鬼怒川温泉
鬼怒川御苑
若竹の庄
鬼怒川温泉
清しき人の宿
鬼怒川御苑
1997.4(宿泊)
はじめに

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旅館の全景
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今まで何度鬼怒川温泉を通っただろう?
以前一度泊まった事があるが、その時の旅館が宿泊代金が安かったせいもあるのだが、余り良い
印象ではなかった。鬼怒川と云えばやはり関東では1、2を争うほどの温泉地である。一度ゆっくり
訪ねたいと思っていた。今回は三春の滝桜を見ての帰りに泊まるということなので候補地は鬼怒川、
塩原、那須温泉等あったが、後の2つは最近泊まっているので鬼怒川温泉ということにする。
鬼怒川御苑は普通泊まると一万五千円程度するが、たまたま日本旅行会の25周年記念で、4月は
2割引になるということでこの機会に泊まってみようと思い決めたのであった。
旅館にて

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部屋
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鬼怒川御苑は
温泉街の真ん中辺りに建っているなかなか立派な造りの
旅館であった。車から荷物を持って玄関にはいると、入り口に「酒類の持ち込みはご遠慮ください」
という掲示がしてある。荷物の中に携行している酒類が有ったが今更車に持って帰れないのでそのまま入る。
旅館の中はロビーが広々として調度品も豪華な感じであり、立っている仲居さん達が一人一人頭を
下げて「いらっしゃいませ」という姿も風情があって雰囲気がよい。やはり旅館のサービスも値段に
よって異なるのであろうか。 通された部屋は8階で下を流れる川や対岸の旅館群、遠くの山々が良く
見え景色もなかなか素晴らしいところであった。下を見ていると旅館から川の方に突き出るような
感じで東屋風の家が建っているのが見えた。よく見ると側に露天風呂らしきものがある。この旅館自慢
の露天露天風呂であった。窓から浴槽が良く見えるということは男性用のものであろう。夕食まで
十分時間が有ったので早速風呂にはいることにする。
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露天風呂
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大浴場と
露天風呂とは別々の場所なので、先ず露天風呂に入る
事にする。本館から渡り廊下を暫く歩くと例の東屋風の建物の入り口に着く。一番手前が貸切用の
露天風呂で金5000円也とか、その奥に男性用、一番奥に女性用と続いている。即ち旅館の
パンフレットなどによく載せられている写真の露天風呂である。ここは露天風呂だけなのだが
結構立派な脱衣場がある。服を脱いで浴槽に立つと未だ少し肌寒い風が川から吹き上げてきた。
急いで湯船に身を沈めることにする。浴槽からの景色は抜群であり、下を流れる川、川向こうに
広がる山々、鬼怒川の温泉街などが、パノラマの様に広がる。さすがここの旅館一番の売りだけ
あって、なかなか気分の良い露天風呂であった。湯質はアルカリ性単純泉というが、無色透明で
匂いもなく、さらっとしている感じであり、多分アルカリ度も低いのではないかと思われる。
先客もなく露天風呂を独り占めにしていると、やはり鼻歌を唄いたくなってくる。
何の関係も無い「知床旅情」など口ずさみながら景色を眺める!!! いうなれば最高のひととき
である。
夕食は
部屋に運ばれて来るという方式で、ゆっくり食事が
出来るのがよい。料理も手の掛かったものもあり、品数も多く冷蔵庫に在るビールや持ってきた
酒を飲み、料理を食べるとお腹が一杯になってしまった。連れも大満足で「お腹一杯」と云いながら、
ごろりと横になる始末である。
朝、
目が覚め窓を開けると天気は正に日本晴れで、
前の山がくっきりと青い空に聳えていた。朝風呂も露天風呂からということで、風呂に入りに行く。
朝の清々しい風を感じながら風呂に入っているのは、「極楽極楽」の気分である。見上げると旅館の
窓の殆どが見える。ということは見下ろされているという事であるが、気にしない気にしないの気分である。
露天風呂から大浴場へと風呂のはしごをする。大浴場もその名の通り広々として、浴場の前に大きな
ガラスが入れてあって展望も良くゆったりと入浴出来た。 朝食はバイキングでやはり昨日泊まった
土湯温泉の「向滝」と比べる値段の分出された料理にグレードの差を感じざるを得ない。昨日の
土湯温泉での食べ過ぎ゙に懲りたので今朝は皿に取る量を加減する。最後にコーヒーを貰って窓際に
移動し風景を眺めながらのアフター・ブレックファーストと洒落る。
満足度:風呂**** 料理*** 部屋*** 接客***
施設の概要
所在地 塩谷郡藤原町藤原1−1 0288-77-1070
交通 ・東武鬼怒川線鬼怒川温泉駅から、ダイヤルバス
施設 建物
鉄筋9階建 225室
浴室
大浴場 露天風呂
駐車場
350台
泉質 アルカリ性単純泉 34〜53度
効能 神経痛・胃腸病・火傷・痔疾・外傷・病後回復・関節炎など
宿泊料金 12000〜20000円
日帰り利用料金 1200円 日帰り営業時間 10:00〜15:00