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「鴉を飼う女」で特に大きな変更はありませんでしたが、八丁堀が奉行所に変更となっています。 |
鴉を飼う女 | |
新 | 変更点 |
鉄砲洲のほうから来て、東吾は高橋を渡って、「かわせみ」へ行こうとしていた。 | 小橋→高橋 |
「馬鹿者っ」 傘で東吾は男の頭を打った。 | ッ→っ |
「かん・・・・・・かんざぶろう・・・・・・」 | かん三郎→かんざぶろう |
お絹が近所へ買い物に出かけたのが、八ツ(午後二時)少し前で、 | 追加 |
もう、起き上って、朝餉も終ったところだというので、 | 食事→朝餉 |
「いや、俺は八丁堀の役人ではないが、友人には町廻りの旦那もいる。 | 旦那→役人 |
鴉の勘三郎を連れて行ったのは一人で奉行所へ行くのが心細かったためだという。 | 八丁堀→奉行所 |
畝源三郎は自分の家の小者と、別にお手先を一人連れていた。 | 若党→小者 |
「念のために、かわせみへおいて行きます」 | 『かわせみ』→かわせみ 以後変更 |
「一昨日、ここへ来たそうだな」 | あったそうだな→ここへ来たそうだな |
削除 | |
渋茶にも手をつけず、東吾と源三郎は腰を上げた。 | を二杯飲んで→にも手をつけず |
「猪之松がお絹を殺そうとしたのは、奉行所へ訴えに行くとわかったからですか」 | 八丁堀→奉行所 |
まだ初会で女の部屋に通るわけには行かない。 | 初回→初会 |
東吾は夜具の中に腹這いになったまま、女が渡してくれた吸いつけ煙草を |
削除 |
「いいや。袖ふり合うも他生の縁という奴だ」 | ふれ合う→ふり合う |
「文七さんは、明け六ツ(午前六時)に、ここを出て去なんした」 | 追加 |
翌日、東吾が八丁堀へ帰って来たのは辰の刻(午前八時)に近かった。 | 追加 |
「文七が、家へ帰ったのは、五ツ半(午前九時)すぎだそうです。 | 追加 |
明け六ツ(午前六時)に吉原を出て、 | 追加 |
「かわせみの嘉助が来ていますが、こちらへまわってもらってよろしいかしら」 | 『かわせみ』→かわせみ こっち→こちら |
六本の鎌を持つ巨大なかまきりのようである。 | 斧→鎌 |
絶叫の中で、東吾は何本かの出刃を太刀で叩き落していた。 | 大刀→太刀 |
「勘三郎のせいなんだ。ちょうど、あいつが彦三の肩にとまったような恰好で・・・・・・」 | 嘉助→彦三 |
文七の勘が当って、ちょうと、お絹は鴉達に餌をやり、 | ちょうと(ちょうどの校正ミスと思われます) |