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江戸の初春 |
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江戸の町に疾風小僧なる盗人が跳梁する頃、かわせみに遠州からやって来た若い男が滞在していた。茶問屋駿河屋徳右衛門が外に生ませた子供だった。 |
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湯の宿 |
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かわせみを改装する間るいは嘉助とお吉を伴って箱根へ出かける。そんな時八丈島で島抜けがあった。逃げた罪人は復讐のため、嘉助と同じ元岡っ引きの治助を追って箱根へやってくる。 |
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桐の花散る |
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かわせみに滞在している多田屋吉右衛門は25年前愛娘をかわせみの桐の木の下で見失っていた。 |
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水郷から来た女 |
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江戸の町に子供の拐かしが続いて起こっている頃、狸穴の方月館に女剣士の道場破りやって来た。そしてなんと嘉助の孫娘お三代が拐かされた。 |
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風鈴が切れた |
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東吾は松浦方斉のところにやってくる女按摩のおみつに風鈴を買ってやる。だが、その亭主弥吉が女房の間男と思いこんで坊主を殺してしまった。 |
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女がひとり |
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東吾と香苗が雨宿りした軒端は、おかつとひもの市之助の逢い引きの最中だった。市之助と義理の弟与吉との間でどうしようもなかったおかつの一生。 |
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夏の夜ばなし |
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評判のよくない町医者がある夜拐かされ、化け物屋敷に連れて行かれた。数日後今度はその医者が殺された。 |
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女主人殺人事件 |
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女主人ばかりを狙う殺人が連続して起こった。その中で一人だけ得をするものがいた。そしてかわせみに眉目秀麗な武士が雨宿りした。 |
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山茶花は見た |
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万石屋に押し込みが入り、乳母の娘おきくの証言により賊が捕らえられた。しかしその盗賊が島抜けをしたため、おきくはかわせみに預けられることになった。 |
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女難剣難 |
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源三郎が水戸の豪商の娘から見初められた。その頃江戸の町には凶悪な掏摸が横行していた。そして源三郎が懇意にしていた両替商大口屋清兵衛が犠牲になってしまった。 |
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江戸の怪猫 |
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芸者の鶴次が賭をして吾妻橋から大川に飛び込んだ。それを見物していた船の上で、寄合茶屋の主人が吹き矢で殺された。 |
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鴉を飼う女 |
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東吾は鴉を連れた女を助けた。娘の父親は鴉を使う芸人だが数日前に殺されていた。協力してくれた花魁が殺され、東吾はるいに内緒の墓を建てることになった。 |
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鬼女 |
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呉服屋の主人津田屋五兵衛は婿養子だが、ある日突然行く方知れずになってしまった。その頃、千駄ヶ谷村で文治郎という男が殺されていた。 |
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ぼてふり安 |
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ぼてふりの安吉はこともあろうに女郎を女房にするため、自分の娘おいちを売ってしまう。ちょうどその頃、江戸の町には連夜の辻斬りが出没していた。 |
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人は見かけに |
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かわせみに宿を求めた男と女。女は大きなお腹を抱え、江戸にいる子供の父親を探していた。一緒にいる男は、旅の途中で道連れになった飾り職人だった。 |
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夕涼み殺人事件 |
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夕涼みの男と女が殺される事件が続発した。そして松浦屋の倅伊兵衛と芸者が殺された。目撃したのは、麦湯売りのおたよだった。 |