みな受ける。ジャケットも脱いでシャツ1枚。
そこで2時間過ごした頃もっと飲みたいと思っていたのに次はカラオケへ行くという。
えー、まだゆっくりしていたいよ。
しかし順応性の早い私はそこで中島美嘉を一曲。あとはみんなとバカ話。楽しかった。

先日買ったフェンディのバッグをおろす。
したらばそれを仲のよいせつこに目ざとく見つかりあやうく持っていかれそうになる。
私のバッグが10個は買えそうなヴィトンを抱えながら何ゆうとるんじゃ。

支出:コンポ修理15000 娘の誕生日プレゼント(お茶犬)2500 飲み会2人分9000
飲酒:ビール大瓶3本 熱燗3合
起床:7:30 就寝:0:00



11/1(金)オープンです

今日からここで日記を書き始める事になりました。
10月の初めから何となくページの構想をぼや〜っと考えながら作っては直し作っては直しして
今日やっとオープン出来たのだけれどまだ思うように行かないところがたくさんあって実は
まだ誰にも教えていないのです。
と言うか、恥ずかしくて教えられない意外とシャイな私。(うそー?)

まず躓いたのが画像の表示。いくらやってもweb上では×マークが付いちゃって、
なんでだろう?と首をかしげていました。

まあいいや、他のページを先に作っちゃえーと言うことで休みになるとmacの前に座る私。
まずちょっとだけゲームしてからやろっかな〜なんて思って気がつくと1時間も経っている。
あらら、HPやらなきゃじゃんねと思い直す頃にはもうすでにゲームで疲れ切ってやる気が出ない。アホか。

そんなのんびり屋の私も絶対11月1日にはアップするどーと決めていたのでですね家事もそこそこに座ってみる。そんでまたゲームもしちゃう。アホアホアホ。
結局私って現実逃避型なんだなーと自己嫌悪。自分が悪いのに何とももやもやとした日々を過ごす。

そしていよいよ10月も末になった頃、ひょんな事からヒントを得て画像が表示されるようになりました。
なんと、画像が表示されなかったのは画像をアップしていなかったのが原因とは夢にも思わず、
一生懸命首をかしげていた私ってやっぱりホントにすごい。アホを通り越しておりまする。

でもまあ、まだ暫定的ではありますが作ってみる事が出来ました。
しかし本番はこれから。取りあえず11/1までにアップするという目的が達成されただけなので
これからあちこち直しに入ります。

そしてもしこのページにいらしてくだっさった方で「ここはもっとこうした方がいいんじゃないか?」とか
「背景色と文字の色、文字の太さが読みにくい」とか「リンクがおかしいよ」など、
お気づきの点がありましたら何でも構いません。教えてください。
ありがたくご意見を頂戴いたしたいと思います。

しかし噂には聞いておりましたがローカルとweb上では何かとイメージがズレるものなんですのね。
びっくらこきました。
ではでは、日記じゃなくて挨拶文になってしまいましたが初めてなのでこんな感じで許してちょうだいな。です。

支出:食料品3700 はみがき、ヘアマニキュア剤900
飲酒:ビール500ml、ウイスキー少し
起床:6:00 就寝23:50



勢いついでに続けて12月の日記を読む
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