幸せになる『赤毛のアン』の言葉−121                    松本侑子ホームページ

「ルビー・ギリスったら、恋人のことしか頭にないのよ」アンは軽蔑するように言った。

                        
『赤毛のアン』第26章 アンが語るシーン

 本当に人を好きになると、その人のことばかり考えている時期があります。私も二十一歳のころそうでした。しかし、まだ恋を知らないアンはわからないのです。
 もっともルビー・ギリスは、山ほど愛人を作りたがる軽薄な女の子ですが……。

松本侑子 


『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用/2001.6.10.