伊豆横道33観音霊場巡り

第4回 江月院・(長光寺) 

2014/10/16

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写真のスライドショー https://www.youtube.com/watch?v=pYL2XifGdQQ&feature=player_detailpage

 

 

アプローチ(徒歩)

江月院:松崎バスターミナル〜江月院まで往復約5キロ

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伊豆33観音巡り第4回目は、松崎町で最後の訪問となった江月院に詣でました。それと、第一回目に長光寺のご朱印を貰い損ねたので再度訪問してご朱印をいただいて参りました。

 

これにて西伊豆町5観音、松崎町6観音、計11観音を終了しました。やっと1/3を終えたわけです。次回は南伊豆町の8観音にターゲットを移します。 

 

今回は江月院参詣後に松崎港を見て回ることが出来て楽しい旅になりました。岩科川と那珂川が合流する河口は広く、船着場にもなっており、景色は抜群です。特に松崎港の真ん中に突き出ている突堤から浜橋までの彫刻ラインは見事でした。この部分には遊歩道があって、のんびりと歩くことが出来ました。 

 

彫刻ラインと言えば、浄感寺の長八記念館も観てまいりました。向かい側の長八美術館は去年、女房殿と観覧してその作品のスケールの大きさに驚きましたが、お寺の中に収まった彼の作品は所を得たかのように輝いていました。

 

また、「伊豆文」の旧屋敷の中を見て回れたのもラッキーでした。ここは松崎地区のご高齢の方のボランティアが活動しているんだそうです。ひととおり案内してくれました。

 

 

江月院 曹洞宗 聖観世音菩薩

道部の第十番札所、福寿山・江月院は昔豪族の奈倉氏が建てた念仏堂だったそうである。現在、このお堂を管理している山本さんのお宅の前に堂々たる石垣の屋敷があるが、この屋敷がかつての奈倉氏の屋敷であったという。 

江月院

松崎橋を渡って岩科川の左岸に渡ると、そこは那珂川と合流して海に注ぐ河口にほど近い。河口に向って国道136号の坂を少し北へ上がった左手に細い石段が続いていた。先日の台風で落とされたか、足元に青い椎の実がたくさん転がっている。

 

<――江月院

 

前方にお墓が見えてきて足下が踊場のような所に上がれば、右にお地蔵さまが立ち、左にも石段が伸びて、その先に江月院があった。扉はカギが掛っており、格子の隙間からは、後ほど管理人さんから頂くことになる額入りのコピー写真が見えた。行基作といわれる聖観音立像だ。 

 

実物はこのお堂に収められており、来年のご開帳を待たなければ拝観出来ない。今はただ格子扉の前で般若心経を唱えるしかない。我ながら前回の巡礼時より暗唱が上達したように思われる。従って、声が堂々としてきた。でも、頭の中で、まだ文字を探しながら発声している部分がある。

 

お堂に管理人のお宅の案内図板が張りつけてあった。松崎橋の近くだ。石段を踊場まで下り、更に下から真っすぐに続いている墓地へと上る。墓石群は奈倉家の墓だそうである。如意輪観音の石像があるそうだが、確認出来なかった。 

 

橋の手前から岩科川の左岸をゆき、管理人の山本さんからご朱印を頂く。お宅の前の立派な石垣の中は、現在は奈倉氏とは別人の事業家の所有になっているそうだ。この裏にある道部神社はこの事業家が勧進した神社で、毎年ここで三番叟が奉納されるという。

道部神社

 

 

道部神社

 

 

 

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