幸せになる『赤毛のアン』の言葉−14
松本侑子ホームページ
「今朝の私は、絶望のどん底ではないの。朝は、そんな気分になれないの。朝が来るって、すばらしいわね。」
『赤毛のアン』第4章
この前夜のアンは、引き取ってもらえないと知って泣き、絶望のどん底だったが、朝になって明るい朝日を浴びると、もう心を入れかえている。
夜はどんなに悩み、苦しみ、激しく泣いても、朝になったらニッコリほほえもう。そのために朝が来る。朝が来るって、本当にすばらしい。
松本侑子
『赤毛のアン』(集英社文庫、松本侑子訳、800円、2000年)より引用。