読書感想ひとこと
新年二日の箱根駅伝。五区を走った東洋大学の柏原君はすごかったですね。
山登りで六人抜き。まさに快走でした。毎年駅伝を見ていますがまたしても元気をもらいました。
本年もよろしくお願いします。
さて、今回は昨年読んで印象に残った本の感想を、ということで、
まず一冊目は、池上永一さんの「テンペスト
」。大河ドラマでしたね。
文章にリズム感があって、音楽のような、流れるような物語でした。
素晴らしい!おもしろい!相変わらず読ませてくれました。
そして有川浩さんの「フリーター、家を買う。
」。
初めて読んで知りましたが、この方は女性だったのですね。
文章がいい感じです。袋を開けたてのおかきのように
パリッとしていて、気っぷがいい。勢いで「阪急電車
」も読みました。
「図書館戦争
」も機会があったら読みたいです。
真保裕一さん「デパートへ行こう!
」。真保さんのこういうのも好きです。
ハードボイルドすぎないところが。ほろっとしました。
東野圭吾さん「赤い指
」。これが加賀恭一郎シリーズ!と思った一作です。
これはかっこいいです。刑事としての手腕もですが、最後の最後で泣かせます。
それから三浦しおんさん「神去なあなあ日常
」。これは楽しい!
都会からやってきた主人公が山奥の村で林業に携わる話なのですが、
これは素直に楽しいです。読むと幸せな気分になります。
田辺青蛙さん「生き屏風
」。ホラー文庫から出ていますが恐くはないです。
皐月という妖鬼が村の人間と普通に共生しているのでファンタジーと言えなくもない気がします。
日本昔話のように素朴です。いい作家さんに出会いました。
あとコミックで岩本ナオさんの「町でうわさの天狗の子
」。
これも共生しています。違和感もなく見事に自然に。人間と天狗の間に生まれた女の子の
青春・恋愛ものです。かわいくて楽しくて飽きないです。
最後はDVDの「ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム〜アイリッシュ・ソウルを求めて
」。
これはCDでも出ていて既に聴いていたので後回しにしていたのですが案の定DVDの方がよかったです。
アイルランドの国の美しい映像と演奏者たちがぎっしりつまっているので、
アイルランド音楽大好き人間にはたまらない一枚です。
こんなところで。
以上、感想ひとことでした。
<2010.01.15 vol.115>