アンの青春の明日が輝く言葉 第25回

「お耳に入れるのが務めだと思いましてね、と言われたら、嫌なことを聞かされるから気をつけた方がいいわ」──『アンの青春』第7章

新任教師となったアンには、賞賛がよせられると同時に、批判も届きます。
新しいことを始めたり、めざましい成果をあげたりすると、反感をもつ人もあらわれるのです。おまけに、悪評をわざわざ聞かせたがる人もいます。
まっとうな批判は謙虚に受けとめなければなりません。
しかし嫉妬や悪意なら、アンの言うように、気をつけて聞きましょう。つまり、さらりと受け流して、忘れましょう。
あなたの耳に入らないほめ言葉が、本当はたくさんあるのですよ!

この言葉とコラムは、新刊エッセイ集『アンの青春の明日が輝く言葉』(松本侑子著、ディスカバー21、2002年5月発行、1200円)のp.18〜19に掲載しています。
暑い日が続きますね。どうぞお体を大切になさってください。(松本侑子)

『アンの青春』(モンゴメリ著、松本侑子訳、集英社)より引用。著作権保護のため、無断転載を厳禁します。

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