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尾花茶屋の娘 |
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かわせみでは蔵前の料理茶屋尾花屋から頼まれて旗本の三男坊建石捨三郎を預かることになった。兄嫁と間違いをおこして家を出されたというのだ。その捨三郎を訪ねて尾花屋の娘がやって来た。 |
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雨月 |
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東吾とるいは宗太郎に誘われて菊見に行った帰りに長慶寺で一人の男を見かけた。子供の頃、火事で生き別れになった兄を捜しているという。 |
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伊勢屋の子守 |
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おてるは伊勢屋の子守をしているが、子供をほったらかして遊びほうけてばかりいた。ある日子供の万太郎が行き方知れずになった。そして今度はおてるまでいなくなってしまった。 |
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白い影法師 |
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深い霧の夜、松浦方斉と東吾は追われている盗賊と行き合わせたが、霧のため逃げられてしまった。翌日、その盗人らしい男が殺されているのが見つかった。 |
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梅の咲く日 |
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かわせみに泊まっている徳兵衛は三十年前に捨てた息子に会いにやって来たのだが・・その息子の徳松は天神様の門前で小料理屋をやっていた。 |
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矢大臣殺し |
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深川佐賀町の布袋屋という一杯飲み屋で名主の倅の徳太郎が殺された。東吾は布袋屋に居合わせた同じ長屋の住人達を調べ始めた。 |
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春の鬼 |
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深川の町役人とその娘の総勢八名が川口の善光寺にお参りに行った。その帰り一番年若の高橋新左衛門と猿江町の町役人志保井茂右衛門の娘お妙が心中した。 |
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百千鳥の琴 |
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五井兵馬の妹和世は出家して尼になり、和光尼と名乗り、ある日るいに琴を無心にやってきた。和光尼が琴を教えている目の不自由な女のために欲しいと言う。その女の亭主が殺された。 |