「七夕の客」は特に大きい変更はなし。


七夕の客
変更点
なんとか五年になりましたから御常連のお客様にせめて手拭一筋 手拭い→手拭
兄嫁の父の公務出張のお供をして長崎へ行っていたから 兄→兄嫁の父
「かわせみ」では二階の奥に廊下を中にして梅の間と松の間が向い合っている。 向合って→向い合って
そのお二人が互いに口をきいたり 追加
人品骨柄卑しくないなら、どうだってんだ から→なら
をおいて、東吾は宿帳を繰った。 杯→盃
東吾も、なんとなしに気になった。 なんとはなしに→なんとなしに
植木屋、岩竹の家は霊厳島にある。 村→町
この先の下り酒問屋で三善屋という大店がございます」 酒屋→酒問屋
吉原のお職を身請けして 見受け→身請け
富島町から川口町を抜けて亀島橋を渡っても屋敷まで 富島橋→亀島橋
(以後は全て亀島橋)
兄の屋敷に出入りしている深川の長助親分の下っ引で 削除
井戸端へ行って汗を流していると、手拭を持って香苗が出て来た。 手拭い→手拭
外から帰ってきた長助の女房の話は意外であった。 追加
そんな言い方で、東吾は岩吉に訊ねた。 新装版の校正ミス
訊ねたが訪ねたになっている。
岩吉は、ほろ苦く笑った。 苦っぽろく→ほろ苦く
手証がなくて、野放しになっていたんですが……」 いたが→いたんですが
今日も、初秋の陽は強い。 夏→初秋


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