幸せになる『赤毛のアン』の言葉−162                    松本侑子ホームページ

「この部屋は窓が東をむいて、日の出が見えて好きなの。遠くに横たわっているあの丘のむこうから、朝日が昇って、モミの森のとがった天辺をぬけて輝いてくる。すばらしい光景よ。太陽は毎朝、毎朝、違うの。生まれたての朝日を浴びると、まさに魂が洗われる気がするわ」

                        
『赤毛のアン』第33章 

 早起きをして、昇ってくる新しい太陽を見る。私はカナダから帰国して以来、時差ボケで夜明け前に目が覚めるので、朝日を眺めます。すると、「今日は新しい一日、きっと良い一日」と信じられるのです。今夜は早く寝て、明日、あなたも朝日を見ませんか?

松本侑子 


『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用/2001.10.21.