「この部屋は窓が東をむいて、日の出が見えて好きなの。遠くに横たわっているあの丘のむこうから、朝日が昇って、モミの森のとがった天辺をぬけて輝いてくる。すばらしい光景よ。太陽は毎朝、毎朝、違うの。生まれたての朝日を浴びると、まさに魂が洗われる気がするわ」
『赤毛のアン』第33章
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早起きをして、昇ってくる新しい太陽を見る。私はカナダから帰国して以来、時差ボケで夜明け前に目が覚めるので、朝日を眺めます。すると、「今日は新しい一日、きっと良い一日」と信じられるのです。今夜は早く寝て、明日、あなたも朝日を見ませんか?
松本侑子
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『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用/2001.10.21. |