アンの言葉 NO.135

「夜の十一時に、電灯でまぶしいくらいに明るい街のレストランでアイスクリームを食べるのも、たまにはいいけど、ふだんはグリーン・ゲイブルズの東窓の部屋でぐすっり眠っている方がいいわ。眠っていても、私は分かっているの。外では星が光っていて、風が小川をわたって吹いてきて、モミをそよそよ揺らしていることを」

──『赤毛のアン』(松本侑子訳・集英社文庫)第29章

★初めて都会へ出かけたアン。夜十一時にレストランで甘いものを食べるような街のくらしも楽しいといいながら、やはりアンは自然を愛するカントリー・ガール。
 たとえ眠っていても、外は風がふき木々の梢はさやさやと歌をうたい、夜空が大きくひろがり、そこに星が光っているのです。それを体は感じています。

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