幸せになる『赤毛のアン』の言葉−39                     松本侑子ホームページ

「私が悪かったと言っても、それは嘘じゃないわ。だって今は、心から悪かったと思っているもの。」

                        
『赤毛のアン』第10章

 アンは、自分をけなしたリンド夫人に文句を言ったあと、地団駄ふんであばれた。でも一晩たち、言いすぎたと反省している。誰だって間違いはある。そんな時は、自分のしたことは悪かったと認め、そう人にも言えること。とても勇気がいるけれど、大切なことだ。次回は、おわびについて。
松本侑子


『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用。