題辞の訳注
(1)彼女のゆくところ次々と花が咲きいづる/日々の務めを注意深く果たし歩(あゆ)んでいく道に/難儀で思うようにいかない我らの人生も/彼女とともにあれば美しい筋道をたどるであろう/ホィティアー(p2)……アメリカの農民詩人ジョン・グリーンリーフ・ホィティアー(1807〜92)の詩『丘のふところにて』第52節より引用。
町の美しい娘が村の農夫と結婚し、娘の明るさ、堅実な仕事ぶり、賢さが、農村の人々に良い影響を与え周囲に幸せをもたらす様子を描いた詩。
本書でのアンのキャラクターは、この詩の聡明なヒロイン像から示唆を得ている。[RW/In]
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