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「江戸の初春」では神林家の用人が大久保喜平から鈴木彦兵衛に変っており、東吾が源さんとすすった夜鳴きうどんが夜鳴き蕎麦に変っています。 |
江戸の初春 | |
新 | 変更点 |
東吾のために、年始廻りの |
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神林家に奉公している用人の鈴木彦兵衛などは東吾の晴れ姿に嬉し涙さえ浮かべて | 大久保喜平→鈴木彦兵衛 |
彦兵衛はいそいそといったが、内心、東吾は考え込んだ。 | 喜平→彦兵衛 |
土間に猿廻しの男が立って |
男が立って、太鼓を鳴らし烏帽子に→男が立って太鼓を鳴らし、 |
万歳とか猿廻しとか、正月に廻ってくる芸人達には | 万才→万歳 |
知らぬ仲ではないので、居間へ案内し、嘉助がすぐ宿帳を持ってくる。 | るいの部屋→居間 |
京橋の呉服屋で村越屋八郎右衛門というのを襲って | 越後屋→村越屋 |
律儀に、役人らしくない挨拶をして源三郎が帰ってから | 八丁堀同心→役人 |
江戸の町は、どこも正月気分で、獅子舞が通り、万歳が行く。 | 万才→万歳 |
「かわせみで聞いたんだ。猿廻しが・・・・・・かわせみへ毎年来る | 『かわせみ』→かわせみ |
「手むかったの |
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「番頭が戸をあけたということはないの |
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「つかぬことを聞くが、疾風小僧の一味が押し込む前に、当家に猿廻しが来た筈だが」 | うかがいます→聞く 御当家→当家 ですが→だが |
そうした相続争いに巻き込まれたくないと思ったからだろうと | 財産→相続 |
「当家の茶は遠州物で旨いときいて来たのだが、それでは |
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るいのほうは、再び、真っ赤になった。 | 真赤→真っ赤 |
腹ごしらえに夜啼き蕎麦を食べながら、そんな話を低声でしていた東吾がふと黙ったのは、夜啼き蕎麦の親父が屋台をすえている川っぷちの、その狭い川向うに女が立っていたからである。 | うどん→蕎麦 |
東吾は川っぷちへ顔をそむけて蕎麦をたぐった。 | うどんをすすり込んだ→蕎麦をたぐった |
やむなく、東吾は磯松を駿河屋へ残してお今を尾行した。 | 止むなく→やむなく |
初午まで、あと幾日という「かわせみ」の居間はもう春らしい陽の光がさし込んで、 | 節分→初午 |