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十八年目の春 |
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平川町の菓子屋の蔵の地下から白骨が出て来た。その白骨を近所の老松屋の主人が自分の娘だと言い出して大騒ぎとなった。 |
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浅妻船さわぎ |
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麻布十番の飼葉屋の馬秣の中に見慣れない風呂敷包が突っ込まれていた。中は「浅妻船」の描かれた掛け軸だった。 |
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成田詣での旅 |
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るいの茶の師匠である寂々斎楓月が成田詣でに出かけたいと行ってきた。長助が走り回ってるいやお千絵など楓月にゆかりの総勢17名が成田詣でに出かけた。 |
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お石の縁談 |
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「かわせみ」の女中お石も十八歳となり、今ではすっかりお吉の片腕となっていた。長助がそのお石の縁談を持って来た。深川門前町にある薪炭問屋奥津屋の倅仙太郎が、お石を嫁に欲しいという。 |
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代々木野の金魚まつり |
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代々木に法要の手伝いに行ったお石が東吾と立ち寄った金魚まつりで不成者をやっつけた。お石は恥ずかしいから「かわせみ」のみんなには内緒にしてくれと東吾と約束したが・・・ |
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芋嵐の吹く頃 |
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お吉は「かわせみ」で用意する弁当用に神田飯田町にある大杉屋の曲物を使おうと考えていたが、東吾と一緒に川に落ちた老人を助けたのは、その大杉屋の倅であった。 |
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猫芸者おたま |
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「かわせみ」に滞在していた佐原の醤油造り屋の若旦那が金猫銀猫の芸者のおたまに夢中になった。そのおたまの弟の正太は悪事を働き八丁堀から追われていた。 |
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十三歳の仲人 |
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お石に生まれ故郷の野老沢から縁談が来た。その話を聞いていた大工の棟梁小源が梯子から落ちて怪我をした。麻太郎と千春が大活躍。 |