秋の蛍 |
新 |
変更点 |
八丁堀から駆けつけて来てくれた東吾の心が嬉しくて、 |
駈けつけて→駆けつけて |
「若先生がおいでになった時が、山でございましたよ。 |
東吾様→若先生 |
「あなた、東吾様が……」 |
さん→様 |
「通之進様は、随分と心配されていましたぞ。 |
どの→様 |
通之進様には、御案じなくと報告しておきました」 |
どの→様 |
まだ、賊の見当もつかないのか」 |
ホシ→賊 |
二年前までは八丁堀でも腕ききの捕方である。 |
岡っ引→捕方 |
「おや、若先生……」 |
若旦那様 |
一人娘で兄弟のなかったせいもある。 |
一人っ子 |
「おとがめはございませんでした?」 |
削除 |
「ちどりの間です。お糸さんですよ」 |
萩→ちどり |
町木戸は必ず日暮れの四ツ(午後十時)に閉め、 |
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兄嫁の迎えで、兄の居間へ行ってみると、そこに畝源三郎が来ていた。 |
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他に、兄の配下の同心が二人額を集めている。 |
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大抵は早舟を仕立てて、いきなり目的の舟に近づいて鉤縄をかけ、 |
鈎→鉤 |
「かわせみ」の二階へかけ上って、ちどりの間の襖をあけると、 |
萩→ちどり |
両手両足を紐で結び合され、手拭で猿ぐつわまでされている。 |
合わされ→合わされ |
長年、定廻りの旦那の小者をつとめていた勘である。 |
八丁堀の御用聞→定廻りの旦那の小者 |
最初、ちどりの間に宿帳を持って行った時、 |
萩→ちどり |
まず自分達にかかわりのある八丁堀の同心やその配下の顔は知っているのが常識であった。 |
岡っ引→その配下 |
ちどりの間の親娘をあやしいと思い、 |
萩→ちどり |
ただ、岡っ引の勘にまかせて、 |
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かつてるいの父、八丁堀同心、 |
与力→同心 |
だが礫以外に得物はなかった。 |
獲物→得物 |
嘉助も顔見知りの、この辺りの岡っ引、長助であった。 |
仙吉→長助 |
誰かっ、舟が流れたっ……お三代が乗ってるんだ」 |
ッ→っ |
潮の加減か小舟はすいこまれるように海へむいていた。 |
むかっていた→むいていた |
七名の中、主だった五名は断罪、二名は遠島という。 |
九名→七名、四名→二名 |