Guitar Graphic

ネックをボディに組み込んでいるところ。
一本ずつ慎重に微調整をしながら行われる。
(拡大写真)

頼りになるのは長年の経験に裏打ちされた
クラフトマンの"手"だけだ。(拡大写真)

フレットの高さを調整している。
ボディを削る以外は、ほとんどの作業は
このように手で行われている。(拡大写真)
ナッシュビルは
アメリカ
音楽の都だ
 今回の旅の目的は、「サターンで訪ねるアメリカ文化」というWeb CGの取材である。以前から、編集長と「車と音楽」をテーマにした取材をやりたいね。と話しをしていた。彼も古いレコードやギターが大好きな音楽オタクだ。
 サターンの工場はテネシー州にあるし、州都ナッシュビルはカントリー・ミュージックのホームタウンだ。
 サターンをドライブしながら アメリカ音楽に触れてみるというのは楽しそうだ。すでに、ボクの頭の中では30年間も憧れ続けたギブソンの工場に行けるかもしれないという期待が膨らんできたのであった。
 8月某日、ボクたちはの乗った飛行機はナッシュビル国際空港に着陸した。ボクを迎えてくれたのは、空港ロビーのギブソンのショーケースだった。「B.B.King“Lucille” とES165 」 が飾ってあった。思わず編集長に「やっぱりナッシュビルだねぇ」と言ってしまう。彼は頷いてくれた。同好の士とはこういうものだ。
 今回の取材とは別に、ボクには個人的な目的があった。ナッシュビルで60年代製のレス・ポールかES335を捜すことだ。新しいギターは日本でも買うことはできるのだが、ヴィンテージとなるとなかなか良いものに出会えない。もちろん予算次第では最高のギターを手に入れることは可能なのだが、ボクの予算は限られている。ギブソン・ギターの聖地、ナッシュビルで憧れていた時代のギターに出会えることを願っていた。有名なギターショップ「グルーンギターズ」のアドレスはすでに持っている。

 南部テネシー州の州都、ナッシュビルと聞いてどんな音楽を連想するだろう?
 ほとんどの人がカントリー・ミュージックと答えるだろう。この町で生まれた「ナッシュビル・サウンド」とよばれるカントリー・ミュージックは、間違いなくアメリカを代表する音楽のひとつだ。ナッシュビルは、カントリー・ミュージックの中心地として観光地でもある。音楽三味のドライブも楽しいはずだ。
 メンフィスまで200マイルドライブすれば、ロバート・ジョンソン、マディーウォターズに代表される泥臭いブルースに触れることもできる。ギブソン社では、メンフィスのブルース発祥の地といわれるビールストリートで、ES335などのセミアコースティックの製造行程を見ることができる「ブルース・ショーケース」をオープンするそうだ。(すでにオープンしている予定)
 ナッシュビル郊外にも(ダウンタウンから30分程度のドライブ)、「ギブソン・ブルーグラスイン」でマンドリンとバンジョーの製造行程を見学することができる。アコースティックギターやノベルティの販売、食事をしながらのライブも楽しめる。時間があればさらに500マイルのドライブでニューオリンズのデキシーランド・ジャズを楽しむこともできる。ナッシュビルを起点にメンフィスなら1泊2日、ニューオリンズなら2泊3日の予定で往復可能だ。
 ナッシュビルは、こじんまりした町だである。音楽の都をドライブするのに時間はかからない。短時間で目的地まで行けるからだ。おもな見どころは、(あなたが音楽ファンであることが前提となるが)ダウンタウンの西2kmのところにあるミュージック・ロウ地区だ。普通の住宅地のようなところに、レコード会社やレコーディングスタジオが点々と存在している。かつては全米で発売されるレコードの半数以上がここでつくられていた時代もあったほどだ。
 中でもRCAスタジオBは、チェット・アトキンス、ドリー・パートン、エベリー・プラザーズなどがレコーディングをし、プレスリーもここで50曲を録音し、数々のヒットを生み出した。50年代の音をつくったスタジオといえる。現在、内部は改装され、レコーディングが行われる様子を見ることもできる。(行く前に確認が必要と思われる)ミュージック・ロウいちばんの見どころは、歴代のカントリー・ミュージックのスターたちの楽器や衣装や車などを展示している「カントリー・ミュージック・ホール・オブ・フェイム」。絶対に見逃せないのは、ギブソン・ギターのコレクションだ。ギブソン・ギターの変遷を見ることができる。プレスリーのゴールドのキャデラックも展示されていた。ナッシュビルの詳しい情報は Web CG「サターンで走るアメリカ文化/ミュージックシティを訪ねる」を見ていただきたい。各所のアドレスも確認できるはずだ。NEXT>>>
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