2016年度 奥山順市 作品

  
弁士パフォーマンス実験映画
  
 題名『生ヒルム裏』




フォーマット 16mm(オリジナル)
上映時間
11分



この画像の文字は、予告編だけに挿入。





<作品コメント>
 フィルムのハレーション防止層についての実験映画である。





現像で消失してしまうハレーション防止層をスクリーンに映すことなど、通常は無い。


だから作者は、どうしてもそれをスクリーン上で観たいと思った。



しかし、この層がベース側にあるフィルムは、だいぶ前に生産中止になっている。

八方手を尽くし、なんとか半世紀ほど前の16ミリ生フィルム(400ft)を入手。




そして、<映画フィルム考古学>という切り口で制作を行った。






作者は、<語り・唄・効果音>の弁士としても登壇。




また、現代では完全に忘れ去られてしまった [ヒルム] という フィルム呼称も復活。













・・・・・・<映写時の注意事項>・・・・・・

@ 上映用16mmフィルムは、未現像でオリジナルの為、 クリーニング絶対禁止!(画が消えてしまう)。


A フォーカスは、カウントリーダーで合わせる事。


B 弁士がいない時は、16mmフィルムの上映は不可(サイレントの為)。
その際は、活弁トーキー版『生ヒルム裏』(デジタル)を上映の事。





























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