幸せになる『赤毛のアン』の言葉−31                     松本侑子ホームページ

「マリラは良心の呵責にさいなまれた。この無言の訴えを退けたら最後、死ぬ日までこの子の顔がちらついて、頭から離れないだろう。」

                        
『赤毛のアン』第6章

 アンを手放そうとしたマリラは、アンの顔を見て、良心の呵責を感じる。そして引き取ろうと決心する。彼女は、自分の良心に恥じないように生きる。自分で気がとがめるようなことはしない。
松本侑子


『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用。