幸せになる『赤毛のアン』の言葉−77
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「ああ、マシュー、すばらしい朝ね。この光景は、神様がご自分の愉しみのために想像して造った世界のようだわ。樹氷で真っ白なあの樹も、ふうっ! と一吹きしたら、飛んでしまいそうね。白い霜のある世界に生まれてきて、本当に嬉しいわ。」
『赤毛のアン』第18章
霜のおりた朝、朝日に霜と雪がきらきら輝いています。寒さはものともしないで、霜の美しさに感激するアンです。
松本侑子
『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用/2001.2.27.