水車小屋の風景

1 ギンジロバンジョさんの水車小屋

 

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中澤正夫さんの作品

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森の水車

(昭和17年)

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美しき水車小屋の娘

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ギンジロバンジョ(中澤正夫)さんの作品を手に入れました。実は知人からお借りしたもので、知人のご母堂様に作者が献上した作品集です。

唐沢の食事処「魚庵」の2階には彼の作品が幾つか展示されています。その中の殆どが今回お借りした作品集の中にありました。この作品集は稲取の風俗や風習が文章と絵で歳時記風にまとめられたものです。特に、その絵は昔の稲取の情景を懐かしく温かく説明してくれています。

かつて稲取大川の川端では水車が回っていたそうですが、とりわけ、水車の絵をこの作品集の中に見つけて感激いたしました。川が流れ、田んぼがあって野原がある、当時の大川端の様子が漫画風に描かれています。

ただ、この絵の中の水車は橋の大川端の海側に描かれています。私が聞いていたのは橋の山側でしたので、ちょっと意外でした。大川端の全体的なイメージからしても、山側にあったほうがしっくりするような気がします。或いは描かれた構図が作者の心象風景だったのかも知れませんが。

 

 

森の水車 作詞 清水みのる 作曲 米山正夫

 

1 緑の森の彼方から 陽気な歌が聞えます
  あれは水車のまわる音 耳をすましてお聞きなさい
  コトコト コットン  コトコト コットン
 
 ファミレドシドレミファ コトコト コットン
 
 コトコト コットン 仕事にはげみましょう
 
 コトコト コットン コトコト コットン
 
 いつの日か  楽しい春がやって来る


2 雨の降る日も風の夜も 森の水車は休みなく
  粉挽臼の拍子取り 愉快な唄をつづけます
  コトコト コットン コトコト コットン
  ファミレドシドレミファ コトコト コットン
  コトコト コットン 仕事にはげみましょう
  コトコト コットン コトコト コットン
  いつの日か 楽しい春がやって来る


3 もしもあなたが怠けたり 遊んでいたくなったとき
  森の水車の歌声を ひとり静かにお聞きなさい
  コトコト コットン コトコト コットン
  ファミレドシドレミファ コトコト コットン
  コトコト コットン 仕事にはげみましょう
  コトコト コットン コトコト コットン
  いつの日か 楽しい春がやって来る

 

 

 

ヴィルヘルム・ミューラーの詩

じっと休むのを嫌い

一生飽きずに回り続ける水車

あれほど重い石臼さえそうだ、石臼さえ!

元気に列を作って踊っては

もっと速くなろうとする石臼

・・・・・・・・・・・・・・・・・

全ての石臼を回せたら、

あの美しい水車小屋の娘は

僕の誠実な気持ちに気づいてくれるだろうに。

 

遍歴する水車屋の職人が美しい娘に恋をし,娘の心変りのため小川に身を投じてしまう