伊豆横道33観音霊場巡り

第7回 曹洞院 

2014/12/02

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写真のスライドショー https://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=teWwNVe5FFo

 

 

アプローチ(徒歩)

伊豆急下田駅から岩下交差点〜弘洋園〜寺下(曹洞院)〜弘洋園〜敷根公園〜本郷〜下田駅 =約8キロ

 

曹洞院1

国道136号の岩下の信号から西へ119号線に入って間もなく、前方に格好の良い山が見えて来ました。山頂の辺りに電波塔が立っています。ちょうど民家から年配の男性が出て来たので訊いてみたら、「相ノ山」だと教えてくれました。ついでに右側の低い山は知らないとのこと。

 

相の山の頂上へは道があるかとの問いには、それは聞いたことはないが、二つの山の谷あいに大賀茂へ通じている道があったと言います。ただし、今は、道は無くなっているだろうとのこと。やはり大賀茂へ抜ける近道があったのですね。

 

帰宅して国土地理院の地図を見ると、相の山は何と253.0mの三角点の山です。それから、笹峰台分譲地入口にバス停「白岩山」というのがあり、これが北側に隣接する低い山の名前かも知れません。こちらのほうは殆どが分譲地で、登るなら、相の山が魅力あります。

 

さて、大賀茂への道はバスが通るのに意外に狭い道だ、と思いながら緩い坂を上がってゆきます。白岩山のバス停を過ぎて間もなく左手に分譲地“吉野苑”への入り口があり、ここに地蔵尊が3体ありました。看板によれば、二百年前のものだそうです。

 

間もなくこのルートの最高点、大賀茂トンネルに入ります。向かい風、それも冷たい風に閉口しました。このトンネルの出口にもお地蔵さんが、こちらは6体がコンクリートの小囲いの中に。ここからは下りが続き、林山口のバス停を過ぎて間もなく、次の寺口バス停の所に立派な「少林山 曹洞院」と彫られた石碑が立っていました。

 

曹洞院 

曹洞院2細い路地を右へ右へと回り込みながら上がって行くと、やがて左に鬱蒼とした森の中に山門がありました。境内はかなり広く、庭園も立派。かつて七堂伽藍があったというから、格式も高いのでしょう。納経を許され、本堂に入れば、釈迦如来、薬師如来など他にも仏像が何体もあって圧倒されます。しかし、横道33か所のご本尊、十一面観世音菩薩像がどこに安置されているのかわかりませんでした。

 

今回はざっと観覧しただけで寺を辞したのですが、次回、88か所巡りのときはじっくりと鑑賞させてもらいましょう。とにかく、堂々たる立派なお寺でした。帰りは途中まで往路を戻り、その後、敷根公園に寄り道しました。

 

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