「倉の中」の主な変更点は、登場人物の名前がくみからとみに変更。


倉の中
変更点
瞼の裏に小さな腫物が出来ているのをメスで切り メスで→削除
昔は八丁堀で鬼と仇名のあった同心の娘であり 与力→同心
神田と大川端は、乗ってしまえばそれほど遠いわけでもない。 追加
清七親分が、るいさんにちょっと聞きてえことがあるっていうんで さん→削除
るいが元八丁堀同心の娘というので、 与力→同心
続いて人の落ちたような気配が致しましたから・・・・・・」 地面に地ひびきが→人の落ちたような気配
九十ぐらいまで長生きするんじゃねえかというんです」 ないか→ねえか
あの夜、母が腰を強く打ちまして、熱を出し 発し→出し
が下った頃を見はからって、るいは宿帳を持って、娘の部屋へ行った。 食膳→膳
住いは川越で、名はとみと、 くみ→とみ
(以後すべて「とみ」に変更)
神田の伊勢屋さんに奉公していました喜三郎という者の いた→いました
東吾が居候をしているの神林通之進の屋敷には 先→兄
「いや
 るいが叫び、東吾の背へ顔をかくすようにした。
「いやッ」→「いやっ」
一つ家に住みながら亭主を寄せつけなかったっていうんです・・・・・・ と、その、なにしなかったっていうんです→変更
世間の噂では、半兵衛は女房をもらってからも、 世間が異常だと思ったのは→変更
三度の飯は母親とさしむかいで食べ、女房は奉公人と一緒だったという。 入浴は必ず母親と一緒だったことである。→変更
奉公人が喋ったんで、世間に知れましたが たまりかねて、内儀さんが喋ったんで→変更
で木剣の素振りをしていた東吾のところへ 河原→庭
素振り稽古→素振りを
年寄のことで、いつも、むこうへひと晩、泊るんだそうで 隠居は体が弱いので→年寄のことで
暮六ツ(午後五時)に帳尻を合せると帰り 追加
半兵衛はへりくだった挨拶をしたが へり下った→へりくだった
そうであろう。半兵衛・・・・・・ 削除
るいにを結ばせていた。 紐→帯


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