奥山順市実験映画 /// Okuyama Jun'ichi's//i /Experimental/movie


実験映画
「一秒の一コマ」
2012・ビデオ・6分
一般的なビデオ映画の時間(一秒三十コマ)とフリップブックのパラパラ画像。 原初的映画体験から動画の時間軸を認識する。

「サンドイッチ」
1998・ビデオ・6分
2本の生フィルムに紙テープを挟んでサンドイッチ撮影を行なった。 何故、不透明だった紙テープが撮影すると透けるのか? フィルムの持つ謎の一つに迫る。

ライブの実験映画
「ヒューマン・フリッカー」
 再演:2012年9月22日・OHP×2・ビデオ×2・4分
(初演:1975年6月東京・16mm×2・4分 )
2台の映写機の前に立つ、うちわを持った男。 シャッターマンと呼ばれたその男は、うちわを使って映写機の光を開閉し始める。 スクリーンでは、目がウインクを開始。

「映画のフレームラインと送り穴」
初演:2012年9月22日・16mm×1・10分
これは、2つの異なる長さに分割したカウントリーダーフィルムを重ねて見る作品だ。 作者は上映フィルムの変化とともに、フィルムや映写機を手でコントロールする。
観客は、普通は映写機の中に隠されているフレームラインや送り穴を同時に見ることができる。

「皮透かし」
 初演:2012年9月22日・ビデオ×2・16mm×1・4分
フィルムの様なものを、身の回りで探し始める。 そして、フルーツの皮を剥き、映画フィルムのように細長くカットした。
果物の皮は16mm映写機を通過し、直接スクリーンに投影され動画となる。

実験映画作家 奥山順市
東京生まれ。10代の頃より実験映画の制作を始める。
一貫してフィルムの映画にこだわり、撮影機や映写機、 フイルムのマテリアル感や現像プロセス等からテーマを導き出す作風だ。
主な作品:「MU」(’64)、「BANG VOYAGE」(’68)、「映画」(’75)、「我が映画旋律」(’80)、 「浸透画」(’94)、「エマルション・ペインター」(’09)。






奥山順市のマイフレーム表紙

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